2014/09/02

2014.9.1(月)VOICE 憤懣本舗『大阪府のスポーツ施設を巡る憤懣』



VOICEが西に変わってからあんまり見てなかったけど、
番組始まる前から、既に信者が怒ってるツイを発見したんでw うちも見てみたら・・・( ・`ω・´)



西 靖:
今日は大阪府のスポーツ施設を巡る憤懣です。

こちらにありますけれども、今年2月に完成したばかりの新しい施設なんですが、
雨漏りなどの欠陥や施工不良が見つかっている事がVOICEの取材で分かりました。
それも一つや二つではありません。
何故、そのような事になったんでしょうか。


ナレーター:
大阪府立稲スポーツセンター
障害者福祉事業を行う施設として府が今年2月、新たに体育館、多目的室などを備えた建物を
およそ4億円掛けて建設しました。
北摂地域を中心に、一日200人が利用しているのですが・・・

利用者A:出来てから間もないので悲しいなっていう気持ちですねぇ。

利用者B:ここが使えんくなると困るからねぇ。


ナレーター:
完成して僅か半年の施設でさまざまな不具合が見つかっているというのです。
先月11日、スポーツセンターを視察した大阪府議会の宗清皇一議員。
障害者事業の運営状況を見に来たのですが、建物の状態に驚いたと言います。


宗清皇一議員:まず、もうこれここですねぇ。

記者:あっ、これ。ブロックとブロックの境目になってますけど。


宗清議員:
通常こんなんならないですよね。
繋ぎ目以外でも入ってますでしょ。繋ぎ目から横にずーっと入ってるでしょ。ここもクラック入ってるでしょ。


ナレーター:
コンクリートブロックに走る大きな亀裂、こうした亀裂が建物内部の壁などに、目立つものだけで10カ所以上あると言います。

宗清議員:これが新品の建物なのかっていう事なんですね。

ナレーター:
文化活動などに利用される多目的室に入ってみると、足の裏に違和感を覚えます。
どうも床に凹凸があるようです。
ビー玉を置いてみると、この通り傾いているようです。

中でも深刻なのが雨漏りです。

強い雨が降ると2階にある体育館の壁の隙間から雨水が入ってきて落ちてくるのです。

先月10日の台風11号の時など、確認されているだけでも、これまでに5回雨漏りが起きていると言います。


宗清議員:
やっぱり大阪府は自分とこが発注をした満足のいくものが出来てるのかどうかチェックした時にですね、
これは満足のいくもんでないと思いますよ。
だって、自分の家がね、建ったばっかりでこんなけクラックが入る、床が真っ直ぐでない、
利用者の方々に適切でないような施設だったらね、これはやっぱり怒ると思いますよ。
普通だったら激怒りすると思います。


ナレーター:
実は、このスポーツセンター三年前、当時の橋下知事が財政構造改革の対象として廃止を打ち出していました。


―VTR 2011年(当時知事) 会見
橋下:
あのー障害者の利用者の皆さんには、大変ご迷惑をお掛けしますが、
大阪府の役割と市町村の役割を明確化するという、
まぁこれは大きな方針の下に廃止の決定をしました。


ナレーター:これに対し、生き甲斐が奪われてしまうなどと障害者らが反対し存続を求めていました。


「障害児は泣いています。障害者は泣いています」


ナレーター:
議会で議論が重ねられた末、就任直後の松井知事が元の施設に隣接した場所に新たな施設を建設する事を決めたのです。
一度はなくなりかけただけに、現在の施設は障害者らの大きな期待を背負っているのですが、
その期待を裏切るところがあります。
例えば、車椅子用のトイレに設置された鏡、車椅子に乗った状態では顔が見えません


荷物や上着などを掛けるフックも車椅子から届く高さに設置されていないのです。



利用者:私たちぐらいの目線には、やっぱり立たれてないのかなとは思います。残念です。


ナレーター:
また、水道から茶色い砂のような物が出て来た為、大阪府が原因を調査していて、
現在、飲料水やシャワーなどが使用できません


稲スポーツセンターを守る会 水原和弘副代表:
せっかく喜んでたんがね、今こういう事になったんでね、大変な事だと思いますね。
ほんとに知事が言われた「安心して使ってください」のが今は安心が出来ないと。


ナレーター:
そもそも施設の安全性に問題はないのでしょうか。
この日、施設を診断した一級建設士によると、建物の構造に問題はないが、
公共建築物としては、例がないほど杜撰な施工がなされていると言います。


松田宏一 一級建築士:
全体的に施工上の問題、不具合、そういったところが際立ってます。
もう一工夫、もう少し丁寧に取り組めば、十分免れました。それだけに残念ですね。


ナレーター:
では、何故こうした問題が起きたのでしょうか。
工事を担当した業者が取材に応じました。


施工業者:
最後の仕上げで、やっぱり雑になってるのはご指摘の通りやと思います。
工期がなかったんで。
時間があれば十分それ出来たわけです。
せやからからそれ(補修を)さしていただこうと思てますんでね。


ナレーター:
施工業者は、大阪府が設定した工期が短く消費増税の駆け込み需要による職人の人手不足で、
十分な仕事が出来なかったと言います。


施工業者:工期は延長していただけるかなと始めは思てたわけですわ。

記者:何度も申し出られたんですか。

施工業者:はい、何回も言うてますね、それは。(大阪府は)オープンが決まってるから一切延ばせないと。


ナレーター:十分な工事が行われるよう、府は工期を延長できなかったのでしょうか。


記者:工期を延ばしてくれと、何度も大阪府さんに申し出たという事なんですけども。

大阪府住宅まちづくり部公共建築室 林寿二課長:
我々、工期の設定としては標準的な工期、10カ月というものを設定をしておりまして、
でー、まぁあの工期延期という事については、やはりあの請負業者さんの、
そういうまぁ資材とか、人材の調達状況によるですね、そういう理由でやはり工期期間認められない


ナレーター:工期に問題はないとしながらも、完成後の施設のチェックが十分ではなかったと言います。


林:
大阪として、やはり十分なチェックが行き届いておったかどうかというのは、
ちょっとあれは行き届いていない部分があったという認識はしております


ナレーター:こうした現状について、就任直後、施設の存続を決めた松井知事はどのように考えているのでしょうか。


松井:
総合的に全部プロデュースしての大阪府、府の担当者においても、それを見抜けていないと、
障害者の皆さんの声も聞いて、えーまぁ日々ね
使い勝手の良い物にしていきたい、こう思ってます。


ナレーター:利用者の思いに反した杜撰な仕事、大阪府は今後公共建築物の検査体制を強化したいとしています。


―スタジオ

西:なんぼなんでもと思てしまうんですけれども。

小宮一慶:うん、結構酷いですよねぇ。

西:そうですねぇ。

小宮:
業者の人も多分、入札だったと思うんですけど、入札さえしてしまえば何とかなると思った部分が
あったんじゃないかなと思うんですね。
でー、でも結局は出来なかったっていう事も。
人手不足は元々分かってた話だと思うんですよね。
で、多分大阪府のほうもチェック甘いっていう話されてたけど、
工期を急がしたから、チェックが甘くなったっていう事もあるんじゃないかと思うんですよね。
これ、チェック体制をね、強化したいと言ってるけど、
じゃあ今までのチェック体制は、どうだったんだっていう話じゃないですか。

西:そうですねぇ。

小宮:
うん、それと構造上の問題とか色んな事あるかもしれないけど、
一番良くないのは、やっぱり利用者さんの視点に全く立ってないっていうのが…

西:仰るとおり。

小宮:もうあり得ない事だと思いますけどね。

西:
あり得ないですね。
ちょっとね、呆れるというよりは怒りが込み上げてくるんですよね。

小宮:そうそうそう。

西:
ちょっと、こちらご覧いただきましょうか。

例えば、車椅子用のトイレで鏡の高さが合っていないとか。
フックが手が届かない所にあるとか、そういった事。

それから、VTRの中には出て来ませんでしたけれども、エレベーター、
取り付けられてるエレベーターが、これ普通の車椅子ならば、ギリギリ入るんですけれども、例えばここ、
スポーツ施設です。
スポーツ用のちょっと車輪の幅の広い車椅子だと乗る事が出来ないんですよね。
という事は、その仕上げの部分で雑だったという施工業者さんの意見ありますけれども、
設計の段階で、誰のための建てもんなんだという事ですよね、施工する前の。

小宮:
そもそも利用者さんの視点に全く立ってなかったっていう事があるんで、
障害者の為の施設だったら専門家に話を聞いてね、色んな意見を伺って、
それからほかの施設を見て作れば分かる話なのに、それも出来てないっていうのがね、
とてもおかしいなと思いましたよねぇ。

西:設計の段階で、利用される方の意見、どれぐらい聞かれたのかとか、そういった事もむかつきますよね。

小宮:
そうです。だから、逆にいうといつまでっていうのがありきで、無理矢理やっちゃったっていうのが
こういう事になってんのかなっていう気もしますよね。

西:うーん、なんかこう行政の良くない部分が出てる感じはしますね。

小宮:
そうそうそうそう、作る事自体が目的になってて、利用者さんの為になってないっていうのがね、良くないですよね。

西:皆さんは、どういうふうにお感じになったでしょうか。以上、今日の特集でした。


以上です。


見られへん鏡とか、届かんフックとか、コントかよっ!と不謹慎ながら思てしもたやんorz
ここまで杜撰な建設がどないしたらできるねん?と思うぐらいあり得んやろ٩(๑`^´๑)۶

結局、業者も府も責任転嫁か。
工期がどうたら以前の問題やろ。
根本的におかしいねん。
強制給食と同じやん。

業者の「今からそれ(補修を)さしていただこうと思てます」とか
松井の「日々ね、使い勝手の良い物にしていきたい」とか
とりあえずやってみて、あとで修正すればええやん的なんばっかしかw
ちょっと補修したらええちゅうような建てもんちゃうけどな?
当然、補修工事はタダやよな?

大阪府電子調達(電子入札)システム で調べてみた。

旭営繕建設(株)        \254,856,000
(株)板垣建築事務所     \8,295,000
(株)木村設計計画研究所  \4,683,000
(株)坂口電気商会      \49,696,500
大紘設備(株)         \68,103,000
大阪瓦斯             \4,314,450


公金支出情報の公表



大阪府立稲スポーツセンター条例廃止の件



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