2014/07/19

2014.07.18(金)VOICE 『大阪都構想 橋下が期待する次の一手』


まずは、午後に入ってきたニュースです。
(略)

ナレーター:
グラフを使って大阪都構想の財政効果を強調していた橋下市長だが・・・

―2014.07.03 会見
橋下:
財政効果なんていうのは、あまり意味ないですから。都構想はやっぱり住民の意思決定ですから。

ナレーター:
と、突然の方向転換。
変わってアピールするのは、新たな特別区のマニフェストです。
そのマニフェストづくりに密着しました。

続いては特集です。

西靖:
大阪都構想を巡って、与野党の対立が激しさを増しています。
きっかけは大阪市長選、いわゆる出直し選挙ですね、での当選後、背景に、
都構想の議論する協議会のメンバーを維新の会の議員に入れ替えた事です。
現状では、維新の会のメンバーだけで議論が進んでいるという状況になっています。
野党側は、まぁある種ボイコットしてるという状況ですけれども。
まず、この状況どういうふうにご覧になりますか。

中野雅至:完全に民主主義の破壊というか、やっぱりねぇ、話し合いをしないとねぇ、やっぱり。

西:反対意見を述べるまではないというのが。

中野:
それは良くないと思うんですよ。
いくら良い政策でも議論して進めるて民主主義の基本ですからね。
これはやって欲しいですよねぇ。

西:
はい、そういう状況で、今設計図づくりが進んでいます。
その都構想の設計図は、果たして理解されるのか。
橋下市長は、新たな手段で市民へ訴えようとしています。


―2014.07.03 第14回大阪府市特別区設置協議会
浅田:それでは只今から第14回大阪府市特別区設置協議会を開催致します。


ナレーター:
五カ月ぶりに開かれた特別区設置協議会は、知事、市長と維新の議員9人だけという異常な状態で始まった。

浅田:ご異議なしと認めます
浅田:ご異議なしと認めます
浅田:え~ご異議なしと認めます


ナレーター:
特別区の区割りや名称、議員定数など重要な事が僅か2回の会議で次々と決まっていった。
これに対し、協議会への出席を拒否した野党の市議は・・・


―2014.07.02 会見
柳本顕(自民党 市議団幹事長):
それはもう既に法定協議会ではなく、府議会維新の会の私的勉強会と何ら変わらないというふうに思ってます。

―会見
橋下:大阪都構想分からない、僕らの説明が足りないと、有権者が言ってる


ナレーター:
橋下市長自ら、市民に十分理解されていないと認める都構想。
教育や福祉など身近なサービスは特別区に、
道路や鉄道などのインフラ整備は、都に役割分担をする事で二重行政をなくすというのが最大の目的だ。

当初、橋下市長は二重行政をなくす事で大きな財政効果を生むとしていた


―2014.03演説
橋下:
今の大阪市役所ままでいけば、後ろの皆さん、この赤いところ、
この赤いまんまなんです、今の大阪市役所のままでいけば。

ところが、大阪都構想っていうものをやると、摩訶不思議ですけどもねぇ、
緑になっちゃうっていうんですよ、この緑に。


ナレーター:
3月の出直し市長選挙の演説で毎回登場したこのグラフ。

都構想をやらなければ20年間で2,000億円以上の赤字が積みあがるが、
都構想を実現すれば3,000億円近くの財源を生み出すという。
しかし、その多くは地下鉄やゴミ収集事業が民営化出来た場合の職員削減効果で、
二重行政解消によるものではない
すると最近になって橋下市長は・・・


―2014.07.03 会見
橋下:
財政効果なんていうのはあまり意味ないですから。

都構想はやっぱり住民の意思決定ですからね。

それぞれの特別区のマニフェストが完成すればですね、
まさにここが訴えのキーになりますよ。


ナレーター:
都構想のメリットの重点を財政効果から住民サービスに切替えたのだ。

では特別区のマニフェストとは?

協議会で既に決まっている5つの特別区のうち、
橋下市長が最も期待を寄せる新湾岸区のマニフェストづくりに密着した。

毎週朝8時、湾岸区となる6つの区から選出された維新の市議、府議が集まり会議を開いている。


―2014.07.09 マニフェスト作成会議
大内啓治(此花区市議):街づくりに関するちょっとマニフェストについて、議論したいと思いますんですね。


ナレーター:
住之江区の南港から西淀川区に広がる新湾岸区。
既に海遊館に

USJがあり

将来的にカジノを含む統合型リゾートの誘致を目指す注目エリアだ。

しかし、新湾岸区は人口が5区のうち最も少ない34万人で新南区の半分、
産業の総生産額も1兆4,000億円で、新中央区の5分の1以下に留まっている。


―2014.07.09 マニフェスト作成会議
金城克典(大正区府議):
やっぱり一番気に掛かるのは、5区の中で一番人口が少ない。
将来的に見ても減っていくと。
で、次、(面積が)大きいという事をまぁ逆に利点として、やっぱり広い所で、
みんな暮らしやすいですと。


ナレーター:
地元の議員たちは、マニフェストで統合型リゾートの誘致よりも住みやすさをアピールしたい考えだ。
それには南港に荷揚げされたコンテナを運ぶトレーラーが危険だという声が出ている。
地元住之江区選出の片山市議もトレーラー問題の解決に頭を悩ませる一人だ。


片山一歩(住之江区市議):
南港地区でコンテナ車が沢山やっぱり集まってて、
それでまぁその南港地区から出て行くわけなんですが、一般道を通って出られて行くという事で、
出口が二つほどになっておりまして、そこでやっぱり大っきな渋滞と、
やっぱり事故も起こってますので、まぁあのなんとかその辺りは
改善していかなければならないなっというふうに考えてます。


ナレーター:
そして湾岸区最大の課題はというと、南海トラフ地震による津波被害だ。

府の予測では、実に湾岸区の大半が津波で浸水してしまう。
一昨日行われたマニフェスト会議では、防災について議論が交わされた。


―2014.07.16 マニフェスト会議
尾田一郎(此花区府議):
新湾岸区になりますと、殆ど、実はメインは大阪市港湾局なんです。
大阪市港湾局は、360カ所鉄扉水門を擁してます。

片山:
府と市がその連携が取れにくいっていう事とか、それがある程度一元管理ていうのをしていくと。

大内:
やっぱり少なくとも、あのー特別区が出来たら防災センターっていうのを
特別区に作らないといけないですね。
まず、情報の一元管理っていうのか。

片山:そうですね。

大内:足りひんところは、どうするかっていう…


ナレーター:
これまで国、府、市が別々に管理していた情報を特別区の防災センターで一元管理する方針が決まった。
この日、住之江区で橋下市長が開いた演説会では、湾岸区の住みやすさより経済発展が強調されていた。


―2014.07.13 南港コスモスクエア駅
橋下:
この南港・咲洲地区っていうのは、世界の中でもNo.1のベイエリア、
湾岸地域になるという、美術館、ショッピングモール、会議場、ホテル、
そういうものが複合型施設としてね、全部合わさったも、もん、
これを統合型リゾートというんですが、海外はねぇ、海外の事業者5,000億~1兆円の投資
この海の渡った向こう側の夢洲にやると言ってるんです。


ナレーター:地元住民は、どのように見ているのだろうか。


住民A:結構静かなのが好きで、ここを選んで来てるので、あんまりそういうのは…

住民B:
発展したとしても、それが良い方向に発展するのかどうかっていうのは、
ちょっと、あのー、まぁ見えて来ない。


ナレーター:
維新の会は来月、特別区のマニフェストを発表する方針だ。
その時、いかに魅力ある街づくりを示せるかが都構想の鍵を握る事になる。


西:
さて、その都構想の中身、少し具体的に見て来たわけですけれども、
都構想というのの、まぁ両輪と言って良いと思うんですけど、
まず住民に近いところで意思決定をするんだという、そういうシステムであるって事。
それと、二重行政をなくす事で財政効果が生まれる
つまり無駄を省けるんだと、いう、まぁ主張だったわけですけども、
財政効果なんて、あまり意味ないっていうふうに橋下市長、仰ってて、これちょっと。

中野:
いただけませんねぇ。
あの橋下さん、人気の秘訣っちゅうのは口が上手い事もあるんですけども、      ←詐欺かw
やっぱりベネフィットコスト分析、効率性とか、費用対効果って重視して、数字で示すと、
これが分かり易そうやったと思うんですけど、財政効果がないって言われちゃうと、
こんな開き方されちゃうと、開き直り方、ちょっとやっぱり人気落ちる思うんすよ、こんな事言うてたら。
良くないと思う。
やっぱり数字で示さないと、彼は数字で勝ち上がって来た人と、僕は思います。  ←イカサマでw

西:
一度、数字で示されたんですけども、まぁVTRの中にもありましたけども、
その二重行政の解消ではない、例えば市営地下鉄の民営化であるとか
そういったものも、まぁ、その財政効果の中に含まれていたりして、
ややちょっと不正確であったというような事も指摘されました。

中野:
そうですね。
それよりもちゃんと言ったほうが良いと思います。
あと、住民サービスに関していうと、やっぱり区割りは若干デカ過ぎるかなと思うんすよ。
確かに仰るように都構想のコンセプト、僕理解出来るんです。
区に割ったほうが住民サービスは近いと、
ただ、今のままやったら、ミニ大阪市が幾つか出来るかだけちゃうかっちゅう感じもしますね。
さっきのあの話聞いてたら。
完全に住民サービスというよりも完全に都市づくりですから、
デッカイ都市づくりですから、マニフェスト自体が。
ああなってくると、身近な住民サービスなのかなあって凄く、それは疑問に思いましたねぇ、
V見てると。

西:
しかもまぁ、各区に議会をつくると。
で、今の市議会の人数をそのまま、まぁほぼ増やさない、減らさないという形で、
各区に割り当てるんですね。
それでいうと、新湾岸区というのは、12人ぐらいの区議になるんですね。

中野:
デカ過ぎるんですよ。
ちゃんと説明しないと、もはや大阪市民だって閉塞感から、何でもええから変えてくれって
雰囲気じゃないんでね、今、景気良くなってるんで。
もうちょっと具体的に言ってもらわないと、なかなか響かないと思うんす、今のままでは。

西:
それともう一つは、やはりまぁ決め方の部分で、そのスケジュールが先行しているというところですね。

中野:
そうですね、そうですねぇ。
もうちょっと市議会もね、色々反論の仕方っちゅうのはもうちょっとネチっこい反論してるとは思いますよ、
勿論、足引っ張るような
それでもやっぱり、民主主義のプロセスってやっぱり二重やと思うんですよ。
地方自治て、やっぱり二つ、議会と市長ですから、やっぱり。
このプロセス避けられないんで、やっぱり粘り強くやっていくしかないと思うんですよね。

上田悦子:そのほうが住民も安心出来ますよね、ちゃんと議論されたってほうが。

中野:そうなんですよね。

西:
ある種の問題に対しては、スピード感であるとか、その決められるって事は勿論大事なんです。
ただ、民主主義というのは、決められない事も一つの本質なんですよね。

中野:そうですね。

西:
その急激に方向が変わったり、急激に何かをやめたり、いきなり立ち上げたり、
急な走り方をしないっというブレーキ役を、実は民主主義ってのは担っていると、
いう面も実は、あるんですね。

中野:あります、あります、ありますね。

西:
時間を掛ける意味というのは、ないわけじゃないという事はね、
改めてお伝えしたいなと思っております。
スケジュール見ていきましょう。

今、スケジュールが先行してるんじゃないかという話、ありましたけども、
大阪都構想のスケジュール、来週にも実は特別区設置協議会で協定書が纏まる予定です。
で、まぁ総務大臣に意見を求めたあと、議会にかけるという形になるんですね。
総務大臣が何と言うかというところもちょっと注目をしたいんですが。

中野:
まぁでもポイントは9月の議会で否決された場合でしょうね。

ここで、どんな裏技が出てくんのかっちゅうのが、やっぱり注目ポイントだと僕は見てますけどね。

西:
あーなるほど。
否決された場合というふうに今、中野先生仰いましたけども、
かなりの確率で、実はまぁ否決される見通し

中野:多数派は自民、公明ですからね、やっぱり。

西:なんでねぇ、はい。

中野:民主立ち上げますとね。

西:さぁ、このあとどういう動きになるか、そこをまぁ注目されている。

中野:うん、注目ですね、やっぱり。

西:以上、今日の特集でした。



以上です。
財政効果あるある詐欺w

維新の府議と市議で湾岸区のマニフェストづくりって、仮に都構想が実現したとして、
この維新メンバーが存在してんの?
そもそも、マニフェストは区長や区議によって決まるて橋下が言うてたはずやけど?
5区の区長は全員維新で、区議は維新が過半数で、
維新の維新による維新のための都構想てかw

中野は、市議会が足引っ張るようなネチっこい反論て、こういう発言は橋下の受け売り?
3/29の「あさパラ」でも「よっぽどイヤミはされたと思いますわ。ネチネチネチネチと」
て、言うてたけど、こういう人に限って議会を一度も見聞きしてないねんな。
こういうのが大学の教授やねんな?
とりあえず、財政効果についてはテレビで報道したのはええ事やけど、
まだまだ偏ってるのは確か。
まぁ、それでも信者は「偏向報道や!」って、この番組を批判してるけど、
どの番組もまだまだ橋下贔屓の偏向報道やねんけどな?
ちょっとでも都合の悪い事実を報道されたら怒る信者て、橋下そのもので分かり易いw



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