2014/08/22
2014.08.15(金)大阪府議会本会議 8月臨時会「松井・3度目の再議」
8/15(金)大阪府議会8月臨時会を文字にしておきます。
明らかに言い間違いの部分もそのまま文字にしてます(特に維新)
( )内の発言は、演壇以外での発言です。
(聞き間違い等多々あると思いますのでご指摘願います)
録画放映は既にアップされてます。会議録もいずれアップされますので、検索してご確認ください。
※8/22 追記:自民党府議団より討論が掲載されたのでリンクしました
・「議長問責決議」についての栗原貴子議員の討論
・「特別区設置協議会委員推薦手続条例案再議」についての出来成元議員の討論
岡沢健二議長:
只今より平成26年8月臨時会を開会致します。
(略)
日程第2、会期決定の件を議題と致します。
お諮り致します。
本臨時会の会期は本日から8月27日までの13日間と致したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって会期は13日間と決定致しました。
日程第3、議員提出第1号議案
「大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件」を議題と致します。
議案はお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
議案につきましては、提出者の説明を求めます。清水義人君。
清水義人議員:
公明党大阪府議会議員団の清水義人でございます。
只今、議題となっております大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に
関する条例制定の件につきまして、提出者を代表して提案理由をご説明致します。
大阪府・大阪市特別区設置協議会につきましては、本大阪府議会、及び大阪市会における議決を経て、
平成25年2月に設置され、協議会規約に定める委員の府議会議員の推薦にあたっては、
議会の意思を反映させる為、全会派が一致して会派比率による割当を行ってきたところであります。
府議会から推薦した議員は、協議会における協議スケジュールに沿って、
約一年間に渡り、真摯な議論に参画していたところでありますけれども、
平成26年1月を最後に、協議会が開催されなくなり、
同年6月に協議会会長が府議会から推薦した一部議員に対して、一方的に規約違反と断定し、
協議会における検証も行われないまま、府議会議長宛に府議会からの推薦の再検討が要請される事態に至りました。
その結果、6月27日の議会運営委員会において、
これまで会派比率により、自民、及び民主に割当られていた委員枠を維新に振替える事が強行され、
更に7月3日には、規約違反と断定さえされていなかった我が会派に割当られていた委員枠につきましても、
同様の事が強行され、全ての委員枠を維新で占め、協議会の構成が規約違反となる事態となりました。
協議会は、7月3日に知事・市長と維新の府議会議員だけという異常な状態で再開され、
僅か4回の協議により、特別区設置協定書案の採決がなされました。
この状況には、特別区設置協定書案に対して、意見を述べる立場にある新藤総務大臣も
正常な状態ではないとの認識を示されており、
もはや協定書案そのものの正当性さえ疑わしいと言わざるを得ません。
協議会の委員の構成を会派比率とする事は、議会の意思を最も適切に反映させる方法であり、
これまで全会派が一致している事から、慣例により議会運営委員会理事会で合意してきたものです。
仮にこの合意を変更するのであれば、少数会派の意見が反映されない議会運営委員会ではなく、
本会議において決定されるべきです。
先日の7月臨時会においては、過半数を超える57名の議員により条例案を提出し、
一旦は可決したものの知事の再議により否決され、廃案となりました。
議会内のルールを定める本条例案を知事が再議に付する事は、
議会の議決権に対する重大な侵害であり、断じて許されるものではありません。
今回改めて、協議会の民主的で公正かつ公平な運営を確保する為、
推薦手続についての条例案を提出しておりますが、
知事におかれては、二度と議会制民主主義の根幹を揺るがす暴挙に出る事なく、
長い大阪府政の歴史に、これ以上の汚点を残さない事を強く望むものであります。
府議会各会派におかれましては、本議案につきまして何卒ご賛同いただきますようお願い申し上げ、
提案主旨説明とさせていただきます。ご静聴有難うございました。
議長:
以上で提出者の説明は終わりました。
議案に対する質疑は通告がありませんので、質疑なしと認めます。
お諮り致します。
本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。そのように決定致します。
討論は通告がありませんので、討論なしと認めます。。
これより議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件を
起立により採決致します。
本件につきましては、原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
起立多数であります。
よって議員提出第1号議案は、原案の通り可決されました。
日程第4議員提出第2号議案「大阪府議会会議規則一部改正の件」を議題と致します。
議案はお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
議案につきましては、提出者の説明を求めます。花谷充愉君。
花谷充愉君。
花谷充愉議員:
自由民主党大阪府議会議員団の花谷充愉でございます。
只今議題となっております「大阪府議会会議規則一部改正の件」につきまして、
提出者を代表して提案理由をご説明致します。
議員派遣や議会以外の者が設置する機関の委員等として議員を推薦する際は、
議会の意思を反映させる為、これまで慣例により会派比率による割当を行ってきたところであります。
大阪府・大阪市特別区設置協議会についても会派比率により議員を推薦してきたところでありますが、
平成26年6月に協議会会長が府議会から推薦した議員の一部について、
一方的に規約違反と断定し、協議会における検証も行われないまま、
府議会議長宛に府議会からの推薦の再検討が要請される事態に至りました。
議会運営委員会において、会派比率により公明、自民、及び民主に割当られていた委員の枠を
全て維新に振替えるという事が強行されましたが、
議会の意思を反映させるには、会派比率が最も適切であり、
仮にそれを変更するなら、少数会派の意見も反映される本会議での決定が必要であります。
今回、議会運営委員会での決定を覆して、会派比率による委員構成に戻す為、
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例案が
議案として提出されましたが、今後二度とこのような暴挙が行われないよう、
一般規定として議員派遣や議会以外の者が設置する機関の委員等として、
議会が推薦する時も会派比率により選定する事を明確に規定する為、
大阪府議会会議規則の一部改正を行うものでございます。
府議会各会派におかれましては、本議案につきまして何卒ご賛同いただきますようお願いを申し上げ、
提案趣旨説明とさせていただきます。ご静聴有難うございます。
議長:
以上で提出者の説明は終わりました。
議案に対する質疑は通告がありませんので、質疑なしと認めます。
議員提出第2号議案は、議会運営委員会に付託致します。
議長の手元に清水義人君ほか6人から、只今議会運営委員会に付託しました議員提出第2号議案については、
会議規則第44条第1項の規定により、8月26日までに審査を終わるよう期限を付けられたいと動議が提出され、
所定の賛成者がありますので、動議は成立致しました。
よって本動議を議題とし、採決致します。
この採決は起立により行います。
本動議の通り決定する事に賛成者の方はご起立願います。
起立多数であります。
よって議員提出第2号議案については、8月26日までに審査が終わるよう期限を付ける事に決定致しました。
日程第5報告第1号及び第2号
工事請負契約変更の専決処分の件(一般府道余野茨木線土砂崩落対策緊急仮設道路他設置工事)ほか
1件を一括議題と致します。
議案はお手元に配付致しておきましたので、ご了承願います。
議案につきまして、知事の説明を求めます。
知事、松井一郎君。
松井:
今次定例会に、定例府議会に提出を致しました第1号報告及び第2号報告について
その概要を説明を致します。
第1号報告は、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をしましたので、
同条第3項の規定により報告し承認をお願いをするものです。
第2号報告は、地方自治法第180条第1項の規定により府議会から委任をいただいている事項について、
専決処分を致しましたので、同条第2項の規定により報告するものです。
何卒宜しくお願いを致します。
議長:
以上で知事の説明は終わりました。
議案に対する質疑は通告がありませんので、質疑なしと認めます。
日程第5の報告の内、議決不要の第2号報告を除く第1号報告を土地住宅常任委員会に付託を致します。
この際、暫時休憩致します。
―休憩―
議長:
これより休憩前に引き続き会議を開きます。
この機会に予め会議時間を延長致します。
この際、(笑)暫時休憩致します。
―休憩―
永野孝男副議長:
これより休憩前に引き続き会議を開きます。
只今議長の手元に決議案1件が提出されました。
お諮り致します。
この際、これを緊急を要する事件として日程に追加し、直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって第1号決議案「岡沢健二議長に対する問責決議案」を本臨時会において議題と致します。
議案はお手元に配付致しておきましたので、ご了承願います。
議案につきまして、提出者の説明を求めます。清水義人君。
清水義人議員:
公明党大阪府議会議員団の清水義人でございます。
只今議題となっております岡沢健二議長に対する問責決議につきまして、
提出者を代表し、提案理由をご説明致します。
岡沢議長は、本年5月の府議会議長選の出馬にあたり、少数会派の意見にも耳を傾け、
公平・公正な議会運営に努めると約束をされました。
議員一同は、この約束を受けまして、本会議において満場一致をもって岡沢議長を選出致しました。
しかしながら、岡沢議長は去る7月の臨時会の議事運営におきまして、
議長選に出られた時の約束を反故にされ、理解に苦しむ行動を重ねられました。
まず、平成26年7月25日、会期一日と決められました本会議において、
岡沢議長は、議員提出第2号議案「大阪府議会会議規則一部改正の件」
及び第1号決議案「大阪市の区域における特別区設置協定書案の無効を宣言するとともに、
正常な大阪府・大阪市特別区設置協議会の速やかな開催を求める決議(案)」の本会議上程を
求める動議を無視され、本会議で取上げられませんでした。
また、この日の深夜、岡沢議長は、委員長職を兼ねる議会運営委員会におきまして、
議員提出第2号議案「大阪府議会会議規則一部改正の件」について、
本会議への上程を妨害する意図をもって、未明直前、採決を行って時間を経過させて上程を阻止しました。
更にこの間、過半数を優に超える57名の議員が未明直前、本会議での会期延長の議決を求めて
議場に着席して、議長を待っていたにも拘わらず、岡沢議長は最後まで議場に姿を見せられませんでした。
結果として付議事件について議決をしないまま、臨時会を流会させるに至ったわけであります。
本来、現在105名の府議会議員は、府内全域の有権者の投票によって選ばれた府民の代表でございます。
しかるに、岡沢議長は、府民の代表である議員の声を無視し、全て第一会派の意向のみに忠実に従い、
不偏不党、公正・公平で民主的・中立的な議事運営が求められる議長の職責を顧みることなく、
こうした行為をされるに及んだと言わざるを得ません。
岡沢議長は、議長としての職責を全うする責任がある事を自覚されるべきであります。
その事を求めまして、決議を提案するものであります。
府議会各会派におかれましては、本決議案につきましてご賛同いただきますようお願いを申し上げ、
提案趣旨説明とさせていただきます。ご静聴有難うございます。
副議長:
以上で提出者の説明は終わりました。
お諮り致します。
本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
これより討論に入ります。
通告により森和臣君を指名致します。森和臣君。
森 和臣:
大阪維新の会・みんなの党 都構想推進大阪府議会議員団の森和臣でございます。
会派を代表致しまして、本日唐突に提出された岡沢健二議長に対する大いなる難癖というべき本決議案に、
決議案の件につきまして、我が会派の態度と見解を表明さしていただきます。
岡沢議長の名誉の為にも申し上げますが、去る平成26年7月25日に開会されました臨時会における
議会運営において、岡沢議長には瑕疵ある運営は一つもなかった事をまず申し上げます。
当日の付議事件は本日上程されているものと同様の条例案、知事報告案件が2件、合計3件でありました。
岡沢議長は、この3件全ての議案の採決を済ました上で、
議会を自然閉会という形で閉会したのであり、決して流会ではありません。
決議案でなら、けつ、えー決議案では7月臨時会における岡沢議長への議会運営に対する指摘を
されておられますが、先ほどの議会運営委員会でも申し上げましたが、
その内容において事実誤認、見当違いの指摘が多く含まれています。
その点、順次指摘して参ります。
本決議案に規則改正決議案の動議を無視されたとありますが、
そもそも当該議案の上程については、議会運営委員会で協議する旨、本会議直前の議会運営委員会において、
各会派の了承しておりました当日各会派が了承の下、進んでいた議会運営に反する動議が
提出された事につき、動議を無視した、上程を阻止したとの指摘は全くあたりません。
また、57名の議員が未明直前に議場に着席していたとありますが、
同時刻には、議会運営委員会が開催されており、委員が7名と傍聴議員は当然議場に入っておらず、
議会議員の過半数も議場には入っておられなかったのであり、
この点も明らかに事実誤認であります。
また、付議事件を議決していないまま、臨時会を流会させたとありますが、
何度も申し上げますが、規則改正案、決議案とも当日に出されたものであり、
そもそも当日の議事運営において、付議事件になっていなかったものであり、
かつ流会ではなく、自然閉会として議会を閉じたものであります。
以上、縷々申し上げましたが岡沢議長には問責に値する項目が一切なく、
本決議案は本日、突然にかつ悪戯に提出され、全く意味のないものであります。
このような事実と異なる決議案は即刻取下げていただきたいものであります。
以上、決議案については反対である事を表明し、我が会派の討論と致します。ご静聴有難うございました。
副議長:次に栗原貴子君を指名致します。栗原貴子君。
栗原貴子:
自由民主党大阪府議会議員団の栗原貴子でございます。
採決に先立ち岡沢健二議長に対する問責決議案の件について、
我が党を代表して意見と態度を表明させていただきます。
岡沢議長は、本年5月の議長選挙の出馬にあたり、少数会派の意見にも耳を傾け、
公平・公正な議会運営に努めると約束されて各会派を回られました。
議員一同、この約束を議長の真意と受止め、本会議において満場一致をもって岡沢議長を選出しました。
この間の経緯については、岡沢議長ご本人が最もよくご存じのはずでございます。
しかしながら、岡沢議長は、去る7月の臨時会の議事運営において、
形式が整っている議案であるにも拘わらず、これを本会議に上程されませんでした。
こうした事は府議会の長い歴史の中で前例がなかった事であります。
また、慎重な審議をする為、会期延長を求めたにも拘わらず、これを放置されました。
岡沢議長は、公正・公平で民主的・中立的な議事運営が求められる議長の職責を顧みる事なく、
このような行為をされたものと言わざるを得ません。
岡沢議長は、議長として職責を全うする責任がある事を自覚されるべきです。
以上、申し上げた通り岡沢議長に対する問責決議には賛成である事を申し上げ、我が党の討論と致します。
ご静聴有難うございました。
副議長:
以上で通告による討論は終わりました。
これをもって討論は終結致します。
これより第1号決議案岡沢健二議長に対する問責決議案を起立により採決致します。
本案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
起立多数であります。
よって第1号決議案は原案の通り可決されました。
議長の手元に知事から本日議決した議員提出第1号議案について
地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付する旨の文書が提出されました。
お諮り致します。
この際、議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定
再議の件について、日程に追加し直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定、再議の件を
本臨時会において議題と致します。
文書はお手元に配付致しておきましたのでご了承願います。
知事から再議を付した理由の説明を求めます。知事、松井一郎君。
松井:
再議提案の理由を説明さしていただきます。
先ほど議決されました大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に
関する条例制定の件については、次の理由により異議がある為、
地方自治法第176条第1項の規定に基づき、再議をお願いをするものです。
大阪府議会・大阪市会の議決を得て、設置の大阪府・大阪市特別区設置協議会の委員については、
協定書作りの場に相応しい協議会委員に改めるよう、
協議会規約に基づく委員の推薦方法の見直しが行われたとこであり、
本条例に基づき、委員の推薦手続を変更する事により、
本協議会の円滑な運営に支障が生じ、設置目的を果たす事が出来ません。
以上の事から、再度のご審議を賜りますよう宜しくお願いを致します。
副議長:
以上で知事の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
通告により、宗清皇一君を指名致します。宗清皇一君。
宗清皇一議員:
自由民主党大阪府議会議員団の宗清皇一でございます。
松井知事の再議について、再議に付された条例を提案された全ての議員の思いを代表して、
質問をさしていただきたいと思っております。宜しくお願いします。
松井知事、民主主義をどう考えておられるのでしょうか。
議会の過半数を超える57名の議決を無視するんでしょうか。
我々が大阪府議会の議会運営委員会の一連の暴挙に対し、
また、大阪維新の会だけで行われている異常な状態の法定協議会を正常化する為に、
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例を
57名の議員が提出し、先ほど本会議で可決したばかりです。
ところが先の臨時議会の時と同様、自分にとって都合の悪いという理由で、
これまた再議に付すとは、議会の議決権に対する重大な侵害であり、断じて許されるもんではありません。
議会自らが決めた事に対して、再議権を乱用しないよう先日の会派要望でも知事に申し上げました。
にも拘わらず、知事は全く聞く耳を持っていただけませんでした。
一連の知事の暴挙を止めるべく、先の臨時会と本議会と、
二度も同じ条例を議会から提案するという事実を重く受止めるべきではないでしょうか。
知事は、議会の意思の重みを全く理解していません。
もう一度申し上げますが、この条例は予算編成権を含めて、知事の権限を一切縛るものではありません。
この条例は議会の会派比率を決める問題であり、
知事がこの条例に再議を掛ける理由などどこにもありません。
再議に付すというのは、自分の都合で会議の中に手を突っ込んで、議会制民主主義を否定し、
破壊する行為に等しいと考えています。
知事は、議会の過半数の意思で決定した意義をどのように受け止めているんでしょうか。
お願いします。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
えー議会の過半数以上で、えー決定をされた法定協議会において、えー協議書を纏める為に、
委員については、協議会委員として職務職責をしっかり果たしていただける、
そういう委員が就任すべきものだと、こう思っております。
今回、えー7月の臨時会と同様の、えー条例が提案をされましたが、
この条例提案の、この条例提案は、まさに法定協議会を潰すもの、
えー協議書をなきものにする為の、そういう思惑で、えーこの条例が、えー可決、
成立さされた、されたと、こう思っております。
えー法定協議会の今後の運営に支障を来すと判断をした為に、再議に付しました。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
松井知事、もう一度お聞きしますが全く質問に答えていただいてません。
いつものように答えていただいてませんが、知事の法定協議会の個人的な感想を聞いてるんではないんです。
議会の過半数の議決なんてどうでも良いと思ってるんですか、こういう意味で聞いてるんですよ。
議会の過半数っていうのは、府民の意思を反映してないと知事は考えてるんでしょうか。
それだけ、簡単に答えてください。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
えー議会の議決が行政執行上、しく、えー支障があると考えられる時は、
再度お願い、審議をお願いする事が出来る事となっておりまして、
えー、適切に、え、えー権限を行使をさしていただいております。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
知事、ちゃんと質問に答えてください。
議会の過半数の議決をどのように受止めてるんですかと聞いてるんです。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
過半数のご議決は重く受止めておりますが、
議会の議決が行政執行上支障があると考える時に、
再議の審議をお願いする事が出来ると、これはあのー権利として、なっておりまして、
適切に行使をしております。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
今、知事が仰った議会の執行って何ですか?じゃあ。
行政の執行ですか?
それは何を意味するんですか。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
今回の議案に対しての行政の執行は、えーまさに議会の過半数を得て、
設置をされた法定協議会が正常に機能する事。
そして、取り纏めた、取り纏められた、えー協議書が9月議会で、
まさにここにいらっしゃる議会の皆さん、えー、と、おー堂々と正面から議論をし、
そしてその協議書を府民の、市民の皆さんにしっかりとお示しをし、
最終的には市民の民意において、えー大阪都構想、えー是か非かをしっかりと判断をいただくと、
いうのが今、えー我々に、あー僕に与えられた行政上の大きな最大の課題だと、こう思ってます。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
知事はいつも私の質問の意味をよく分かっていただいてないと思うんですねぇ。
しっかり答弁してくれなくて、いつも困るんですよ。
以前も申し上げましたけどね、さまざまな意見を述べる事は民主主義の原点でしょ、知事。
知事も府会議員で居られたので、よく分かってるはずやと思うんですよ。
あなた方が示されたパッケージ案の中身、前も、知事、申し上げましたけどね、
都構想にすれば4,000億浮くとか、儲かる、そんな効果もない事も私たちが質疑をして明らかになったんです。
4月、27年4月の特別区の移行もね、物理的に無理ですよと、
知事にとっては反対意見かもしれませんけども、今は認めてるじゃないですか。
これも前に申し上げました。
こういった発言がですよ、議会のその会議の進行を妨害するというのは全くあたらないって事は、
申し上げておきます。
当初、特別区は20万~30万、そんな事も言ってましたよね、知事。
ニアイズベター、こんな事も散々言ってましたけども、
財政的に成り立たない事も私たちの質疑で明らかになったんです。
だから5区案になったんでしょ。
だから、あなた方が都構想を言い出して、民意を得た、得たと言いますけど、
その時の状況とは大きく変わってますよ。
だから、審議をする事が大事でしょって事を申し上げてきてるんです。
私たちが法定協議会に入って議論する事が都構想のまぁ、知事にとってのデメリット。
こういう事をどんどんどんどん表に出される事が都合が悪いから
我々を排除してるんですか。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
法定協議会の規約にしっかりと則って、まさに協議書を作る為の前向いたご議論をいただける、
えーメンバーであれば全く問題はありません。
しかしながら今、宗清議員のお隣に座っております、座られています花谷委員につきましては、
法定協議会において、まさに入り口論に終始をされ、法定協議会の委員として、
えー職務職責を誠実に、こなされていないというのが、これは浅田会長の、えー議事録においての、
しっかりと、えーそのー証拠に基づいて、花谷委員に対して、えーその指摘を文章でされております。
その事に対して、なんら返答なく、えーまさに法定協議会の委員として、
職務職責を果たしてきたというのがおかしいと、あーいう事であります。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
今の松井知事の答弁では、うちの花谷幹事長の発言が個人的に駄目やったという理解になるんですか。
前も答えてもらってないので、ちゃんと答えましょうよ、知事。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:会派の代表として選出された花谷委員は、法定協議会での委員としての職務職責を果たされていません。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
うちの、じゃあ花谷委員が駄目だったら、ほかの委員、個人的に替えてくださいと
申し入れをすれば良かったんじゃないでしょうか。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
まず、それでは花谷委員は、職務職責を果たさなかった事をご自身が認められるかどうか。
えー浅田会長から文書で通告された、えーその法定協議会の委員としての不誠実な対応について、
しっかりと返答されるところから、が、スタートだと、こう思っております。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
もういっぺん確認しますけど、
では、我々の会派っていうか正当な発言が規約違反という事になるんですか。
副議長:知事、松井一郎君。
(宗清議員:ちゃんと答えましょう)
松井:
正当で、えー代表に選ばれた花谷委員の発言が法定協の規約に違反をしてると、
職務職責を果たされていないという事であります。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
分かり難い答弁です。
じゃあ、橋下市長はね、大阪市議会の各会派に法定協議会に出て来て議論すべきやと、
言ってましたけども、じゃあ大阪市会は良くて、大阪府議会だけ駄目なんですか。
(宗清議員:ちゃんと答えてください。条例に…)
副議長:知事、松井一郎君。
(宗清議員:ヤジ黙らしてください、これ。質問中なんだよ、これは)
(不規則発言や、これは)
松井:
ちょっと答えます。
えー、会派として、えー大阪府議会での、おーが良くて、大阪市議会で、えーが悪いとか、
そういう話をしているんではありません。
ま、大阪市議会でも不規則な発言、多々ありますけど、大阪市議会においてはですね、
えー、維新以外の政党で委員構成を決める権限があるわけで、
大阪市議会においては、我々としては大阪市議会の委員の中にも職務職責を果たさない、
そういう人がいらっしゃるという、えー思いを持っておりますが、
その事も踏まえて、浅田会長から大阪市議会議長に申し入れもなされておりますが、
大阪市議会では、そういう委員も認めた上で、えー委員の入替えは行われていないという事であります。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
松井知事、ここは再議にとって大事なとこなんですよ。
橋下市長は大阪市議会ね、協議会に入るべきやと言ってたでしょ。
松井知事は、府議会は入んなという、市長は大阪市議会は入ってくださいという、
だからこれ、どちらが正しいんですかという事を聞いてるんですよ。
市会議員は良くて、府会議員は駄目なんですか。
そこは、はっきりしときましょうよ。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
市会議員は良くて、府会議員は駄目だなんていう事は言ってはおりません。
法定協議会の委員として、相応しい方が委員の職務職責を果たされるべきと、こう言ってるわけです。
(その通り)
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
松井知事ね、自分たちが排除したんですよ。
我々を排除したんです。
なのに、大阪市会は橋下市長が出て来て堂々と議論したら良いじゃないかと、こう言ってるんですよ。
だから、市会が良くて府会が駄目なんですかと、
今の知事の発言では、市会も駄目なんですね、じゃあ、入ったら。
維新以外は全部入ったら駄目という事ですね。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
法定協の委員として、職務職責を果たされる方が委員としての仕事、しっかりなされるべきもんだと、
市議会だから駄目、府議会だから良いとか、そういう話ではございません。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
知事、誤魔化すのはやめましょう。
これは条例をね、我々から提案して、再議まで掛けて潰そうとしてるんですよ。
何故、我々が法定協議会に入ったら駄目なのかという事なんです。
何故、排除されたのかという事を聞く大事なポイントなんですよ。
誤魔化さないで答えてくださいよ。
知事ね、議会の意思決定というのは、どこで決まると思われてるんですか。
議会の、府議会の意思決定は、どこで決めるんでしょう
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
法定協議会の委員の選定については、えー府議会の、あー府議会の議会のルールによって、
議会運営委員会で委員を選任されるものと、こう思っております。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
知事、そんな事は聞いてないんです。
議会の、大阪府議会の意思決定は、どこですると理解されてるんですかと聞いてるんです。
副議長:知事、松井一郎君。
(本会議で決める事じゃないか)
松井:
大阪府議会の意思決定については、あま、僕は色んなものを提案さしていただきますが、
議会のご議決をいただいております。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
(…やめとけ、もう)
宗清議員:
都合の悪い事だけね、そういう曖昧な答弁やめましょうよ。
大阪府議会の意思決定は、どこでされると知事は思っておられるんですかと、こう聞いてるんです。
本会議ですよね。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:本会議で意思決定をされるもの、また議会運営委員会で意思決定されるものがあると思います。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
(絶対おかしいよ)
宗清議員:
曖昧な答弁はやめましょう、知事。
ではね、6月27日に法定協議会の委員の差替えを議会運営委員会で強行されましたけども、
そもそも議会運営委員会の決定がね、府議会全体の意思だと、思ってるような発言ですよね。
では、本会議の議決と議会運営委員会の議決、どちらが重いと考えてるんでしょう。
ご都合で答えないでくださいね。
副議長:知事、松井一郎君。
(ガヤガヤ)(議運で選ばれた…)
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
本会議で決めるものでありますが、慣例により議会運営委員会で決定されるものもあります。
そして、まぁ宗清議員からの質問ですが、それは議会内部でのルールの話なので、
僕に聞くというよりも、議会の中でご議論ください。
(その通り)(そうや)
副議長:宗清皇一君。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
今、知事認めたじゃないですか。
議会内のルールだったら議会で決めてくれって言ったでしょ。
それを議会で決めたら、再議してるじゃないですか。
副議長:発言中でありますのでご静粛に願います。
宗清議員:時計止めてください、今の。宜しいですか。
(府会で決まった事やないか)
宗清議員:良いですか、発言。
副議長:良いです、どうぞ。
宗清議員:
知事、先ほどの答弁で認めたじゃないですか。
議会の中のルールは議会で決めるんですよ。
それを再議してるから、おかしいんじゃないんですかと聞いてるんです。
言ってる事が支離滅裂ですよ。
(そうだ)
知事、私たちはね、全く議会、あの議論から逃げようとはしていません。
都合の悪いとこだけは、いつもね、両刀遣いするとか二面性を出してですよ、言ってるんですよ。
だから答えてください。
議会運営委員会の決定と、本会議の決定は、どちらが重いと思ってるんですかと聞いてるんです。
副議長:申し上げます。発言中はお静かにお願い致します。知事、松井一郎君。
松井:
まぁ本来、本会議でさまざま事を決めるものでありますが、
慣例として議会運営会で、議会運営委員会で決定されるものもあります。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:都合の悪い事は答えない。いつもそうなんですよ。
(松井:違う)
宗清議員:違うかったら、じゃあ答えてくださいよ。
(松井:答え…)(ガヤガヤ)(重たいのはどちらかや)
副議長:知事、松井一郎君。
松井:先ほど答えた通りです。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:いつも都合の悪い事は、そうして逃げられるんですねぇ、知事。
(松井:逃げてません)
宗清議員:
私たちはね、知事、よーく聞いといてください。
出来たもの、協定書をね、議論するという事は否定はしていません。
協定書を作るね、作成するプロセスを大事にしないから、こういう事を問題視してるんです。
プロセスを蔑ろにして、勝手に進めるというのはあかんよと、こういう事を申し上げてるんですよ。
正常の状態で議論されたね、協定書ならいつでも議論に応じたいと思いますし、
是非、我々も法定協議会に入れて正常化をしていただきたいというふうに思っています。
知事はね、法定協議会で協定書を作成する、その正面の議論から逃げていると、私たちはそう思っています。
正面から、私たちと議論する気ありませんか、法定協議会で。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
僕も法定協議会の委員ですけれども、宗清議員はどこを見られて来たのかなと、
法定協議会で法定協議書を作る為に、えー正面から議論はして参りました。
まさに入り口論に終始されてきた、その事の、が証拠として議事録に残ってるのが
花谷議員のさまざまな、えーご発言であります。
まず、えー議論するのに逃げないと言うんなら、9月議会で出来上がった法定協議会の協定書、
このテーブルの上に置いて、しっかりと議論しましょうよ。
何故、法定協議会に拘るんですか。
法定協議会で、法定協議会を潰して協議書をそのものをなきものとしたい、
皆さん、おかしいじゃないですか。
副議長:ご静粛にお願い致します。
松井:
まさに9月議会でやれば良い事を法定協をもう一度開け、開け、
要は出来上がった設計図そのものをなくしたいだけ。
皆さん、皆さんは、まさに今のままの二重行政の、この大阪府・大阪市の関係を維持して、
自らのポジションを守りたいだけの話じゃないですか。
堂々と9月議会で議論しましょう。
(ガヤガヤ)
副議長:再度申し上げます。ご静粛にお願い致します。宗清皇一君。
宗清議員:
都合が悪なったら強弁、いつもの得意なパターンでしょうけどね、
なんべんも言うてるでしょ、協定書が出来上がった分は議論するんですよ。
協定書を作るプロセスが大事でしょと、そこから逃げるんですかって聞いてるんです。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
宗清議員、プロセスていうのは、まぁ入り口があって、途中経過があって最終段階があるんです。
まさに途中経過、最終段階へ行く入り口論のところで全く議論を進めようとしない、
そういう事に終始されたのが、まさに花谷議員じゃないですか。
その事について、まさに議事録に残っておりますから。
その事において、まず違うんであれば浅田会長から出た、その花谷議員に対しての申入書に
もっと誠意を持って答えるように、自民党として、えーしっかり、えー花谷議員を
そういう形で答えるべきという指導もしていただきたいと、こう思いますねぇ。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
また都合が悪なったらすり替えですか。
出来上がったものを議論する事と、
出来る前のプロセスに参加をするというのは全く違うんですよと。
だから出来るまでのプロセスに、参加をする法定協議会は大事でしょと、
そこから異論を言う人は、みんな都合が悪いから排除されるんですか。
我々と議論する気はないんですかと聞いてるんです
副議長:知事、松井一郎君。
(論破でけへん…)
松井:論破は何度もさしていただきました。
(さしてへん)
松井:
入り口で、えー中身の議論についての議論なら、幾らでも受付をさしていただきますが、
まさに、まぁ電車が進む中で一人ですね、電車に乗ろうともせず、改札で立ち止まったまま、
えー文句ばっかりを言われてる。
この状況であれば、これ議論として成り立ちません。
だから、まさにこの9月の議会であれば、そういう事にならずに中身の議論が出来ます。
その為に、テーブルの上に法定協議書が置かれるのが一番、議論としてはあるべき姿じゃないですか。
そういう形をやりたいと言ってるだけです。
副議長:宗清皇一君。
宗清議員:
全く答えようとしませんよねぇ。
先ほどから都合悪い事は、いつも答えないんですよ、松井知事。
我々は誠実に仕事をして来たんです。
松井知事にとって誠実ではないかもしれませんけど、府民にとっては誠実に議論してきたんですよ。
問題点を明らかにして来たのは私たちです。
維新の会の皆さんや、松井知事が私たちの質問にきちっと誠実に答えてない事は議事録に載ってます。
知事ね、一つだけ確認します。
この議運でね、メンバーを決めるというものはそもそもおかしい。
本会議が正当に決められる場所です。
もう一つ、議会運営委員会は少数会派の方々が入ってません。
少数会派の意見は排除して良いと考えてるんですか。
副議長:知事、松井一郎君。
松井:
これも僕も、あー知事になる以前、議会側に言いました。
えーこれは大阪府議会において長年、慣例の中で議会運営委員会で多くの物事が決まって来たのは
事実じゃないですか。
で、今、自分たちに都合悪いところだけがね、えー本会議が重要じゃないかとか、
そういう理屈こそ、僕はおかしいと思いますよ。
まさに、本会議上で決定されるべきものもありますが、慣例として議会運営委員会で、
さまざまな事、決まって来たじゃないですか。
これ大勢の、えーベテランの議員さんは一番よくご存じですよ。
だから、まさに慣例の中では議会運営委員会で物事も決まって来たと、これが事実です。
(ガヤガヤ)
副議長:宗清皇一君。
(ガヤガヤ)
宗清議員:本当に問題をすり替えて正面から答えようとしませんねぇ。
(松井:正面から議論して…)
宗清議員:
私たちね、中身の分からんものをですよ、賛成か反対かすると、そんなのは議会じゃないんですよ。
政治家として真摯に責任ある議論するのが我々の仕事です。
松井知事には、そういう姿勢が全く感じられません。
よくね、住民投票、住民投票と言われますけども、国会でも憲法改正の手続き、議論も全く同じで、
国民投票に必要な手続きをね、国会で丁寧に丁寧に進めて、それで国民投票に進めるんです。
(松井:府議会でやる…)
宗清議員:
それだけ議会の議論、責任が重いんですよ。
協定書を作る過程が大事だと言ってるんです。
(松井:進まれへん…)
宗清議員:
自分の考えと異なる人を排除するだけで、
それで済むというのは非常に民主主義を否定する残念な姿勢であります。
慎重な人、反対をするような人、それを説得するのが、
あなたの使命だという事を申し上げて質問を終わります。
副議長:
以上で通告による質疑は終わりました。
これをもって質疑は終結致します。
お諮り致します。
本件は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって本件は、委員会の付託を省略する事に決定致しました。
これより討論に入ります。
通告により西田薫君を指名致します。西田薫君。
西田 薫:
大阪維新の会・みんなの党 都構想推進大阪府議会議員団の西田薫でございます。
会派を代表致しまして、上程議案に対し、我が会派の態度と見解を表明さしていただきます。
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件につきまして、
一言申し上げます。
そもそも、この度上程されている条例案は、先の7月25日開催されました臨時会において、
上程され、そして否決されました条例案と一言一句同じ内容のものであります。
(そうや)
先の臨時会で再議に付され、否決されてから僅か二十日程しか経っていない中、
そしてまた、前回の裁決時となんら事情の変更がない中、
臨時会を開催してまで、本条例案を審議する意義は一体どこにあるのでしょうか。
全く以て理解に苦しみます。
また、本条例案の中身についても数々の問題点が指摘出来ます。
まず、前回の臨時会でも我が会派が指摘した通り、今回提案された条例案の内容は、
数多くある議会の申し合わせの中でも、慣例のレベルで行ってきたものであります。
協議会等へ委員を推薦する場合の手続は、その都度協議して決すべきもので、
条例により硬直化すべきものではありません。
上程議案の内容は、条例化に相応しいものではないと考えます。
また、我が会派の久谷議員から各会派代表者に質問しましたが、
本条例案を提案している各会派は、本条例案と法定協議会規約との整合性をどのように理解されているのでしょうか。
法定協議会規約第6条6項には、会長及び委員は、協議会の目的に従い、
誠実にその職務を行わなければならない旨の規定があります。
仮に、協議会をボイコットする会派、協議会の議事進行を妨害する会派など、協議会の議事、
協議会委員としての職務職責を明らかに果たしていない会派が居たとすれば、
その会派は規約に反しており、規約の根拠法たる大都市地域特別区設置法に違反している事になります。
このような法と規約に違反している会派についても、本条例案が可決・成立すれば、
協議会の委員として、推薦をしなければならないのでしょうか。
寧ろ、法と規約に違反していると認められる会派を除いた誠実に協議会委員としての職務を果たす事が
期待される会派の中から、会派比率に応じて委員を推薦するというのが本来のあるべき姿ではないでしょうか。
本条例案が法と規約に違反してる会派についてまで、規約比率に応じた委員の推薦を
強制する主旨だとすれば、それは法定協議会への冒涜であり、
本条例こそが大都市地域特別区設置法と規約に違反していると言わざるを得ません。
知事が本条例案を再議に付したのも当然の事であると考えます。
平成26年7月23日第17回大阪府・大阪市特別区設置協議会において、
大阪市の区域におくる、え、大阪市の区域における特別区設置協定書の原案が既に完成しております。
協定書についての議論の場は、法定協議会から、この大阪府議会、そして大阪市議会へという
次のステージへと進んだのであります。
法定協議会は、府・市の議会から協定書の修正提案があれば、積極的に応じるとの決定もなされております。
今、法定協議会委員の推薦手続の議論に労力を費やしている事を
府民の皆さんは、どんな思いで見られているのでしょうか。
この本会議場では、一刻も早く協定書の中身について議論を始めようではありませんか。
(その通り)
以上、議員提出の平成26年8月臨時会第1号議案については、反対である事を表明し、
我が会派の討論と致します。ご静聴有難うございました。
副議長:次に、三浦寿子君を指名致します。三浦寿子君。
三浦寿子:
公明党の三浦寿子でございます。
公明党府議会議員団を代表致しまして、再議につきまして我が会派の見解を申し述べます。
本条例案は、協議会の民主的で公正かつ公平な運営を確保する為の委員推薦手続を定めるものであります。
府民の皆さまの多様な意思を出来る限り、公正、忠実に反映し、大阪府民・大阪市民の皆さまに、
責任を持って提案出来る協定書案を作り上げる為のものです。
先日の7月臨時会においては、同じ内容の条例案を過半数を超える57名の議員により提出し、
一旦は可決したものの、知事の再議により否決され、廃案となりました。
議会内のルールを定める条例案を知事が再議に付す事は、議会の議決権に対する重大な侵害であり、
断じて許されるものではありません。
(その通り)
そうでもあるに拘わらず、知事は今議事会においても再び本条例案を再議に付しております。
議会において得られた賛成の議決を二度に渡って否決しようとする、この再議は、
維新の会以外からの意見を排除する、
そして維新の会が考えている結論以外の結論を
認めないという態度の表れであります。
今まさに、知事は議会制民主主義の根幹を揺るがす暴挙に出ようとしています。
このような暴挙は断じて認められません。
府議会議員の皆さまにおかれましては、本協議会の民主的で、かつ公平な運営を確保する為、
本条例案に何卒ご賛同くださいますよう改めてお願い申し上げまして、我が会派の討論とさせていただきます。
ご静聴有難うございました。
副議長:次に、出来成元君を指名致します。出来成元君。
出来成元:
自由民主党大阪府会議員団の出来成元でございます。
採決に先立ち、大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例、
再議の件について、我が党の意見と態度を表明致します。
我が党が他の会派と共同で提案してきた先ほど成立を見た条例については、
現在、維新の議員のみで構成されている状態にある協議会の正常化を図る為、
会派比率による委員数を割当てる事で、本来の姿に戻すという議会内のルールとして当たり前の内容を
定めたものです、にも拘わらず、またしても知事は再議に掛けました。
これは再議権の乱用であり、再議理由は全くなっておりません。
以上、申し上げました通り、知事の再議権行使は違法な権利の乱用であり、
到底認める事は出来ない事を申し上げ、我が党の討論と致します。ご静聴有難うございました。
副議長:
以上で通告による討論は終わりました。
これをもって討論は終結を致します。
これより、議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定
再議の件を起立により採決致します。
この場合、先の議決の通り決定する事について、地方自治法第176条第3項の規定によって、
出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。
出席議員数を確認しますので暫くお待ちください。
現在の出席議員は104人であり、その3分の2は70人でございます。
本件を先の議決の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
起立者数を確認しますので暫くお待ちください。
ご着席願います。
只今の起立者は、所定数に達しません。
よって、議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定
再議の件を先の議決の通り決定する事が否決されましたので廃案となります。
お諮り致します。
本日は、これを以て散会し8月27日午後1時より会議を開きたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
8月27日の議事日程は、当日配付致しますのでご了承願います。本日はこれを以て散会致します。
以上です。
宗清議員の「問題点を明らかにして来たのは私たち」
「表に出される事が都合が悪いから我々を排除」
この通りやな。
バラ色の都構想を踏みにじられたら、そら都合悪いよな?
「慎重な人、反対をするような人、それを説得するのが、あなたの使命」ていう立場は理解してないやろ。
正当な理由で反対する議員を職務職責を果たしてない違法行為にしてしまうんやからな。
5カ月以上も閉会させてたのは職務職責を果たしてたんか?
ほんまに住民にとって素晴らしいもんなら、どんだけ反対されても
どれだけ月日を費やしても説得できるはず。
説得できるだけの素晴らしい反論もできるやろ?
それを「自らのポジションを守りたいだけ」とか、信者の念仏かよっw
そのポジションを必死で守ってるのは誰やねん?
さっさと4人を除名したらどやねん?
「論破は何度もさしていただきました」て、論破されてきたんやろ?
問題点を幾つも指摘されて、都合悪なって排除しただけで、それは論破とは言わん。
そもそも松井も橋下も議論でけへんよな?
三浦議員の「維新の会が考えている結論以外の結論を認めない」
この通り、結局はイエスマン以外は排除。
その相手が議員であろうと、住民であろうとイエスマンだけしか受け入れへん。
で、コイツらが一番アホにしてんのがイエスマンや。
西田薫の「府民の皆さんは、どんな思いで見られているのでしょうか」
再議乱用すんな( ゜Д゜)ヴォケ!!やろw
ただ、残念ながら多くの府民は、議会中継なんか見てへんし、議事録も見てない。
テレビでチラッと流れる報道見ても所詮は他人事やろ。
9月議会で議論て、まともそうな発言に聞こえるけど、
府議会・市議会ともに否決されるて事も当然分かってるよな?
分かってて、9月議会で議論しましょうよ!て、修正は浅田に一任なんやろ?
結局、選挙で「既得権益を守りたいから、住民投票をさせないんですよ」とか言う為やろ?
住民投票にならんかっても、統一地方選で「既得権益が~」「二重行政が~」ていう
都構想そのものの中身より、イメージしやすい言葉に騙される人が減る事を祈る。
※以下参照
◆8月臨時会
・議案一覧
・議案審議結果
・決議審議結果
・会議日程
◆大阪府議会7月臨時会文字起こし
・『提案説明 清水義人議員』
・『議案に対する質疑』清水議員・花谷議員・冨田議員
・『議案に対する討論』林議員・宗清議員・中村議員
・『再議の説明、質疑、討論』八重樫・宗清・中村・岩下・奴井各議員
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