12/16(月)キャスト『橋下生出演スペシャル』に続いて、
12/19(木)関西情報ネットtenも橋下SPで、橋下の言いたい放題番組でしかなかった。
特にtenは、どんだけ橋下に時間使うねん!
動画は① ② へ
グロ映像に耐えられない方は以下、文字にしたのでどうぞww (聞き間違い等ご指摘を!)
関西偏向情報ネットten 『橋下市政2年 つまずいていませんか?』
清水 健:
こんにちは。関西情報ネットtenです。今日のtenは一時間拡大してお送りしたいと思います。
今日で、橋下市政二年という事で、橋下市長が後ほど生出演致します。
では、ここで皆さまの声「tenの声」を募集したいと思います。中谷さん。
中谷しのぶ:
はい、「tenの声」では、今日でちょうど就任から二年、橋下市長についてご意見を募集致します。
募集テーマはこちら。
『橋下市政2年 期待しているコト ガッカリしているコト』です。
また、この二年間、橋下市長が行ってきたさまざまな改革についてのご意見。
また、都構想や国政進出について、あなたが思うことなどありましたら、
ご覧の宛先までメール、FAXでお寄せください。
清水:
はい、皆さまの声を直接、橋下市長にぶつけていきたいと思います。
尚、橋下市長はあと30分ほどで到着する予定という事になっております。
─VTR 2年前
橋下:僕は大阪府民の皆さんと一緒に夢を見たい。夢に向かって歩みたい。
ナレーター:圧倒的な民意を得て、橋下市長が就任してから今日で丸二年。
橋下:まぁ、この民意を無視する職員は大阪市役所から去ってもらいます。
ナレーター:
橋下市長は、この民意という最大の武器を手に敵を作ってはなぎ倒す政治手法で駆け抜けてきた。
橋下:これに従わないっていうんであれば、もうさっさと組織を辞めて下さいよ、そんな人は。
橋下:全く市民感覚とズレてる。こういう大阪市役所の組合だから駄目なんじゃないでしょうかね。
橋下:
僕の名前はハシモトですから、ハシシタという名前ではありません。
朝日新聞社関連の質問には、ちょっと答えることは控えさせてもらいたいと思います。
橋下:教育委員会のこの問題についてもね、しっかり実態解明の部分は、僕はやっていきたいと思ってます。
ナレーター:
持ち前の発信力で次々と改革を打ち出す一方で、国政にも進出。
衆院選には、新党ながら54議席を獲得するなど躍進した。
しかし、その勢いにブレーキを掛けたのも、また自身の発信力だった。
─2013.05.13 従軍慰安婦発言
橋下:
あれだけねぇ、あの銃弾の雨、銃弾がね、雨嵐の如く飛び交う中で、
まぁ休息じゃないけれども、そういう事をさせてあげようと思ったら、
慰安婦制度ってものは必要なのは、これは誰だって分かるわけです。
ナレーター:海外にも飛び火し、注目を浴びることになったこの発言
─2013.05.15 国会
安倍総理:私の、また安倍内閣の、或いは自民党の立場とは全く違う
ナレーター:潮目が変わり逆風が吹き始めた。
─2013.05.24 大阪市会本会議
広田和美:220号、及び議案第221号においては、いずれも否決すべきものと決したしだいであります。
─2013.07.21 参院選
橋下:
勝ちではないですよ。ですから堂々と、あのー代表という立場でね、
まぁ、この選挙結果を誇れるような事ではないですからね。
─2013.09.29 堺市長選
竹山修身市長:
この選挙は、堺の市民と大阪維新の会の戦いであったんです。
自由自治都市・堺、守れた事が私にとって無二の倖せでございます。
─2013.10.10 大阪市会本会議
議長:賛成が多数であります。よって議員提出議案第22号は可決されました。
─2013.12.16 大阪府議会
密城浩明:有難うございました、いう思いで頭を下げました。
橋下:
本会議場で、その団の方針に、まぁある意味反した、違う行動を取ったという事であれば、
それは団を出て行ってもらう、まぁそれは本人覚悟の事だと思いますよ。
だからもう維新の会、次の選挙で勝てそうにもないなと、そういう判断が働いて、
まっ、これが一番良いきっかけになったんじゃないでしょうかねぇ。
ナレーター:
二年前、確かに掴んだはずのフワッとした民意、その手から離れてしまってはいないだろうか。
橋下市長に今、問います。就任二年、躓いていませんか。
─スタジオ
清水:
橋下市政2年、橋下市長は間もなくスタジオに到着されます。
このお時間からは、野村修也先生にも入っていただきます。宜しくお願い致します。
野村修也:宜しくお願い致します。
清水:
橋下市政2年、ちょっと振り返ってみましょう。こちらに大きなボードを用意しました。
2011年の11月、知事・市長ダブル選挙に勝利しましたね。
まぁ色んな事をやって、やられて、やられてという事がありました。
隣に笑顔、表情も付けていますが、野村さんはどのように評価しますか。
野村:
ん~やはりまぁ、改革っていうのは常にですね、色んな人たちとの、こう摩擦が起こるものですからね、
まぁ、そういう意味ではその中で、やり抜いてきた事もあると、いうふうに思います。
ただ、実際のところ実現したかった事の、かなり大事な部分が実現出来てないっていうのも
実態じゃないかなっていうふうには思いますよね。
清水:なるほど。正直、躓いている、この言葉は合っていると思いますか。
野村:
んまぁ、ご本人は、どういうふうに評価するか分かりませんけども、
まぁ、スムースには行っていないっていう事は確かだろう、いうふうには思いますね。
清水:なるほど。では、こちらのデーターをご覧頂きたいと思います。中谷さん。
中谷:
はい、橋下市長といえば、Twitter上での大議論という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
民意に訴えかける便利なツールとまで言っていたTwitterなんですけれども、
この二年のツイート数、つまり、つぶやいた数の推移を見てみると、
多い時には、月に1,000近くあったつぶやきも、今月はたったの二つです。
因みに、その二つというのは、テレビの出演情報のツイートでした。
清水:
確かに、春川さん、橋下さんのTwitterていうのは、政治家としてフォロワー数も多く、
橋下市長の発信力の一つの大きなツールでしたよね。
春川正明:
私も、うちの若い記者に「春川さん、橋下さんのTwitter見てないんですか」って、
「見てない」って言ったら、「駄目ですよ」って言われ、未だに見た事ありませんけどね。
やっぱり発進力が陰ってるというよりも、
そのなんかメディアがやっぱりあんまり取り上げなくなった。
まぁ、それは勿論それをついて発信力というんでしょうけども、
まずやっぱり、メディアが取り上げなくなったっという事は、やっぱり一般の人たちの、
それだけなんか知りたいと気持ちが減ってきてるのかなっという思いはしますね。
清水:
そこは、橋下市長のよく言うフワッとした民意なわけなんですが、こちらご覧いただきましょう。
日本維新の会の支持率なんですが、2012年12月には、9.4%でした。
ただ、2013年12月には2.9%。山川さんは、この数字どのように見ますか。
山川友基:
そうですねぇ、やっぱり二年前のダブル選挙が非常にピークにあたると思うんですけど、
そこから国政にも出られてという事なんですけども、色んな事をやって来られましたけれども、
やはり、全て目的は、最終ゴール地点というのは、大阪都構想を実現する為にですね、
まぁ国政にも出た、色んな政策をやって来たという事ですから、
まさにその大阪都構想が出来るのかどうかっていうのは、非常に切羽詰まった時期に来ましたので、
今日、話が聞けるというのはですね、非常に意味があって、
大阪都構想って一体何なんだという事をじっくりとお話聞きたいですよね。
清水:なるほど。朴さんは、この今の支持率2.9%、どのように感じますか。
朴 一:
んーあの、一番高い時はねぇ、もう本当に14%ぐらいあったんじゃないすかねぇ。
もう日本の総理になるっていうような可能性もあった時期もあったんですけど、
やっぱり一つは、やっぱり慰安婦の問題でね、反発を買った事もあるんですけど、
やっぱりその民意を掴み切れてないという事と、
山川さん仰ったように、大阪都構想がやはり本当に実現するんだろうかと。
ある時期から国政に、なんか比重が移りましたよねぇ。
で、大阪市役所がほっぱらかしにされたっていうような印象、市民が持ったんじゃないかなと、
その現れが大きいと思いますねぇ。
清水:
市民感情を上手く汲み取って来たのが維新の会であり、橋下市長なわけなんですが、
では、視聴者の皆さまの声を聞いてみたいと思います。中谷さん。
中谷:
はい、今日のテーマは『橋下市政2年 期待しているコト ガッカリしているコト』です。
それでは、皆さんのご意見をご紹介します。まずはこちらです。
「昔は笑顔がステキなしっかりした子供たちのパパで、弁護士さんというイメージだったけど、
最近は、テレビで見るのも笑顔もなく、怖い顔ばかり。
イメージがあまり良くなくなった。」
続いて、さとうさんからです。
「以前のようにTwitterの発信がないのが寂しいです。SNSも活用して情報発信をお願いします。」
続いて、Haseさんから頂きました。
「全般に焦り過ぎ。若いのだから、理想を実現する為の時間は十分にある。
全体的に硬いし、挑発的な態度が支持者を遠ざけている。
もっと懐を深くして、柔軟さも持って対応すると支持が回復出来ると思う。」
といった声を頂きました。
清水:
はい、先ほど二年間をVTRを振り返りました。
確かに、あいはらさん、最初の頃と今の顔、表情で違うんですよね。
メッセンジャーあいはら:
ちょっとあのー僕らが知ってる橋下さんが、こう別人のように硬いというか、怖いというような
まぁそれは正直言って感じるとこでもありますよね。
清水:
そして、今tenの声でも募集しました。
皆さまも、もしかしたら権力へ挑戦する人から、権力者というイメージに
変わっているのかもしれませんよね。
では、間もなく橋下市長がスタジオに入られます。色んなお話聞いていきたいと思います。
(CM)
清水:
今日でちょうど就任二年を迎えます、橋下市長です。
どうでしょう、まず橋下市長、一言でお願いしたいんですけど、この二年間振り返りまして、
市長にとって、国政選挙も勿論ありました。疲れましたか。
橋下:
いやまぁ~普通にやってますけどね。
大体みんなもう言いたい事言い過ぎ。
もう普通で笑顔でやっててね、あの普通にやってるんですけど、
例えば議会でね、ちょっと腕組んで、こうやって目瞑る事ぐらいあるじゃないですか。
そしたら『疲れた橋下市長』とかね。
でー、こないだもあの、こうやってちょっと議会で、頭抱えてこうやったんですよ。
そこだけバーンとやられて、『議会で逆風の橋下市長』とか、もそんなんばっかりです。
清水:まぁでもそれが、あいはらさん、注目されているという証拠ですからね、はい。
あいはら:
いや、そうなんです。
だから今まで陽の顔ばっかり見てたけど、この暗の顔がやっぱり多くなって来ると、
僕らは「あれっ、怒ってはんのかな」みたいな。
橋下:いや、怒る時ありますよ。
清水:
ちょっとこの二年間見てみましょう。
こちらなんですけども、この二年間をね、パーっと振り返ってみました。
公務員制度改革、子育て、そして教育、そして経済ですよね。
これを見て、春川さんはどのように評価しますか。
春川:
いやっ、私あのー最初に言っときますけども、私なんかあの橋下嫌いだとか、反橋下だって、
いっつも色んなところで言われるんですけど、全然そんな事なくてですね、
やっぱりちゃんとやってらっしゃるとこは、ちゃんとやってらっしゃるというか、
財政状況も良くなってますしね、何よりもやっぱり市役所に入られて、
市役所の職員がこう、なんかこうピリッと背筋が伸びてるっていうか、
大阪の為にやってるなっていう、そこはねぇ、
やっぱりちゃんと評価したほうが良いと思うんですよね。
なんとなくね、元気がなくなったから、猪瀬さんの時もそうですけど、
私はこうなんかこう、元気がなくなったといって総掛かりに全部叩くっていう風潮、
もの凄く怖いんですよ。
だからやっぱり、良いとこは、やられたとこは、ちゃんとやられた、
ここはもうちょっとこうして欲しいっていうところをね、
やっぱり是々非々でやるのもメディアだと思うんですよね。
清水:野村先生は、東京から見ていかがですか。
野村:
私はよくですね、橋下さんの手先だとか、橋下さんの親しいとか言われてるんですけども、
そんな事はなくてですね、やっぱり客観的に評価しますと、
やっぱり良く出来ている部分もあると思うんです。
これはやっぱりあの数よりもですね、項目の厳しさっていうのを見ていきますとね、
やっぱり、なかなか出来ない改革っていうのは幾つもあるわけなんですよ。
で、そういうところに手を付けられたと、ほかの自治体では出来てない事沢山ありますからね。
そういう意味では、塊として非常にこうあのまぁ岩盤にですね、幾つか改革をくさびをさしたと。
ただ、やっぱりですね、都構想と言われている部分については、
まだどうもですね、形が見えてないっていう感じがするんですよね。
清水:
なるほど。ではその都構想なんですが、橋下市長前にして、こちらいきたいと思います。
橋下市長、都構想躓いていませんか。
橋下:全然躓いていませんよ。あのね、まずね…
清水:躓いていませんね。
橋下:これ、これ映らないんですかね。
清水:まずちょっと、こちらいきますね。はい。
大阪市がなくなると書かして頂きましたが、50万人を5区にするという事ですよね。
今は260万人都市なんですが、住民サービスは区へという、
今は橋下市長は、この案が良いんではないかという立場ですよね。
橋下:
まずね、大阪市がなくなるっていう表現も気を付けてもらわないと。
この大阪市っていうのは、二つの意味があって、共同体としての大阪市、
皆さんの生活の実態の場の、場としての大阪市と
大阪市役所としての大阪市があるんです。
で、僕らが変えようとしてるのは、大阪市役所としての、あの大阪市ですから。
だから、大阪都構想をやったからといって、大阪がなくなるわけでも何でもないんですよ。
だって、例えばかつてのね、北区と大淀区が合併をしても、別に大淀っていう地域はあるわけですよ。
たまたまそれが北区になっただけであって。
だからその役所組織としての、その大阪市と共同体としての大阪市は分けてもらって、
これは役所の再編なんです。
清水:
大阪という、都、大阪都という言葉はね、よく聞くと思うんです。
あいはらさん、どこまで、正直、正直どこまで理解してます?
あいはら:
いやまぁ、ほんとにさっき言うたけど、大阪市がなくなって、で、堺もそこに入って、
で、こう分けられる。だからまぁ、バラバラになってしまうというイメージが若干あります。
清水:まだ皆さん、ちょっとボンヤリしてると思うんですね。
橋下:ですからねぇ…
清水:ちょっと待って下さいね、まずこちらご覧頂きますね。
中谷:
はい、橋下市長が掲げる都構想のスケジュールを整理したいと思います。
こちらズラッと並んでいますけれども、
大阪都構想という山の頂を目指す為に険しい道のりはまだまだ続くんですね。
現在ちょうど半分、5合目の辺りでしょうか。
そして、来年の4月なんですけれども、法定協議会で区の名称や区議会の定数など
具体的な設計図を取り纏めないといけません。
更に、来年9月には、その取り纏めた協定書を府・市それぞれの議会で承認が必要です。
こちらも過半数の賛成が必要になってきます。
そして、来年の秋、住民投票が行われます。ここでも過半数の賛成が必要です。
そして、2015年4月、大阪都へ移行するというスケジュールになっています。
清水:大阪都構想に関しましては、橋下市長は今、折り返し地点という感じですか。
橋下:
ん、あのその前にですねぇ、やっぱり大阪市長としてのね、
やって来た事をしっかり見てもらいたいというところあるんですよ。
それは子育て政策にしても、公務員改革にしても、
それから、大阪市なんてほんとに公立中学校の給食なんかなかったものを全学年導入。
タブレットのそのパソコンを全生徒に配布するとか、
医療費助成は中学校三年まで拡大するとか、
中学校一年生、二年生、三年生には、これから月額1万円の塾代助成をするとかね、
今、子供予算ていうものは、僕が就任する時には、大体30億ぐらいだったのが、
今250億まで膨らましてるんです。
じゃ、これどっからお金持って来たかっていったら、もう大改革をやり続けてるわけですよ。
だから、もう項目でいったらね、300、400ぐらいの事はやって、
今日も毎日新聞がね、僕の事に一番たい、僕はね、毎日新聞とはよくもめますけど、
毎日新聞は、きちっと権力チェックしてくれると思ってます。
でも、その毎日新聞がきちっと見たらね、僕の公約掲げた内の56か58ぐらい達成ってなってるでしょ。
二年間で、おおよそ出来ないような事をここまでやってるんです。
で、メディアは、そういうところをね、全部度外視して、
更に僕がやろうとしているこの大阪都構想のところをばっかりにこう言いますけどもね、
まぁ、こんなの言ったらね、100年掛かりの話ですよ。
でこれ、この2012年の8月、こっからねぇ、これあの書いてますけどもね、一番下、
実は、この下がもの凄い大変だったわけです。
もう大阪都構想やろうって言った時に、じゃあ何やるか。
僕は、市民デモとか、そんな事でやろうと思っていませんから、
府議会過半数取りに行く、市議会を過半数に取りに行く、こっからスタートですよ。
ほれから市長を取りに行く、知事を取りに行く。
で、その後何が待ってるか、法律を変えたんです。
これ大阪都構想やる為には、法律が必要でね。
で、法律を取る為に何をやったかっていったら、日本維新の会ですよ。
だ、なーんで日本維新の会やったんだとか、みんなに言われますけども、
法律変えようと思ったら、自分で国政に乗り出さないといけないじゃないですか。
まぁ、ここまででねぇ、一人の人間がやる事のまぁ98%、もう無理です。
で、そこからこう来て、今来てね、ここまで来たらねぇ、
僕としては、まぁ一人の人間がやる事にしては、もう、まぁもう良いんじゃないのと。
だから、次の人間、だからまたやってくれるんだったら、やって欲しいなと思いますけどもね。
山川:
二年前にダブル選挙で、非常にもう凄く人気を集めましたよねぇ。
で、大阪都構想についても話は出ましたけれども、
先ほど二年間の色んな政策の成果出てますけど、
やっぱり賛否の賛否両論ある問題っていうのは実はあるんですね。
橋下:あります、あります。
山川:
給食の問題にしてもそうですし、
幼稚園の民営化にしても、当初考えていた通りに今全然進んでないですよね。
ですから、二年前になんとなく良いな~というふうに、
まっ、フワッとした民意というふうに表現されましたけれども、支持をしていた市民ですね、
住民の皆さんが、どんどんどんどん橋下改革というのは、自分のほうに近づいて来て、
どうも自分たちにとって、プラスばっかりじゃないんじゃないかと…
橋下:そうです、そうです。
山川:
マイナスが多いんじゃないかという、非常に身近に感じ始めていると、
いうのが、ここ二年経っての今の現状で…
橋下:いや、それで良いじゃないすか。
山川:色んな議論というのがまだまだあるんだと思うんですね。
橋下:
いやいや、それで良いんですよ。
だってね、ほかの自治体はみんな与野党相乗りですよ。
自民党、民主党、公明党、それから今、大阪市議会もねぇ、堺市議会みんな、
自民党と共産党まで組んでるわけですよ。
で、そこに乗っかった首長なんてね、楽なもんですよ。
だから、何もやらなくてね、そのまんま過ごしてしまう市長が良いのか、
それとも、このように、もう地方政治の中では大阪市議会なんて、与野党激突でね、
国会並みに激しい政治をやってるわけです。
だから、僕が出した物に関して、議会ともう丁々発止やってですよ、
何のその裏でのシナリオもなくやって、山川さんからも色んな事も言われて、
色んな事も言われて、修正修正掛けながら今進めてる。
で、そらね、躓きとか何とかって言いますけどね、今の市議会の状況見て下さい。
僕は少数与党ですよ。
過半数持ってないんです。
要は国会でいうところの、ねじれ国会と同じですよ。
ねじれた時に、どうなるかといえばね、アメリカの議会でもそうだし、
あの国会の場でもそうだし、何にも進まなくなるんです。
でも、その中でも僕は、58%達成して来てるわけなんです。
でもこれは僕はね、苦しいけれども、これが民主主義が健全、ある意味健全な姿であって、
僕が言う事が全部通ってたら、そらおかしいですよ。
だから、市民の皆さんの声を議会が受けて、修正修正掛けながらでも、
なんとか進めてるってのが今の現実。
清水:
では、都構想、その先のビジョンというのは何があるのか。
まず、こちら参りたいと思います。都構想にも関係します、勿論。
公募区長、校長、躓いていませんか。こちらご覧ください。
─VTR
─2012.08.09 校長公募
橋下:
校長公募で、えー区長公募の時もそうだったんですが、全国から、あー素晴らしい人材を
おー、まぁ大阪に集めたい…
ナレーター:
橋下市長肝いり政策の一つ、公募校長。
学校運営に民間の発想や手法を取り入れるのが狙いで、今年4月に11人が就任。
来年度は、20人の採用が決まっている。
しかし、公募校長といえば…
─2013.06 (今年4月に着任した市立南港緑小学校の公募校長退職)
千葉貴樹 元公募校長:今回、私が辞職する事に、あのー自分で決めまして…
─2013.09 (セクハラ発覚で更迭された大阪市立三先小学校の元公募校長 吉田敬について会見)
大阪市教育委員会:誠に申し訳ございませんでした。
ナレーター:
既に二人が退職。
公募校長だけでなく、公募区長でも不祥事が相次いだ事を受け、
橋下市長は今月、制度内容を見直す検討会を立ち上げた。
─2013.12.04 記者会見
橋下:
僕が座長となって、えーもう会議体作りましたから、
また採用のあり方についても、きちんとそこは考えていかなきゃいけないでしょうね。
ナレーター:
効果よりも、先に不祥事によって注目を集めてしまった公募制度。
導入から一年を前に、浮かび上がった理想と現実とは。
公募で就任した大阪市立梅香小学校 玉川実二校長:
任命責任っていうのはありますから、どういうそのクライテリア、基準で選んだのかは、
あのー十分に聞かせては頂いてませんけど、我々の時はですね。
ナレーター:
30年近く外資系IT企業の営業マンだった玉川校長は、
そもそも採用側と応募側のマッチングが不十分だったと指摘する。
玉川校長:
(市教委が)明確なその課題意識を持ってられないケースもあります。
私たちは変革をしなきゃいかんという気持ちで入るわけですけども、
まず、課題があるわけですね。
課題の裏返しが、いわゆる対策であって、我々が「課題は何でしょうか」って質問した時にも
やっぱり十分な答えがないんですね。
やっぱり現場との、そのギャップ、やっぱり距離がある。
ナレーター:
現状、公募校長は、その手腕を発揮出来る環境にあるのだろうか。
市内全ての公募校長に取材を掛けてみたところ…
・「ひたすら人手不足」
・「多忙で手が回らない」
・「難題が持ち上がっても、校長として熟考する時間さえ取れない事が頻繁」
ナレーター:まず多かったのが慢性的な人手不足の問題。そして…
・「現場経験のない行政職と折り合いを付けるのは大変です」
・「思っていた以上に年功序列が厳しく、
経験の浅い教師が自由に発言出来る状況にない事に驚きました。これでは、改革、改善は厳しい」
・「職員の中には、橋下市長に反感を持っている人が居る。
その人が公募校長の事を橋下市長の部下と捉えて、市長に対する反発をぶつけられていると感じる」
ナレーター:
人間関係の壁を乗り越え、信頼関係を築けたとする一方で、
閉鎖的な教育行政の壁にぶつかる声も寄せられた。
公募制度の旗を振る橋下市長には、こんな意見も…
・「大阪の教育を培ってきた教員の力を再確認して欲しい」
・「内部人材をアカンと思う根拠は何ですか」
・「どこまで現場を知っていますか」
ナレーター:橋下市長、これらの現場の声、どう心に届きましたか
清水:
今日、スタジオには教育者の野村先生、そして朴先生がいらっしゃいます。
tenでは、公募校長の皆さんにアンケートを採らせていただきました。
まず、こちらご覧頂きましょうか。
不祥事についてなんですが、
玉川校長は「不祥事は個人の問題、ただ任命責任を市の教育委員会含めきちんと持つべき。
選んだ基準を十分に聞かせていただいていない」という事なんですね。
そして、ある方は
「11人は高倍率を突破した。マスコミに叩かれているようにおかしな人間が選ばれたとお考えか?
それとも何らかの構造上の問題が潜んでいるとお考えか?」という質問なんですけど、
朴さんはまず、この公募校長どのように考えますか。
朴:
橋下市長がいつもなんか批判するんだったら、対案を出せと仰いますので、
私、この問題についてはね、教頭研修幾つかの人材でやってまして、
色んな教頭先生にお会いして、実際に民間人校長の下で働いてる人にも会ったんですけど、
やっぱりあの一番学校の中で大変なポジションは、教頭先生だと思います。
出来たらですね、やっぱり民間の活力を教育現場に採り入れたいのは非常に私も賛成なんですけども、
それならば、やっぱり一度、教頭というポジションを体験して頂いてですね、
一年ぐらいそれにやって、それに耐えて、本当に校長やりたい人と教頭から上がってきた人を
正当な場で争わせると。
そして、そん中から優秀な人を校長に選ぶというような事をしないと
やっぱり、いきなり校長というポジション与えられるとですね、
これ例えば逆に、学校の先生からいきなり「社長さん、やりなさい」たら、出来ないのと一緒で、
やっぱり厳しいんじゃないかと思うんですよね。
清水:それと野村先生、教頭先生は、成り手が少なくなって来ているっていう話も聞きますよね。
野村:
今ちょっと上が詰まっているっていう事でね、なりにくいっていう話もあるんですけど、
ちょっと一言だけ言わせて頂きますとね、
やっぱりあの私は、公募制度っていうのは非常に重要だと思ってんです。
国も含めてね、幹部公務員については、公募を多用していくっていう事は、国の政策なんですよ。
こうする事によってね、やっぱり公務員の活性化、
更には、優秀な人材を使っていく。
更には、公募といっても、公務員の人が申し込んでも良いわけですから、
その中で良い人たちがどんどん採用されていく。
こういうふうにしていけば良いわけです。
で、そういう中でね、やっぱりちょっと先ほどお話あったんですけども、
実は私ね、まぁ一年以上前、一年ぐらい前ですけども、橋下市長に頼まれて、
第三者調査っていうのをやったんですよ。
で、私はね、独立して市長とは全く関係なく調査をしたつもりでいたんですけども、
やってる事に対して、全部市長が指示を出してやってるだろうって、凄い勘違いをされて、
もの凄い批判を受けたわけなんですよ。
つまり、現場はですね、人をやっぱりこう、こう市長がどうしても見えるという事で、
やっぱり反感ってのは出て来るんですね。
そうだとすると、やっぱり現場に投入する人に対するサポートが
やっぱり足りなかったんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
で、そこをやっぱりもっときちっとしたサポート体制を整えてあげないと、
現場に投入されてもですね、なかなか力を発揮出来ないと、そういう事はあると思うんですよね。
橋下:
まずねぇ、そのー教頭を公募にするってのは、これは無理です。
これはもう行政的に教育委員会で議論をして、それをやっちゃあいけないと。
ていうのは、僕が例えば市長でありながらですよ、
これは公務員の世界の中で次長っていう仕事を出来るかったら無理なんです。
これは実務担当者ですから。
で、校長に何を求めてるかと言いますとね、これは公募校長のほうもちょっと誤解があるんですよ。
スーパーマンを求めてるわけじゃないんです。
何故、公募制度が必要かといえば、20年、30年、お役所の中でずっとやって来た。
そうすると、役所のルール、役所の慣行、役所の価値観、
やっぱりそれにどうしても囚われてしまうんです。
だって見て下さい。
大阪城の西の丸庭園でね、今やもうあの3Dマッピング、あれ普通にやってますけど、
あんなのあり得ないんです、今までの大阪市役所の考え方だったら。
あれ何故崩れたかといえば、春にモトクロスの競技をやったわけです。
「えー!こんな事やっても良いの?」っていうところから、今どんどん変わって来てるんですね。
やっぱりね、20年、30年、その組織の中に居てると、その価値観に縛られる。
これはね、読売テレビでも一緒だと思います。
今の日本社会に必要なのは、人材の流動性、人材の多様性なんですよ。
それぞれ異なるところからやって来た人たちがね、議論をする。
お互いに自分たちの考え方の違いを認め合う。
そして、良い物を生み出す。これが必要なんです。
僕、言いたいのはね、じゃあ、大阪の教育行政、これまででほんとに良かったんですかと。
体罰問題も何も解決出来てない、学力も低いまんま、色んな問題を抱えてる。
これは学校現場だけの問題じゃないですよ。
今、公募制度になってプラス面が全然言われていませんけどもね、
今こうやって学校現場の問題がどんどん出て来てるってのは、これはプラス面なんです。
今までの校長先生は、「もうこんなもんだろう、仕方がないだろう」って事で諦めていた。
しかし、公募校長諦めません。
だから、どんどんどんどん、「ここがおかしい、ここはもっと改善すべきだ」
色んな声が出て来てますよ。
これが公募制度の一番重要なとこなんですね。
ただ、二人のね、不祥事案件が出た事は、これはね、大変申し訳ないと思ってますが、
今11人、今回20人採りました。大阪府のほうで8人。
以前に僕が知事でもう旗振って、ずーっとこうやって来てますけども、
全体の数の内、確かに二人は不祥事起こしましたけどもね、
非常ーに上手くやってる先生もいっぱい居ます。
清水:春川さん。
春川:
いやあのー不祥事、不祥事ばっかり取り上げた、勿論、我々権力のチェックしてるので、
不祥事は取り上げますけどね、私、仰るようにやっぱり良い面をあんまり世間では評価してないので、
野村先生と一緒で、公募っていう事に基本的にはやっぱり賛成なんですよ。
ただね、橋下さんに昔から言ってますけども、
目指してらっしゃる事は、その通りだと思うんですけども、
その公募をする時に、どうしてもその今までやって来た、現場でやって来た人たちが、
自分たちは否定されてっていうふうに感じてらっしゃる方は凄く多いんですよ。
橋下:そうですね。
春川:
だから、勿論仰ってるでしょうけども、現場の先生なんかに聞くと、
「もう橋下さんになってから無茶苦茶や」っていう人が多いわけですよ。
でも、その人たちの中でもちゃんとやってる人たちが居るので、
ちゃんとやってる人たち、「あなたたちは、ちゃんとやってますよ」っていう事をちゃんと言えばね、
人間だという評価して貰えれば、公募に対しても別に駄目だって言う人は居ないと思うんですよ。
やっぱりだからその、現場で頑張ってらっしゃる人たちに、もっとそこは
「頑張ってる事を評価するからね」っていうメッセージなり、制度なりを
やっぱりちゃんとやるべきじゃないですかね。
橋下:
それねぇ、春川さん、仰る通りです。
理想はそうなんですけどね、だから大阪都構想が必要なんです。
大阪市内、学校500ですよ。
これに市長一人が全部現場回るなんて無理なんです。
春川:いや、だから、それは…
橋下:
いや、だから、メッセージは出しますよ。
で、現場のね、先生が言われてる事もその通り。頑張ってる先生も沢山居る。
でも、頑張ってるっていう事だけでは駄目なんです。
大阪市の教育行政を変えなきゃいけない。
だから今まで、大阪市がやってこなかった学校選択制とか、色んな問題、
これも色んな意見はありますけども、でも、今までのやり方では駄目だろうという事で、
僕の一つの方針の下で、今動かしてる。
当然、現場は反発あるでしょう。
そういう事をしっかりマネジメントしていく時にね、この公募校長ってものが
非常に重要な役割を担うんですね。
でも、春川さん言われるように、現場のほうに何をやりたいのかっていう事をね、
しっかり伝えるっていう事は、これは必要ですから。
清水:
現場の声を聞いて欲しい、これはね、こちらご覧ください。
公募校長の共通の声なんですが、学校視察へ。
コレだけは言いたい 「学校視察へ来てください」と。
橋下:
これはねぇ、公募校長がやっぱり、市長の仕事をまず見てくれないと。
僕のスケジュールがどんな事なのか。
これ、大学の学長もやり、大阪地下鉄、これはもう、いわゆる大阪市内最大の交通局のトップもやり、
病院のトップもやり、大阪市内24、あ、23区全部これを所管し、それからウメキタの問題、
国の問題、もう何から何まで全部、僕の所に来てる。
学校視察に来て下さいって言うんであればね、公募校長はまず、市長の仕事を見に来て下さいと。
どーんな状態でやってるか、この予算編成をね、今やってる時に朝から、これ深夜まで、
全部一人で最後決済をしなきゃいけない。
まっ、こういう状況の中でね、学校視察へ来てくれ、
僕は知事時代に、学校視察なんべんか行きましたけども、
やらなきゃいけないのは、教育委員会が行かなきゃいけない。
で、教育委員会でね…
春川:いやだからね、下げるようですけど、物理的に無理なのはね、冷静に考えたら分かりますけども…
橋下:そうなんですよ。
春川:
まぁ、でもその物理的に見なくても、「俺たちの事見てくれてるか」っというのを感じて
あんまりいらっしゃらない方多いんですよ。
それと今は収拾されていますけども、やっぱり国政に出られて、
まぁそこは賛否分かれてますけどね、選挙やってる暇、東京行ってる暇があったら、
「俺たちのほうも見てよ」っという声が、やっぱり多いわけですよ。
橋下:
それはねぇ~大人として、社会人として甘えですよ。
だって、選挙がある期間なんて二週間で、その事によって大阪の制度が変わってね、
今回の生活保護制度だって、何でも全部変わってくるわけです。
それは大阪の為に、やらなきゃいけない事は、やらなきゃいけないんですよ。
視察に来てもね、市長が視察に来たからといって、どうするかと。
そら組織対応でね、僕が行かなくても視察に行く人ってのは、
そらポジション、ポジションであるわけです。
じゃあ、読売テレビの社長が全部スタジオ来て、全部これ番組視察するんですかという事ですよ。
春川:
いや、だからそれは番組ごとのCPなり、部長なり、担当者が上のほうに上げて、
上のトップのビジョンとか、夢で動いていくわけです。
組織ってそういうもんじゃないですか。
橋下:だか、だからそれでやってますよ。
春川:
はい、だから、それを現場の人が、そういうふうに感じてないっという事が
もうちょっと考える余地があるんじゃないですかって事です。
橋下:
でも、それは教育予算の増大を見て貰ったら分かる通りね、校長のその予算、
これも一律にばら撒いてません。
あの審査を通しますけどもね、これ7億とか。
あーそれから、学力のサポート部隊のほうにまた3億とか。
学校の先生ね、もっと気付いて欲しいのは、今まで大阪市がお金がなくて出来なかった事は、
学校の先生に一人一台のパソコンを与えるって事が出来なかったんです。
これでねぇ、事務負担が凄い多かった。
一人の先生の時間、100時間削減する為に一人一台のパソコンを配備して、
ICTのネットワークを強化した。
これで80億円ですよ。
80億円の予算を僕が別のところから持って来て、僕だから出来たんです。
だから、そういうところの学校の先生はね、返して貰わなきゃいけない。
清水:野村さん。
野村:
良いですか。やっぱりね、私は思うのは、橋下さんがやっぱり一生懸命、
今、市長の仕事やっておられて、これ、ほんとに皆さん、よく分かんないんですね。
市民の方も、市長ほんとに忙しいはずなんですよ。
もの凄い沢山の書類決裁してますから、もう分刻みでやってるっていう状況の中で、
現場行くの難しいって、確かにその通りだと思います。
ですけども、恐らくですね、この公募校長の方々が言ってるのは、
もう少し現場に即したこうビジョンをしっかりと示してサポートして欲しいって事だと思うんですよね。
やっぱり、あのー民間の人と、それから従来の教員ていうのが、こうコラボしてですね、
上手くやっていくっていう事がどういう事なのかっていう事をきちっと、こう議論してですね、
そのビジョンが示されていれば、やり易いわけなんですけども、
今現在は、なんとなく民間が来れば解決するんじゃないかっていうとこで、
放り出されてる感じがあるっていうところ、あると思うんですよ。
橋下:
あとはね、民間から来た人が、やっぱり凄い勘違いしてるんです。
これは僕が公募校長や公募区長にも検証しましたけどもね、
一般有権者の感覚で、役所をね、批判するだけで来たんですよ。
だから僕、公募校長にも注意しました。
「違うんですよ」と。
「あなた当事者なんだから、もし色んな問題があるんだったら、
どうやって変えていかなきゃいけないのか、自分たちでやらなきゃ」と。
役所のほうにね、案を作らせて、そこは職員のほうにも、おー持ち上げながらでもね、
物事を進めていく。
しかし、民間人の外から来た時には、コメンテーターみたいに批判ばっかりで入るもんだから、
だから、組織動かなかったんです。
でも、今徐々にね、そのー組織を動かすコツっていうものを得てきてるので
大分変わって来てると思います。
ただ、あとは校長でもね、手がもう回らないって言ってるんでしょ。
そしたら、市長だって手回りませんわ~これ。
中谷:続いてのテーマです。
清水:では、ちょっと中谷さん、いきましょう。
中谷:橋下市長、議会運営に躓いていませんか。
─VTR
─2011.12.19 就任会見
橋下:
決定出来る、そして責任を取る民主主義。
まぁだから、決定出来る民主主義、責任を負う民主主義という…
ナレーター:市長就任時、橋下節で幾度となく強調したこのフレーズ。しかし…
─2013.12.17 大阪市会本会議
木下吉信議長:議長発議に賛成の諸君の起立を求めます。
ナレーター:
一昨日、橋下市長の目玉政策、地下鉄民営化が異例となる三度目の継続審議に。
決定出来る民主主義が今、大きな壁にぶち当たっている。
─2013.12.17 記者会見
橋下:
まぁ、少数与党ですからね、あの国会で言えばねじれ国会みたいなもんで
あのー、そういう議会の構成を選んでるのは、有権者の皆さんですしね。
ナレーター:
大阪市議会において、市長が率いる大阪維新の会は、過半数に満たない少数与党。
これまでは、第二会派である公明党の協力を得ながら、議案を成立させてきた。
しかし、今議会では、公明党の協力が得られず、
幼稚園の廃園・民営化の議案や大学統合に向けた議案が否決。
公明党市議:
市長は成立の期限に縛られて、以前に比べて柔軟性を欠いている。
これでは、ほかの党も到底賛成出来ない。
ナレーター:
更に、地下鉄民営化には、議会の3分の2の賛成が必要で、成立は絶望的な状態だ。
橋下市長のブレーンで、大阪市の特別顧問を務める上山信一教授は…
上山信一:
継続審議になったっていうのは、恐らく、あのーまぁ色々な政治的なバランスからの結論、
権力闘争といいますかね。
まぁ、理解を求めるといっても、これ政治的に反発されてるわけですから、
あとはもう政治的に答え出すしかないんじゃないすかね。
─2013-12.12 記者会見
橋下:
まぁ世論調査なんか見ても、おー、もう60%ぐらいの人がみんな民営化賛成で、
反対してる人は10何%とか、そんな状況ですからね。
何故、議会が民営化、民営化を拒んでいるのか。
まですから、民営化が必要だったら、あのお近くの、あの議員に
「なんで民営化反対するのか」尋ねてもらいたいなあというふうに、まぁ思うんですけども。
ナレーター:
膠着状態の議会に、市長も諦めムード?
所変わって、大阪府議会では、維新の会の府議4人が造反。
即座に除名処分。
過半数あった府議会も少数与党となる事態に陥った。
─2013-12.16 記者会見
橋下:
松井知事も維新の会も、それできちっと公明党と、おー話をしながらね、
政策を進めて行ったら良いんじゃないすか。
大阪市議会でもそうしてるんですから。
ナレーター:立ちはだかる議会という壁に決定出来る民主主義、躓いていませんか。
─スタジオ
橋下:政治の力を持っておかないと。
清水:今のVTRの表情が、あいはらさん、まぁ私たちが今までの知っている橋下さん…
あいはら:そうなんです。怒ってる?いう。
橋下:あそこで笑ってられないでしょうね~
あいはら:そうそう、理屈で言うたら分かるんですよねぇ。
清水:
今、各会派が橋下市長の答弁を殆ど求めず、
市長を議会に呼ばずに審議を進めているという現実があるんですね。
就任当初は、一日10回以上答弁に立つ日もあったと思うんですが、
今はそれが一日1回~2回、3回ぐらいという。
橋下:いやもう、ゼロの時も多いですよ。
清水:
あるんですよね。それは、まず、こちらご覧頂きましょう。
議会に呼ばれない橋下市長、何故なのか。
まず一つ、「問題を議論するというよりも政治闘争になっているから」
そして、ある自民党市議は、こちら。
「市長呼んでも議論にならない。あぁ言えば、こう言う市長より局の幹部と議論したほうが有利」
山川さん、どのように感じますか。
山川:
んーそうですね、だから議論がやっぱり噛み合ってないところが出て来てるんだと思うんですよね。
橋下:
いやでも、局長と議論したって何の結論出ないんですよ、決定権ないんですから。
本当だったら僕とやらなきゃいけないんですよ。
でねぇ、これはねぇ、まぁーこういう場で、そりゃ有識者の皆さん出て来たりとか、
メディアもね、議論をしろとか、その熟議をしろとか言いますけどねぇ、
そんな甘っちょろい世界じゃないんですよ、政治の世界っていうのは。
そらもう倒すかどうか。
猪瀬さんの、あの問題でも見て下さい。
やっぱりもう最後は、そら時代がじだで、時代であればね、大砲ぶっ放して、銃持って、
殺し合いやってるような、そういうメンバーが、それは駄目だという事で、
選挙に切り換えただけですから、基本はこら凄まじいねぇ、そら闘争の世界なんです。
で、その中でー、折り合えるところは見つけていきますけれども、
基本的にはもう来年、選挙が、来年、再来年に選挙があるわけですから、
もう戦の場になってるわけですよ。
清水:春川さん。
春川:
いや、それでいうとね、その特別顧問の上山さんが仰ってる問題を議論するというよりも
政治闘争になってると、そりゃもう橋下さんが仕掛けた事ですよねぇ。
橋下:いやぁ、僕が仕掛けなくても、いつの場合でも与野党激突するような議会…
春川:
いやいや、とにかく、そもそもやっぱりそう二元代表制の中で、
その議会が抑えに掛かるっという事は、そういう事ですよねぇ。だからその…
橋下:いやいや、それ…
春川:
政治闘争になってるっていうのは、これ顧問の方がそういう立場で言われるというのは、
いやその橋下さん、やろうとした事じゃないかと、私思うんですけどね。
橋下:
違います、違います。
馴れ合いでね、みんなから、どの会派からも推薦を受けて、誰にも悪い事を言わない、
で、何も改革しない。
とにかく財政はそのまま放漫財政をする。
それだったら、議会ともめないですよ。
も、改革をやろうと思ったら、与野党激突なるわけで、そら改革をやろうと思ったら
政治闘争にはなるんです。
春川:
政治闘争は悪い事じゃないですよね。
なんかこう政治闘争になってるって事を悪いみたいに…
橋下:いやいや、そしたら議論にならないって事ですよ、もう。
清水:朴さん。
朴:
具体的な一つ例として、地下鉄のほら、市長が値段を20円下げるっていう、
それがあのー実現、民営化が実現されなかったら、地下鉄がまた戻る可能性もあるというような事、
言われましたよねぇ。
ほんで議会がそういう反発したんですけど、一般の市民的感覚からすれば、
10円、20円の値下げってのは、確かにまぁ大きい事は大きいんですけど、
例えば、市長が連れて来た藤本局長が言ってたように、
非常に例えば、南海トラフの問題が出て来て、交通の安全面を考えると、
それに対して凄いコストが掛かって、ほんとに20円下げて大丈夫なんだろうかと
不安を持ってる市民も居るわけですよね。
だから、あまりその政治闘争として、賃金値下げっていうのを出されると、
ちょっと違うんじゃないかなという。
橋下:
朴先生ね、政治闘争で賃金下げたわけじゃ、あのー料金下げたわけじゃないんです。
だから、僕はあの地下鉄のね、あれの資料も全部引っ繰り返して、
えー要は、地下鉄の経営者として、あれ見ていくわけです、数字を。
で、20円値下げってね、みんな軽く言われますけども、これで40億円、
その交通局から利益を吐き出させるわけです。
要は40億円を市民の皆さんに還元させるんです。
日本全国のね、中で、公共交通機関が料金を下げた例なんてのは初めてなんですよ。
だから、みんな私鉄は全部これ10円、消費税上げていきます。
20円下げた、これもっ大変な作業でした。
で、次、民営化なればね、更に240円区間も220円、更にもう一つの区間も20円下げるんです。
で、今見て下さい、地下鉄もトイレ、もの凄いきれいになったでしょ。あれ30億の予算です。
朴:下げるのはええんですけど、はい。
橋下:
で、売店もね、いやっ、その南海トラフの巨大地震のほうは、100億円の予算計上して対策やります。
だから、全部出来る話で組み立ててるんです。
朴:でも局長は最初、ちょっと無理じゃないかなっていうふうな事言われてましたよねぇ。
橋下:
それは全部数字を付き合わせて、これはいけると。
ただ、局長が言ってるのは、ずーっとこれから民営化っていうものが成立してね、
民営化の中で経営をするんだったら大丈夫ですと。
ただ、民営化にならなかったら、苦しいというふうに言ってるんです。
朴:でも、民営化してから下げるという方法もあったんじゃないですか。
清水:この地下鉄の民営化という話がありましたが…
橋下:それは議会で議論をね
清水:こちらご覧頂きましょうか、大阪市議会の今の厳しい維新の議会運営なんですが。
橋下:
朴先生ね、それねぇ、先に民営化ってのは、そこが政治っていうものをね、
やっぱり現実をちょっとご存知ないところであって、もう議会ではそら議決はねぇ、
そのまま普通にやってたら得られませんよ。
だからこれは民意を問う。
僕は料金値下げしていきますよと。
民営化になれば、もっと料金値下げしますよと、サービスはもっと良くなりますよ、
皆さんどうし、どうですかって事を僕は市民の皆さんに問うてるわけです。
朴:値下げをエサになんか、あのねぇ、やってるような気がするんですけどねぇ。
橋下:でも、それ以外には政治ってのは動かないですよ。
山川:
ただね、今後この議会のこの状況っていうのは、大阪都構想実現するにあたって、
もの凄く大きなハードルになると思うんですね。
先日もその議長が交替しましたけど、維新ではなくて、
自民の非常に手強い議長になるんじゃないかというふうに思うんですけども、
やっぱりその地下鉄の民営化一つにしても、その大阪都構想が出来るにあたってですね、
その効果額、まぁ評価額の中に、どうもですね、十分適正な金額が出て来てないんじゃないかと。
で、先日のやっぱり堺市長選挙なんかを見ても、非常に堺市がなくなるんじゃないかという、
非常に刺激的なですね、まぁスローガン、相手側が出しましたけど、
やっぱり客観的に信用出来る情報、データーがですね、
やはり市長のほうから、まだまだ大阪都構想については、出て来てないんじゃないかと
いうふうに、やっぱり思われる部分があって、やっぱりメリットをこう強調されるだけではなくて、
やっぱり物事には、良い部分と悪い部分があるわけですから、
デメリットをですね、しっかりとその市民にですね、
話すという事がないと、なかなかこれ説得力を得るという事は難しいと思うんですよねぇ。
橋下:
ただねぇ、これ市民に説明をって、必ずメディアの皆さん言うんですけども、
一人の人間が260万人の市民に全部説明するって無理なんです。
昨日、僕は経済同友会で都構想喋ってきましたけども、二時間ですよ。
これをじゃあ、どんなけの数やらなきゃいけないのか。
僕はそれはメディアの責務だと思ってますよ。
維新の会に賛成してくれとか、橋下応援してくれなんか言いません。
批判で結構なんです。
ただ、今法定協議会の中で議論している事を大阪のメディアは一切中身をきちんと伝えてないですよ。
清水:春川さん。
橋下:それは。中身全然伝えてない。
春川:
そんな事はないんじゃないですか。
そりゃ取材をして、現場、現場がね、仰るように、読売テレビの上のほうの人間が
全部コントロールしてるわけじゃなしに、ご存知のように現場の記者が取材をして、
これは放送するに値するかどうかって、それ現場の記者、デスクって色んなレベルでやって、
その結果として、出てないっていう事であって、全部が全部出てないって事じゃないと思いますよ。
橋下:
いや、だから報道課長をね、判断するのは、あのー報道の機関で良いですけども、
説明しろっていうふうに言うんであれば、僕らはちゃんとオープンの場で、
きちんとやってるんだから、そりゃやってますよ。
でね、僕はこの効果のところもねぇ、あのー山川さんが言ったように、
地下鉄のその効果がきちんと反映されてないんじゃないかって言われますけども、
大阪都構想っていうのはね、そんな行革の話じゃないんです。
元々振り返って下さいよ。
大阪府と大阪市が過去ね、二重行政でどれだけ無駄な事をやってきたか。
1,000億円のビルを二つ建てる。
また、大阪市これから750億円の賠償金、払わなきゃいけない。
それから、開発は大阪市も大阪府も4,000億、5,000億の開発をやる。
図書館だって、病院だって、何だって、大学だって全部二重になってきた。
こういうね、もう過去のこの大阪府、大阪市の歪み合いをね、
正そうというのが大阪都構想であって、
こんなねぇ、もうちっちゃな節約効果の話とか、そんな話じゃないです。
春川:
いやいや、だからね、そのね、要は二重行政で啀み合ってお金を無駄にしてきたと、
それに対して、ダブル選挙の時に仰ってましたけども、細かい事よりも今は方向性だと、
そういう無駄を省いて、大阪の為に元気にするんだから、
それで選挙で私たちを選んでくれと仰いましたよねぇ。
橋下:ええ、ええ。
春川:
で、有権者は選んだわけですよ。
大きい方向性はその通りだと、私も含めて多くの人が思ってるわけですけども、
そのうち選挙で勝てば、具体的な政策出して行くって仰ってたのに、
この二年間経って、未だに私たちみたいな報道、あの取材してる人間でも、
具体的に、その仰ってた無駄を省いて、そのお金を何処に突っ込んで、
大阪をどこをどうやって元気にして行くかって、見えないんですよ。
橋下:いやっ、それはね、大阪市のHPで全部、大阪のせいりゃ、戦略っていうの出してますよ。
春川:それは見…
橋下:
そら大阪府と大阪市でね、合わせたもの、例えば成長戦略、観光戦略、都市魅力戦略、
それから教育振興計画、全部出してるんですよ。で、それをね…
春川:それも見さして頂いて、手元にあるんです。今回も改めて見ましたけども、あの…
橋下:
あれで分からないって言われたら、もうしょうがないです。
あれ行政できちっと組立てて、国の、日本政府でもあれぐらいの物出してないですよ。
春川:いやぁ…
橋下:
それから、役所の再編でね、中身、大阪都構想分からないって言ってますけど、
非常に専門的な話でね、地方自治の勉強を10年やった学者さんでも、ついて来れません。
もう、これぐらいの資料になって、大阪府庁をこういう形にする。
で、今もう新しく5区分離案、大阪市内を五つに分けると案が出て来ましたけどもね、
一つ一つの区がどういう仕事をやるのか、膨大な作業やってもう全部その設計図が出て来ました。
そして、財政シミュレーションもやった。
20年経てばね、この大阪都構想やれば、それぞれの特別区は累計で1,400億円のね、
お金を生み出す事が出来るって、こういう数字も出て来てるんです。
春川:
いやいやだから、有権者の皮膚感覚として、自分たちの生活が
どう良くなるのかっていうのが感じられないんですよね。
野村:
ちょっと、もう少し市民の人に分かり易いテーマを示して、正確な形の情報を出して、
やっぱり幾つかのポイントで、みんなの心を惹きつける事をやんないと、
今やっぱりちょっと専門的になり過ぎてる感じがするんですよね。
だからやっぱり、ただ大事な事はね、私色んな地方自治見てますけども、
こんなにねぇ、問題をちゃんとみんなが課題を持っている議会って、そんなにないんですよ。
みんなねぇ、なあなあで何も関心がないの。
大体どこの会派がね、どのぐらい居るかなんて誰も市民が分かんないんですよ。
それでも、事が済んでしまうってのは全国の地方自治体なんです。
そう考えれば、大阪の方はね、倖せで、こんな課題がね、みんなの中にあるんだから、
みんなで議論出来るわけです。
議論出来る環境があるんだったら、もうちょっとね、橋下さんやっぱり、このテーマ、
このテーマって、ほんとに分かり易いやつを三つぐらい絞ってね、
それについて、細かな形の情報を出して、市民の声を拾っていくっていう作業に
もう一回戻ったほうが良いんじゃないですか。
清水:
今、野村先生から大阪は倖せだという話がありましたよね。
府議会、維新は過半数達していなくなりました。
そして、市議会でも過半数に達していないですよねぇ。
では続いて、こちらのテーマ参りたいと思います。
都構想、躓いていませんか、という事なんですが、このあと聞いていきます。
市議会でも府議会でも、今過半数を割ったという状況になりました。
中谷:
では、ここで番組が1,000人を対象に行ったインターネット調査の結果です。
都構想を支持すると答えた人は17.3%、どちらかといえば支持が一番多くて30.6%でした。
そして、知事と市長は十分説明しているかというアンケートでは、
そうは思わないという人が71.7%と最も多い結果となりました。
更に、都構想に関してtenの声でも多数のご意見を頂きました。ご紹介します。
32才男性の方からです。
「都構想の区の数が少なすぎて十分なサービスでないのでは?役所が遠くなるし」
続いて38才主婦の方からです。
「今日この番組で都構想の意味がはっきりと分かりました。
橋下市長は、本当に分かり易い説明で、
都構想は任せていれば、より良い方向に行くのかなと思いました」←( ゚Д゚)ポカーン
一方、このような意見も届いています。
「市長は何時もメンツばかり拘って、最近は困惑もし腹立たしくもあります。
大阪都構想にしても、もはや完全に無理だし、私自身も今は望みません。
もっとやるべき事がほかにあるでしょう。
もはや裸の王様でしかないと私は思うんです」 ←(*^ー゚)b グッジョブ!!
そして、くろねこたんばさんからは、このような意見も届いています。
「あなたが市長に立候補した選挙があった年に大阪市に来ました。
知事時代から、あなたの手腕には疑問を持っています。
都構想に始まり水道局、交通局など何一つ実行出来ず吠えてばかり。
最近では、大阪府都市開発の泉北高速鉄道に至るまで、
あなたは大阪市、大阪府を牛耳るつもりですか?」
といった声が届いています。
清水:泉北高速鉄道っていう話が出ましたが、こちらご覧頂きましょうか。
維新の会は、結党以来初めての造反を出したんですよね。
あいはらさん、正直ビックリしましたね。
あいはら:
いや、ビックリしました。
まぁ、その鉄の結束じゃないですけども、まさかこういう事になるとはね、思わなかったですよ。
清水:うん、そうですよね。春川さん、足並みの良さの特徴というのが維新の強みでしたよね。
春川:
いやぁ、ほんとそうですねぇ。
日本維新の会はねぇ、やっぱり東京と大阪でって、言われてますけども、
地元のやっぱり大阪維新の会っていうのは、ガッチリ固まって、
橋下さん中心に、一つに向かって行くという、やっぱりイメージありましたからねぇ。
清水:
多数決に従う維新の会、その鉄の結束に綻びが出だしたんではないか、
そう思ってる方も居ると思うんですが。
橋下:
いや、民主主義として健全ですよ。
だから民意を汲んで、その議員がもう自民党に帰りたい、そういうに思ったんでしょ。
だから、それを離れる。
だから常に議会、政治家がね、民意を見ながら、どっちのほうが当選するんだろうって
いうふうに見るのはね、日和見主義じゃなくて、それこそ民主主義でしょうがないんですよ。
朴:
ただ、この四人の人の名誉の為に言うと、まぁそれもあると思うんですけど、
本当に、例えば南海になってですね、10円しか下がらんと、あ、南海になったら80円ですかね。
だからやっぱり値下げの値段を見て、やっぱりね、支持者が向こうに行ってしまうっと考えたら、
この人たちが出るのがやむを得ないのかっという感じはするんですけどねぇ。
清水:地元の声を大事にして良い事ですよね。ただ今回…
橋下:
ただね、個別の案件だけでね、議員というものが左右されてたら、政党政治は成り立たないですよ。
朴:まぁ、当然そうです。
橋下:
それはみんな、あのー大阪全体の物事を決めて行く時には、地元に戻れば自分にとっては不利だと。
でも、大阪全体にとっては、こうするんだといえば、その方向でいかなきゃいけないのでね。
泉北高速鉄道だってね、報道が不十分だったのは、泉北高速鉄道株って言ってたでしょ。
違うんですよ。
あの780億円の内の殆どは、東大阪市にあるトラックターミナルの土地なんですよ。
そしたら、東大阪市民のほうだって怒りますよ。
そこの値段を安くしてね、な~んで堺市民の料金だけ下げるんだと。
だから、僕は竹山さんのほうに、
「地元負担も一定やって貰ったら、大阪府民全体納得するんじゃないですか」って言ったんですけど、
竹山さんは応じてくれなかったんですけどね。
清水:そうですね、竹山さんは、やらないと言いました。
橋下:でね、この
清水:
ただ、ちょっと待って下さい。
維新がこれ4人造反した事によって、これは府議会でも維新は過半数割れとなりました。
じゃ、こちらご覧頂きましょう。
来年秋に住民投票があります。
ただ、春川さん、その前に、府議会、市議会で協定議案の承認、これ過半数が必要なんですよね。
春川:
そうですねぇ。
だからまぁ元々その公明党の協力を得なければ難しいと言われてたのに、
やっぱり公明、あのー私もこの前、大阪維新の会のある議員と話を聞きましたけども、
やっぱり公明党がもの凄く態度が変わったって、現場の議員さんなんか仰ってるわけですよ。
橋下:いや、良いんですよ。
春川:
で、それは、要はもう三年間、もう国政選挙ないと言われてるので、
今までは国政選挙あったので、維新に助けて貰わなきゃ公明党の議員も通らないので、
コロッ変わったって、まぁそれが政治なんだけれども、
その人はやっぱり、堺市長選挙でも負けて、弱り目に祟り目で、
現場はもう本当に大変ですみたいな事を仰ってましたねぇ。
橋下:
いやだからねぇ、皆さん話がちょっと矛盾してるのはね、
政治家は議論して決めろと言っておきながら、
結局、今みたいな話になると、やっぱり選挙によって影響してるって事でしょ。
でー、政治の現実はね、選挙なんです。
だから、公明党は合理的だと思いますよ。
今、維新のほうに支持がないと思えばね、維新から距離を置く、
その中身の話というよりもね、民意を感じてそういう事やるんです。
で、僕は言いたいのは、大阪市議会でも過半数ないんですから、
府議会で過半数なくても良いんですよ、そんなのは。
話をしていけば良いじゃないですか、だから。
だか、僕だって過半数ない中で進めて来たんですから。
その時にね、最後は党対党の話です。
だから、日本維新の会を僕は作ったんですよ。
そら公明党とね、市議会レベルでのその公明党との話じゃなくて、
国政政党との間での党対党の話を最後しますよ、それは。
清水:では、これ過半数採れなかったどうしますか。
橋下:
採れなかったら大阪都構想もう無理って事です。
あとは大阪市民の皆さん、また不幸な時代に戻って下さいと、
もうそれだけです。
もう今皆さんね、普通に感じてるかも分かんない、今の状態普通に感じてるかも分からないけども、
これは、僕と松井知事が、
今まで僕と前の市長は、会うまでに六カ月か、十カ月ぐらい掛かったんですよ。
それが今、僕と松井知事なんかもう毎日電話ですよ。
うちの嫁よりも、あのー喋ってますよ、松井知事とは。だから…
清水:じゃ、今年の9月過半数を採れなかった、じゃあ大阪都構想は、もうなくなる。
橋下:だからそれは、大阪市民の不幸になると思います。それは…
朴:
でも、公明党はどうなんですか。
公明党は、大阪都構想に反対という鮮明に出してるわけじゃないですよね。
まだ話し合いの余地はあると思うんですよ。
橋下:そうです、だから話し合いをしてるんです。
山川:
政治家同士のね、その駆け引きとか、闘争っていうのは、まぁあると思うんです。
それはね、もう住民のもう手の届かないところで、もうほんとによく分からないところでね。
で、今まさに橋下市長が仰ったように、これが過半数が採れなければ市民は不幸になると、
いう非常に象徴的な言葉を仰るんですけど、不幸になるとは一体どういう事なのかと。
橋下:いやっ、昔の…
山川:いう事がね、やっぱり分からないんですよね。
橋下:いやっ、山川さん、じゃあ昔の大阪府と大阪市の状態で良いんですか。
山川:
それはバブルの時代にですね、非常にお金があった時には、
色んなハコモノが沢山出来たかもしれません。
今、非常にその税収もですね、限られてきた、この中で都構想をやる。
で、橋下市長が今やろうとしている広域のですね、成長戦略の部分と、
それから、地域の住民の皆さんのサービスの部分、これは同じ財布の中へですね、
どういう配分にするのかというのは問題になるんですよね。
橋下:だからね、理屈はそうなんですけどね…
山川:今の大阪市の…
橋下:いや、分かりました。だから以前の…
山川:最後まで喋らせて。大阪市のね…
橋下:分かりました、理屈は。
山川:
いわゆる今サービスが均等に行われてるのが、例えば特別区になったら、
それぞれ税収が違う所によって、サービスに違いが出るんじゃないかとか、
色んなやっぱりですね、まだまだ見えない説明が、
もっと説明を聞きたい部分ってのは沢山あるわけですよね。
橋下:
だからね、新しい事をやろうとした時に、説明をしろしろっていうのは、
それは青天井になるんです。
簡単に言えば、以前の大阪府と大阪市の状況で良いのかと。
府知事と市長が全く話もしない。
バラバラな事をやる。
じゃあ今までの大阪市っていうのがね、大阪市長がもう全然遠い存在で、
住民の260万人の皆さんと会う事なんて殆どないです。
大阪市っていうのは、学者さんが言うにはね、民主主義が不足してるって言うんです。
そら、その通りですよ。
だって、普通だったら、あのー10万人か20万人単位でそれぞれ選挙で選ばれた長が居るのにね、
たった、大阪市に選挙で選ばれた長は僕しか居ないんです、一人しか。
山川:確かにね、今仰られたように、その大阪市で…
橋下:だっ、以前で良いんですかって事です。
山川:
首長は一人ですけども、今始めてらっしゃる、まさに橋下市長が始めている公募区長ですね、
24人が非常に、以前よりはしっかりとした権限を貰って今動いてますよねぇ。
で、大体、まぁ普通平均して割っても大体10万人ぐらい、もう一人の区長が見ていると。
で、もう私も区長の取材してますけども、非常に自転車で走り回って、
地域の声を聞いている人で、いっぱい居るんですけども、
それと、これで5区に分かれた時にはですね、
逆に、確かに公選だっていうふうに仰るかもしれませんけれども、
逆に市民から遠くなるんじゃないかと、いうような声もやっぱりあるんですよ。
橋下:
それはねぇ、山川さんねぇ、それは感覚的な距離じゃなくてね、
何が需要かってったら決定権ですよ。
例えば、西成のね、不法投棄の問題、ゴミの山ですよ。
で、あれは環境局がゴミを収集するその時間があるから、
子供たちが通学する前に収集出来なかった。
もう8時過ぎにしか収集出来なかったんです。
これは、大阪市の環境局っていう組織の中で、それしか出来なかった。
局長も頑張ってますよ。
でも、やっぱり組合の問題や色んな事があった。
でも僕がね、「いや、分かった」と
「組合の問題、こっち引き受けるし、組合の皆さんには僕からメッセージ出すから、
ちょっと前倒しでやって欲しい」っていう事を指示を出したら動くんです。
これが役所の組織でね、最後は選挙で選ばれた長の決定権でしか、
役所組織は動きませんから。
清水:ちょっと、ここで野村先生、一応お願いします。
野村:
やっぱりね、私は東京都に住んでるんですよ。
だからね、都っていうのは、二重行政よりは良い面があるっていう事は実感しているわけなんですよね。
やっぱりその区のレベルの中で、処理出来ていて、近い所に公募して、
選ばれてる人が、公選されてる人が居ると。
そういうような状況の行政の仕組みっていうものは、
やっぱり、東京市があった時よりは、良くなってる面ってのはあるだろうっていう事は分かるんです。
それがね、今まだ住んでない人にとってみると、実感してないから分かんないんですよ。
橋下:分かんにくいですねぇ、そうなんですよ。
野村:で、これね、やっぱり行政の仕組みの問題なので、尚更また分かんないわけなんですね。
橋下:分かるわけないです。
野村:だからこそ、そこを分かり易く、こうほんとに説明しなきゃいけない。
橋下:そうですねぇ。
野村:
そしてね、やっぱりさっき出て来た議会の話し合いっていうのは、最終的にはですね、
党と党の話じゃなくて、市民がどっちを向くかによって…
橋下:あ、そうです、そうです。
野村:みんな政治家は、それになびいて行くわけですよね。
橋下:そうです、そうなるんです、そうなんです。
野村:だから、対話しなきゃいけないのは、市民だと思うんですよ。
橋下:
いやっ、やりますよ。今年、来年一年やります。
で、先生ほんと仰られた通りね、今ここで新しい制度について説明しろというよりも、
東京都のまず状況見て欲しいんです、まず一つに。
東京は23区の区長がみんな選挙で選ばれますから、それぞれがもう立派なマニフェストを作ってね、
こうどんどん選挙やって選んでいくわけですよ。
じゃあ、大阪の場合には北区のマニフェストがありますか。
中央区のマニフェストがありますか。
な~にもそんなのありません。
それから、一番重大な事はね、今までの大阪府と大阪市が並び立った、この関係で、
大阪市民一人当たりの借金は、180万円。
これ何故かといえば、と、大阪府と大阪市の借金がダブルで乗ってくる、180万です。
しかし、東京の区民の借金は60万にしか過ぎない。
何故かといったら、東京都の借金が45万、23区の借金は、たった5万円。
役割分担がきっちり出来てるんです。
大阪は、常に大阪府と大阪市がどんどんどんどん同じ事をやって、
全部大阪市民の肩に借金が乗ってきてる。
だから、仕組みから変えて行こうってのは大阪都構想なんです。
清水:
橋下市長の仕組みを変えたいという気持ちは凄くよく分かりました。
先ほど、こちらご覧頂きましたよね、大阪都構想残り一年半。
「ここまでやったんだ」、「ここまでやったんだ」と言いましたよね。
橋下:ええ、ええ。
清水:あとは、誰かに任しても良いと仰いましたよねぇ。
橋下:いやぁ、違います、違います。
清水:それは、橋下市長任期中に大阪都構想を実現しようという気は。
橋下:やりますよ。やり…
清水:最後までやる?
橋下:
やりますけども、ここまでやったとこで、まぁちょっとは評価して下さいよという事ですよ。
ここまでやりますけどね。
じゃあ、やってみて下さいよ、そしたら一回。
春川:お言葉返すようですけど、そこまでやった事は評価してるんじゃないですかねぇ。
橋下:全然だってもう~悪口ばっかりじゃないですかー
春川:いやぁ、そんな事ないですよ、全然そんな事ないです。
朴:
一点だけね、先ほど例えば実際の問題として、
実際に府と市が統合するようなケーススタディーとして
大学も俎上に上がってるわけで、統合委員会も発足してるわけですよ。
ところが、今度公明党が理事長統一するという事に対して反発しましたやん。
橋下:そうです、そうです。
朴:
それがなくなりました。
じゃあ実際、統合は本当にあるのかないのかと、もう現場は振り回されてるわけですよ。
だから、そういう政治に振り回されないように、統合進めて欲しいと。
現場の声として、率直に言いますわ、はい。
橋下:
あぁ、有難うございます。
いやっ、ほんとにあのー僕はね、あのー大阪市立大学の、あの責任者でもありますけどもね、
そら朴先生はもう教授として、どんどん意見言って頂きたいんですよ。
ただ、分かって頂きたいのは、現場に分かって頂きたいのは、
大阪府と大阪市がこれまで、それぞれの大学に100億ずつのお金を入れていた。
合わせれば200億です。
あの東京でもね、大学を運営するには140億しかお金使ってないわけですよ。
という事は、大阪はね、身の丈に合ってない事をやってるんです。
東京都見て下さい、あんな1,000億円のビル二つも東京都建ててませんよ。
清水:あいはらさん、いかがですか。
あいはら:
僕ー、このCM中とかにね、話聞いてて、やっ、めっちゃ大変な事やってて、
まぁ僕らが最初に応援した橋下さんとあんま変わってないんやなっていう事が
ほんと分かったんですよ。
でも、ちょっと言葉がキツイから、ハッとこうなる。柔らかくなって欲しいな。
橋下:有難うございます。
清水:
先ほどからずーっと議論をしていますよね。
こちらのデーターを出すと、また橋下市長は反論されると思うんですが、
春川さん、都構想を十分に説明しているか、そう思わない方が70%越えているんです。
これが事実なんですよね。
春川:
いや、やっぱりね、分からない、分からないって仰るんですよね。
それとやっぱり一つお願いしたいのは、説明される時にね、
今日はあんまり言われませんでしたけども、
前の市長の悪口とかね、堺市長選挙の時でも相手の悪口とかばっかりじゃなしに、
もっと昔語ってたじゃないですか、
大阪をこういうふうにしたいんだと。
もっとポジティブな夢みたいなところをもっと語って欲しいんです。
もうね、悪口ばっかり言う橋下さん、ばっかり言うから、みんな引いてるんですよ。
そこは卒業したほうが良いと思いますけど。
清水:山川さん。
山川:
そうですね、先ほどお便りで、今日の番組で、もう都構想十分分かったというような
ありましたけど、やっぱり私、まだどうしても物分かりが悪くてですね、
分からない部分があるのは…
橋下:はいはい、言って下さい。
山川:橋下市長が…
橋下:記者会見来て下さい。
山川:
そうですねぇ、次回伺います。
五つの特別区に分けますよねぇ。
で、大阪の大阪市だけを見ても地域によって色々事情が違います。
例えば、中央区とか北区は人口も非常に多いし、大きな会社もあるし、
当然、税収も沢山なりますねぇ。
一方で、大正区とか此花区なんかは、企業も非常に少ない。
そういうところがですね、特別市で基本的にはやっぱり自立していきましょうというような
政策だと思いますので、税収が全然変わってくると、
そうすると、住民に対するサービスの質も変わってくる。
これはですね、十分にそういう可能性があるという事を市民に対して説明は必要ですし、
そのー弱い地域ですね、お金のあまりない地域に対して、いわゆる都が、
そういう財政調整のような形で、お金を出すというような事を考えているのかどうか。
だから、全体像がですね、はっきりとまだまだ見えないんですよねぇ。
橋下:
それねぇ~いやっ、山川さ~ん、そ~れは一番重要な部分でね、
大阪で初めて、地方が財政調整制度を自ら作ったんです。
じゃ、日本のーこれ、今の地方見て下さい。
東京と大阪と岡山、広島、宮崎、一応まんべんなくみんなね、
ある程度その行政サービスやってるじゃないですか。
これは、お金のあるところから、ないところへ、財政せい、あの、お金を移してるわけです。
これは、日本は、日本全体では、地方交付税制度っていう、もの凄い複雑な制度があります。
これの大阪版を作り上げたんです。
朴:そしたら、税収の高いところから低いところに行くという事ですか。
橋下:低いとこ行きます、行きます。行くんです。
朴:
あれ見ると北区とか、阿倍野の入ってるとこなんかは、1,500億ぐらい税収ありますけど、
生野区なんかは500億足らずですからねぇ。
橋下:
だから、財政調整制度やるんですよ。
じゃあ、東京と岡山と広島、どうなってるんですか。
東京の税収が地方に行くんですよ。
その制度まで見て貰わないと。
清水:野村さん。
野村:
凄く大事なのはですね、東京に居ると、実は区同士の競争があってね、
「うちの区は、子育てに優しいですよ」とかってのがあるわけです。
清水:なるほどね。
(CM)
清水:東京は現在24区ありまして、野村先生、そこは競争が生まれている。
野村:
うん、そうなんです。
今ちょっと途中になりましたけどね、結局、区がありますと、
それぞれにはね、やっぱり企業の多い区もあれば、そうじゃない区もあるんです。
で、弱いといわれている所はね、むしろ子育て支援とかを豊富にしたり、
医療の支援をしたりする事でね、若い人たちに沢山住んで貰って、税収を上げるって、
みんな競争して工夫していくんですよ。
で、そうする事によってね、そこを応援して行こうっていう話になってくる。
そこにそれをサポートする財政調整が付いていればね、
私は、そんなにねぇ、区ごとの差っていうものに拘る必要はないだろうってふうに思いますよ。
清水:
ですが、野村先生は、そのサポート体制、サポートが大事なんだという事なんですよねぇ。
では、皆さんの声、聞いてみたいと思います。tenの声です。
中谷:
はい、一部ご紹介します。
まず、今の維新についてです。
「石原さんたちと合流してから、維新の会の良さが薄れたように思います。
もっと維新の会の良さが、発揮出来る環境へ戻してもらいたいです」
そして、今後についてです。
「維新の会は、何処へ向かうのか。
橋下さんが国政にいつ出て行くのか、率直に聞かせてください。
橋下さんが本当にやりたい事は何か」
という質問です。
清水:
はい、色んな質問が来てますけど、まず、どうなんでしょう。
橋下さんは、権力へ挑戦する人っていうイメージがありますよねぇ。
あいはら:そうですねぇ。
清水:今、どうですか。橋下さん自身、権力へ挑戦する人ですか、それとも権力者ですか。
あいはら:
僕からしたら権力者なんです。
でも、その戦ってる姿勢っていうのが、その向かっている、向かって行く戦いと、
もうこう、潰して行く戦いで行くと、潰してるほうが凄く悪く見えるような気がするんで。
清水:橋下市長ご自身では、どう思いますか。
橋下:
いやっ、権力への挑戦者だったら何も変えられないんです。
やっぱり権力持たないと。
で、今僕は持たして貰いました。
だから、変えていくところは変えていく。
そこはやっぱり権力っていうものは、抑制的にならなきゃいけないですけども、
今までの、じゃあ大阪府知事や大阪市長がね、こういう話が出来ましたかと。
信用保証会っていうおっきな組織を一つにもう纏める事出来ましたけど、
こんなのも30年掛かっても何一つ出来なかった。
今、僕がやって来たような事、例えば何がしたいのか分からないって、ご質問ありましたけども、
子供の予算、教育予算をね、30億から250億に増やした。
こんな事、誰も出来ませんでした。
公立中学校の給食すら出来なかった。
今、小・中学校、全部クーラー設置ですよ。
先ほども言いましたけども、iPadを全部配布するとかね。
清水:ただ、この権力…
山川:
子供のね、予算についても勿論、その増えてる部分もあるんですけども、
やっぱり減っている部分もあって、そこは政策として調整をされてると思います。
橋下:ええ。
山川:
それで、冒頭も私少し伺いましたけど、やっぱり権力を持ってる人であればですね、
良い面だけではなくて、やはり大阪都構想を判断するにあたって、
デメリットって一体何なんだと…
橋下:そうですねっ。
山川:いう事をですね、率直にやはり発信してもらいたいんですね。
橋下:そうですね、ええ。
山川:そこはどうですか、デメリットについては。
橋下:
僕は、いやっ、えっ、あの、しっかりやっていきます。
ただ、僕はあいはらさんの今日ねぇ、もう言葉でねぇ、も、悟りを開きましたよ、ほんとに。
もう明日からの橋下徹は変わりますよ。
というのはね、説明を尽くしてくれっていうとこで、僕はそこに乗っかろうと思ってた。
でもそれはねぇ、学者のレベル、それからまぁ専門家のレベルですよ。
有権者に訴えるレベルはね、
やっぱり今の東京都と比べて見てくださいと。
区長が切磋琢磨する、借金はそんなにない、
これを目指しましょうっていう訴え方をしていきます。
以上です。
長時間やから、かなりの長文になってしもた。
以下は単なるツッコミなんで読み飛ばしてください☆
キャストに続き、tenでも自画自賛orz
恥ずかしないんか?聞いてるこっちのほうが恥ずかしいw
「みんなもう言いたい事言い過ぎ」て、言いたい放題やりたい放題の橋下が言うか?
橋下が自画自賛してる政策の成果について、
山川氏は、給食や幼稚園の民営化など「賛否両論ある問題」に対して、
橋下は「あります、あります」
山川氏の「マイナスが多いんじゃないか」て市民が感じ始めてる現状を指摘されてるのに、
橋下は「それで良いんですよ」て、「だってね」に続く言葉が「与野党相乗り」ww
まいどの論点のすり替えで、「自民党と共産党まで組んでる」とか、
こういう発言をなんで誰も遮らんねん?
「組んでる」は明らかな誤報。
組んでるのは橋下と公明党やろ!
大阪市の三会派は、それぞれ問題を指摘し、
橋下と公明党が組んで、可決されるて分かってても
ちゃんと主張を貫いてきてた。
議席欲しさの民意無視する公明党を合理的と容認するくせになw
橋下は堺市長選の事を言うてんか知らんけど、
組んでるん違て、各党が橋下にノーを突き付けただけやん。
みんなから色々言われても、58%も達成したから俺様は偉い!てかww
その達成してるつもりの「賛否両論ある問題」はスルー。
公募校長に「スーパーマンを求めてるわけじゃないんです」て、m9(^Д^)プギャー
当たり前じゃw
またまた橋下の極論やな。
誰も求めてない当たり前の事を平気で発言して恥ずかしないんか?
それと、不祥事案件を2名とデマる橋下!
2名は処分対象者で、不祥事は6名やろ。
「役所のルール、役所の慣行、役所の価値観に囚われてしまう」は理解出来ても
自慢してる大阪城の3Dマッピングとか、モトクロスは誰の価値観?
ちゅうか、公募の話と別なんやけどな。
高倍率の中から選ばれた11名の内、半数以上が問題起こしてるんやから
それを価値観の話にするんなら、橋下の価値観は間違てるちゅう事ちゃうか?
キャストでは木原が不祥事数を指摘してたけど、tenは誰も指摘せーへんな。
「僕のスケジュール」て、色々トップしてんのは都構想の為ちゃうんか?
誰かがツイしてたけど、「公務日程なし」でググルったら橋下がトップにくるてw ほんまやww
「選挙がある期間なんて二週間」て言うてるけど
橋下は土日休みとか、土日月の三連休も結構多いし、7月は22日間も公務なしw
そら、休んでばっかりしてたら「市長だって手回りませんわ~」やで。
「じゃあ、読売テレビの社長が~」は、橋下の常套句。
こんな発言にいちいちマジ返しするだけ無駄。
「責任を取る民主主義」て言いながら、まいど責任転嫁。
ちょっと批判されたら「じゃあ、やってみてくださいよ」やし、
「ホームページ見てください」
↓
「見ました」
↓
「分からないならしょうがない」=「読解力がない」ちゅう事で相手を批判。
で、
「地方自治の勉強を10年やった学者さんでも、ついて来れません」
( ̄д ̄) エー・・・
そんな学者さんでもついて行かれへんような難しい話やのに、
橋下は経済同友会には、たった二時間で説明出来たんか?
ほな、こんなSP番組に出さしてもろて、260万人に説明したらええやんw
誰も260万人、一人ずつに説明せえなんて言うてへんしな?
都構想が実現出来なかったら、
「大阪市民は不幸な時代に戻って下さい」やて。
ココ、笑うとこ?
怒れ!大阪市民!こんな暴言許すな!
そういえば、創価の友達が「入ったら倖せになれる」て言うてたww
うち「そんなわけの分からんもん拝んでる間あったら墓参り行くわ」と(≧ω≦。)プププ
市民の不幸は、橋下が市長やってる事やろ(`・ω・´)
地下鉄民営化にしろ、不幸になる発言にしろ、これ脅しやで?
お前ら、俺様に逆らったら不幸になるぞ(゚Д゚#)ゴルァ!!
山川氏の「不幸になるとは一体どういう事なのか」に対して
「じゃあ昔の大阪府と大阪市の状態で良いんですか」
デタ━━━゚(∀)゚━━━!!
橋下の「じゃあ、×××」
「じゃあ、今のままで良いんですか」
「じゃあ、やってくださいよ」
「じゃあ、対案出してくださいよ」 etc…
で、理論的に指摘されたら、発言を遮るちゅうパターンな!
「市民の借金は~」て言いながら、その市民の税金を平気で使てんのは誰?
市長職と国政の代表のラインが曖昧で、自分のブレーンを顧問にしたり、
後援会会長の息子を秘書にして、何の仕事してるか明確に分からんしな。
渡米キャンセル費も公費からやもんな。
俺様はこんなにやってるんやから、評価しろっちゅう事らしいけど
オカンにでも褒めてもらえwww
「全然だってもう~悪口ばっかりじゃないですかー」て
悪口ばっかり言うてんのはお前じゃ!
都構想のデメリットには一切触れんかったけど、
結局、「今までの大阪府と大阪市」のデメリットが解消されれば
わざわざ都構想にする必要性ないちゅう事やろ。
で、最後のオチ?は
みんな説明せえ言うから、説明しよう思てたけど、
学者や専門家のレベルの説明になるから、
アホな有権者には「今の東京都と比べて見てください」
「区長が切磋琢磨する、借金はそんなにない、これを目指しましょう」てかw
東京都を参考にできても、大阪とは財政状況とかも違うんやから比較は無理やろ。
2012.12.22、橋下は、みんなの党応援演説で
『大阪府は11年間連続の赤字がもはや4年前、僕が知事になった時から黒字ですよ。
色んなサービスも増やしました。
それでも借金はどんどん減ってきてるんです。
それは大阪府民全体で色んな改革に挑戦したからなんです』てデマってるけど
大阪府は、橋下のせいで起債許可団体に転落した事や黒字化のカラクリは周知の事実。
都構想が実現したからて、大阪府の借金も大阪市の借金も消えるわけもなく、
借金(府)+借金(市)=超借金(都)にしかならんから
「大阪都になったら倖せになれますよ!」詐欺には引っ掛からんように☆
※以下、参照
・都区財政調整制度の基本的仕組み(東京都)
・前 東京都大田区議会議員 奈須りえさんのブログ(都区財政調整制度について)
2012-11-20 都知事選挙を前に思う都政の課題2013-04-16 争点の無い都議会議員選挙こそが争点
・「都市と地方の財政力格差是正論」への反論〈 概 要 〉
・大阪府の主な財政状況の推移(平成24年度)
・「大阪市財政の現状」について(平成24年9月)
・大阪府・大阪市特別区設置協議会
・自民党大阪府支部連合会 『本気で考えよう!大阪の将来 大阪都構想の不都合な真実』
・「大阪における大都市制度の制度設計(パッケージ案)」に関する自民党の見解
・民主系、府議会市議会議員団体 大阪にふさわしい大都市制度について
・OSAKAみらい、ソレイユ堺との合同政策勉強会『大都市における財政調整制度』
・日本共産党大阪市会議員団の見解
・公明党、府議会市議会議員団体 大阪にふさわしい大都市制度について(H24.8.31)
・「大阪都庁」職員1万人近く? 見えてきた都構想の姿
・維新の会と関西財界の利権の構図…大阪市営地下鉄民営化で露呈!?市民にしわ寄せか
・大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション ハウステンボス×大阪観光局
・大阪府特別顧問の委嘱澤田秀雄(株エイチ・アイ・エス代表取締役会長)=ハウステンボス社長
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