2014/08/05

2014.07.25(金)大阪府議会7月臨時会『議案に対する討論』林議員・宗清議員・中村議員


7/25(金)大阪府議会7月臨時会を文字にしておきます。
明らかに言い間違いの部分もそのまま文字にしてます(特に維新)
( )内の発言は、指名者以外の発言です。
(聞き間違い等多々あると思いますのでご指摘願います)
録画放映は既にアップされてます。会議録もいずれアップされますので、検索してご確認ください。

大阪府議会7月臨時会『提案説明 清水義人議員』
に続いて
次は、議員提出第1号議案に対する討論、採決、その他の議案です。

※追記:議員提出第1号議案:協議会委員推薦手続条例案についての宗清皇一議員の討論(自民党府議団より)

議長:
これを持って上程議案に対する質疑は終結を致します。
提出者は自席にお戻り願います。
お諮り致します。
本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
これにより討論に入ります。
通告により、中川隆弘君を指名致します。中川隆弘君。

中川隆弘:
大阪維新の会・みんなの党 都構想推進大阪府会議員団の中川隆弘でございます。
会派を代表致しまして、上程議案につきまして、我が会派の態度と見解を表明させていただきます。
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件につきまして、
一言申し上げます。
議会には長い歴史の中、数多くの申し合わせや慣例の事項がございます。
我々は、議会の当然のルールとして、また必要がある時は、その都度確認をしながら、
それらを受入れ遵守して参りました。
この事は、大阪府・大阪市特別区設置協議会の委員につきましても、何ら変わるところではございません。
我が会派は、会派割合を否定した事は一切、一度もございません。
法定協議会の委員は、議会で確認した会派割合に従って府議会から推薦されたものであります。
委員の推薦手続に関して、当時特段どの会派からもご意見がなかったのも事実であります。
我が会派は、この会派割合で推薦された委員と大阪市の区域における特別区設置協議、
特別区設置協定書を完成させたかったのであります。
しかし、発展的な議論が出来ず、委員を変わってもらわなければならなかった事態となったわけでございます。
大変残念な事でございます。
二日前の平成26年7月23日、特別区設置協定書が既に作成をされております。
協定書についての議論の場は、法定協議会から大阪府議会、大阪市議会という、
次のステージへと進んだのであります。
繰り返しますが、法定協議会では敢えて府・市の議会から協定書の修正提案があれば、
積極的に応じるとの決定もなされております。
今、法定協議会委員の推薦手続きの議論に労力を費やしている事を
府民はどんな思いで見ているのでしょう
この本会議場では、より良い大阪の姿の為に、一刻も早く協定書の中身について議論を始めようではありませんか。
今回、提案された条例案の内容は、その数多くある議会の申し合わせの中でも慣例として、
議会のルールとして扱われてきたものであります。
協議会等へ委員を推薦する場合の手続は、その都度協議して決るべきもので、
条例により硬直化するべきものではありません
上程議案の内容は、条例化に相応しいものではありません
以上、議員提出の平成26年7月臨時議会、第1号議案について反対と表明をさせていただきます。
我が会派の討論とさせていただきます。ご静聴有難うございました。

議長:次に林啓二君を指名致します。林啓二君。

林 啓二議員:
公明党大阪府議会議員団の林啓二でございます。
公明党府議会議員団を代表致しまして、今次臨時会に上程されております議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例の件の採決にあたり、
先ほど提出者を代表して我が会派より提案理由を説明致しましたが、
更に加えて我が会派より見解を申し述べます。
我が会派は、法定協議会の前身である大阪にふさわしい大都市制度推進協議会での議論において、
一貫して大阪に相応しい大都市制度を考えるにあたり、現行の誠実制度を見直して、
府・市双方が担っている広域機能を一元化する事、
また、大阪についても自治機能の強化の観点から抜本的に見直し、現行制度に囚われず、
あるべき姿を追究する事により、大阪全体を再構築すべきだと主張して参りました。
法定協議会への移行後も二重行政を解消し、活力ある大阪の構築の為に、
大阪のあるべき新たな大都市制度を目指すという主張に何ら変わりはありません。
あるべき姿の具体を見出す為、さまざまな課題や問題点も指摘をし、それを一つ一つ解決し、
確かな制度設計を積み上げる事で、大阪府民・大阪市民の皆さまに責任を持って、
提案出来る案として作り上げたいと念願しているからであります。
地方政体の基本となります財政運営、財政コスト、職員体制など、まだまだ議論をすべき事
積み残された国との協議、課題は、調整は多く
十分に課題の解決や整理が出来た状況には至っていないと考えるものであります。
大事な事は、スケジュールを守る事ではなく、市民・府民の為の制度を作る為の議論
さまざまな角度から深める事であります。
我々は、府民の皆さまに責任の持てる制度設計に積み上げの議論には今至らず、
真摯に議論を続けたいと考えております。
これまで法定協議会の運営につきましては、全会派が合議し、全会一致を目指して進めて参りました。
今後も課題を一つ一つ乗り越えて行く手法こそが確かな結果に繋がるものと考えております。
こうした観点から、協議を続けるべきだと考えております。
然るに浅田会長は、維新の会の提案と大きく意思を異議する委員について
大阪府・大阪市特別区設置協議会規約第6条第6項に違反しているとし、
議会運営委員会で同協議会の府議会推薦委員を大阪維新の会所属委員に差替えたのち、
更に我が会派所属の委員まで差替えるという乱暴極まりない手法を経て、協議会を再開されました。
そして、知事・大阪市長、府議会推薦委員全てが維新の会に所属するメンバーだけで、
僅か一カ月足らずで、特別区設置協議案を決定しました。
しかも、その中身は5区分離案を更に修正を掛けたもので、客観的に公正妥当であるとは言えないものです。
やはり異論、反論に正面から向き合い、大阪府民・市民の為に本当にメリットがあるのかに、
最大に重点を置いて、課題を一つ一つ乗り越えていかなければなりません。
違う意見の委員を排除して、維新の会所属の委員同士で自分たちの意図する都合の良い結論
強引に導き出そうとする現在の本委員会は議会の意思、ひいては大阪市民を含む府民全体の民意を
適切に反映しているとは思われません。
まして大阪府民・市民の為というメリットがあるのか、その姿が見えて参りません。
総務大臣も今回の維新の会の単独による協定書案の作成について、
「正常な状態ではない」との見解を示されております。
協議会の委員の構成を会派比率とする事は、議会の意思を最も適切に反映させる方法であり、
ひいては府民全体の民意を適切に反映し得る方法であります。
府議会議員の皆さまにおかれましては、本協議会の民主的かつ公正な運営を確保する為、
府議会における各会派所属議員数の比率により、各会派に割当て選定する事を定める本条例案に
何卒ご賛同くださいますよう、改めてお願い申し上げまして、我が会派の討論とさせていただきます。
ご静聴有難うございました。

議長:次に、宗清皇一君を指名致します。宗清皇一君。

宗清皇一議員:
自由民主党大阪府議会議員団の宗清皇一でございます。
採決に先立ちまして、今次臨時会に提案されております議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件につきまして、
共同提案をした公明党の討論に引き続き、我が会派からも意見と態度を表明さしていただきます。
大阪府議会議員の中から、大阪府・大阪市特別区設置協議会委員への推薦にあたっては、
議会の意思を反映させる為、これまでは全会一致により会派比率に応じた委員数の割当が行われてきました。
しかしながら本年6月、浅田均協議会会長が特定会派については、入り口論に終始したとか、
協議会の運営を妨害したなどと一方的で身勝手な理由を持ち出して、
府議会議長に対し、協議会からの排除を画策して、委員の入替えを要求し、
これを受ける形で開会された議会運営委員会において、維新の会派は数の力を背景に、
我が党、民主の会派に割当てられていた委員枠全てを維新の会の議員に振替えるという暴挙に出ました。
更に維新の会は、協議会の開催に際し、無理な日程を承知の上で、
公明党が出席できない正当な理由があるのも無視し、協議会の進行を妨害しているとして、
公明党に割り当てられていた委員枠をも取上げ、維新の会の議員に振替るという暴挙を
ここでも繰り返し行いました。
こうした異常な状態で協議会が運営されている事を懸念した大阪市会は、
大阪府議会から推薦される議員数が会派比率に応じた正常な状態に戻るまでの間、
市会からの推薦の9名全員を一旦引き上げる事を決定致しました。
これは極めて賢明で、至極当然まっとうな判断であります。
この結果、協議会会長を除く計19名の委員で協議会を構成するとの規定があるにも拘わらず、
実際の委員は会長を除いて知事・市長及び、維新の会の府議会議員計10名の構成となっており、
これは明らかな規約違反だと考えています。
しかしながら、この異常な状態の中で協議会が再開され、僅か4回の協議を経て、
去る23日、協議会において特別区設置協定書案なるものを採決したとされています。
こうした異常な状態にある協議会において、協定書案なるものを採決したとしても、
これは全く正当でないものは誰の目にも明らかであります。
この協議会の運営を正常化させるには、議会運営委員会において維新の会が強行した委員枠の入替えを
破棄して、改めて協議会設立の本来の原点に立ち返り、協議会における府議会議員の委員枠について、
各会派の所属議員数の比率に応じた割当として、委員を推薦する形態に変える事が是非とも必要であります。
これは、議会内の手続きを議会自らの意思で決めようとするもので、
その他の機関から何ら横槍や介入は入れられるべき筋合いのものではありません。
以上の通り、議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件につきましては、
協議会の民主的で公正かつ公平な運営を確保する為に必要不可欠な提案であり、
常識ある皆さま方のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、我が党の討論と致します。

議長:次に、中村哲之助君を指名致します。中村哲之助君。

中村哲之助議員:
民主党無所属ネット議員団の中村哲之助です。
このあと採決に付されます議員提出第1号議案につきまして、会派を代表して意見と態度を申し上げます。
去る6月27日の議会運営委員会におきまして、法定協委員の会派比率による割当数を
維新の会は、多数決で強引に変更されました。これにより・・・失礼致しました。
先に公明党、また自民党から、これまでの経過や問題点を既に詳しく述べておられますので、
私からは、ごく簡単に申し上げたいと思います。
去る6月27日の議会運営委員会におきまして、法定協委員の会派比率による割当数を
維新の会は、多数決で強引に変更をされました。
これによって我が会派の委員は、法定協から排除されてしまいました。
数に物を言わせた反対意見の排除を私たちは決して許す事は出来ません。
また、より大きな問題は、この決定をした議会運営委員会は、交渉会派のみで構成され、
少数会派の意見が含まれていないという事であります。
会派比率による委員割当は、府議会の慣例として通用しておりまして、
こうした慣例を変更するのであれば、少数会派を含めた議会全体の意思が反映される本会議で
行われるものであります。
維新の会は、多数決で唯一勝っている議会運営委員会という場で、
あってはならない暴挙を行い、民意を無視したも同然の結果を作り出しました。
即ち、議会運営委員会において、法定協委員の変更を維新の会が強行した事は、
明らかな誤りであり、今後このような暴挙を防ぐ為に、本件条例の制定が必要であると考えております。
よって、平成26年7月臨時会、議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例の制定の制定の件に
賛成をするものであります。
最後に、このような議案を上程し、議論しなければならない今の府議会の異常さは、
極めて残念であるという事を申し上げて、会派の討論を終わります。ご静聴有難うございました。

議長:
以上で通告による討論は終わりました。これを持って討論は終結致します。
これより議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件を
起立により採決致します。
本案につきまして、原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。

起立多数であります。
よって議員提出第1号議案は原案の通り可決されました。
日程第5報告第1号及び第2号
平成26年度大阪府公立高等学校の入学者の選抜における合格者の決定の過誤に関する損害賠償の額の決定及び
和解の専決処分の件ほか、1件を一括議題と致します。
議案はお手元に配付しておきましたのでご了承願います。
議案につきまして、知事の説明を求めます。知事・松井一郎君。

松井:
今次定例府議会に提出を致しました第1号報告及び、第2号報告について、その概要を説明を致します。
第1号報告は、地方自治法第179条1項の規定により専決処分をしましたので、
同条第3項の規定により報告し、承認をお願いするものです。
第2号報告は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会から委任いただいている事項について、
専決処分にしましたので、同条第2項の規定により報告をするものです。
何卒宜しくお願いします。

議長:
以上で知事の説明は終わりました。
議案に対する質疑は、通告がありませんので質疑なしと認めます。
お諮り致します。
日程第5の報告は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。そのように決定致します。
討論は通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより日程第5の報告の内、議決不要の第2号報告を除く第1号報告を採決致します。
お諮り致します。
本報告は承認する事にご異議ありませんか。
ご異議なしと認めます。
よって第1号報告は、承認する事に決定致しました。
この際、暫時休憩致します。


以上です。
次は、再議の説明、質疑、討論を文字にします。



※以下参照

◆議員提出第1号議案
大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定

大阪府・大阪市特別区設置協議会

大阪府・大阪市特別区設置協議会規約

大都市地域特別区設置法

2014.06.27(金)大阪府議会運営委員会 

2014.07.03(木)大阪府議会運営委員会

◆平成26年大阪府議会7月臨時会議案審議結果

第17回大阪府・大阪市特別区設置協議会

特別区設置協定書(案)

◆調査結果
・会派代表者へ「大阪府・大阪市特別区設置協議会における協議内容に関する調査について
・自民党への調査結果1 調査結果2
・共産党への調査結果
・民主党無所属ネットへの調査結果



◆2014.7.15(火)~7.25(金) 新藤義孝総務大臣記者会見「都構想について」



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