2015/02/17

2015.02.09(月)キャスト「大阪市の廃止・分割構想/市民に緊急調査」


既に報道されてる朝日新聞社と朝日放送が大阪市民を対象に世論調査を実施した。
これをキャストでも取り上げてたんで文字にしとく。


ナレーター:
悲願の大阪都構想の是非を決める住民投票が5月に実施される事がほぼ確実となり、
橋下市長は、毎週末タウンミーティングで支持拡大に必死だ。
一方、維新以外の政党は団結して都構想反対を訴える作戦。


統一地方選挙に向けて、民主党系の市民団体が自民党の候補に大量に推薦を出す大同団結ぶりだ。


ナレーター:
自民党は、「大阪都構想」ではなく、「大阪市分割・廃止構想」だとして、
毎週末、市内各所で問題点を訴える街頭演説を始めている。
真っ向からぶつかる両者の言い分を市民は、どう見ているのか。






ナレーター:今回の住民投票は法的拘束力を持つため、市民の投票が都構想の是非を最終決定する事になる。



ナレーター:
三カ月後に迫った大阪の未来を決める住民投票、
緊急世論調査結果を基にスタジオで市民の意識を分析します。


古川昌希:
いわゆる大阪都構想の是非を最終決定する住民投票まで三カ月を切りました。
でですね、つい先ほどABCと朝日新聞との共同世論調査の結果が判明しましたので、
ここからは木原コメンテーターに入ってもらいます。
さあ、今回の調査ですけれども、この土・日に行われました朝日RDD方式による電話調査です。


大阪市民の方に世論調査の対象としまして961の有効回答を頂きました。
さて、ではズバリですね、今、都構想に賛成ですか、反対ですかという問い掛けに対しての答え、こちらです。


古川:反対が44%で、賛成35%を上回りましたね、木原さん。

木原善隆:
これね、ちょうど一年前にも同じような調査をしてるんですが、ほぼ同じ数字なんです。
という事は、この一年間、議論が煮詰まってないので、
賛成も反対も、増えも減りもしてないというのが現状なんですね。

古川:
現状維持だった。さて、その理由ですけれども、


古川:
賛成した方の理由では、行政の無駄減らしに繋がるという事と、大阪の経済成長に繋がる。
これあのー橋下市長の主張通りかなというふうに思いますけれども。
反対の理由、住民サービス良くならないんじゃないかという事と、
橋下市長の政策だから反対です方がいらっしゃる。

木原:
この辺がね。まず、この住民サービスどうなるかっていうのは、あとで解説したいと思いますけれども、
この辺、気になりますね、橋下市長の政策だからイヤだと。
ここのところ橋下市長まぁ、敵を作る事ばっかりやってますんでね、  ←ずーっとやってるやろ
だんだんこういう意見も多くなって来てしまってるんですよねぇ。

古川:
本当は中身で判断していただきたいところだというのもありますけれども、
さあ、続いては支持政党別に、じゃあ賛成・反対どうなのか。


木原:
そうですね。これ面白いデーターです。
公明党はですね、態度を変えましたね、都構想は反対だけど住民投票には賛成だと。
支持者も迷ってます。
賛成の方が2割ぐらい居て、反対が65%。
それから、意外だったのは自民党。
ここは徹底して反対のはずなんですけども、実は支持者の3分の1ぐらいは賛成してるんですね。
つまり、公明・自民には、隠れ都構想支持派が居るわけです。


古川:これ都構想、結構しかも多いですよね。自民党に関して言いますと。

木原:
結構多いですね。
ところがですね、全体として反対は多いのは何故かというと、数の多い無党派層が、
やはり反対の人のほうが多いんですね。

伊藤史隆:
無党派の方は、橋下さんに手を挙げてる方が多いのかなあとイメージだったですけど、そうでもないんですねぇ。

木原:
そうですね、今回の結果見ると、そうなんで、
ですから、あと三カ月で、これをどんだけ、どっちが取れるかというところがポイントですね。

古川:さて、この結果について、早速橋下市長がこう反応しています。




古川:木原さん、ちょっと冷静に受け止めて今後もという感じですね。

木原:そうですね。

古川:続いて住民投票への関心度はどうなのかっていうところなんですが、


古川:
投票に行きますか、行くと答えた人が61%で、
多分行くを合わせますと8割を超える、かなり関心高そうですね。

木原:かなり関心は高いです。


木原:この中ですね、行くと答えた人の賛否見てみますとね。

古川:中で

木原:
はい。そうすると拮抗してるんです。
つまり、行くという人、積極的に賛成の方は投票に行く傾向があるので、
実は先ほど、若干あの反対のほうが多かったですけど。

古川:そうですよね、さっきは反対のほうが多かったのに、蓋を開けてみれば

木原:実際にはほんとに今、五分五分の状態だと思いますね。


小西克哉:
でもあの大体、世論調査で投票に行くか行かないかという質問にはですね、
大体3割ぐらい水増しというか、実際にそんで本当に行くって、この中の6割居れば良いほうだと思うんです。
大体どこの国の選挙でも、そんな感じが多くてですね。
で、問題はだから過半数取らなあかんわけでしょ、これは。

古川:過半数です。

木原:有効投票の過半数ですね。

小西:
だから、そのいわゆる態度、支持表明できてないのが3割ぐらい、まだ居るわけですよね。
その中の殆ど、大半を取らないと50%以上もう取れないって事なんですけどね。

木原:今のままだとそうですね。

小西:今のままだと。

木原:ただ関心は高いんですけれどね、問題は理解が進んでるかどうかっていう事なんですね。


木原:
これ見てみますと橋下市長の説明は十分か、
それからずっとやってきた協議会で、議論十分しましたかという質問に対しては、
3分の2の方が十分ではないと答えてるんですね。
橋下市長、毎週タウンミーティングやってますけれども、浸透してない。
それは何故かというと、やっぱりここなんですよ。
協議会で本当はじっくり議論しなきゃいけなかったのに、
この一年間、与野党の対立で殆ど止まってしまったり、維新だけで話を進めてしまったので、
議論が十分でない、だから分からないという事になってるわけですね。

古川:そういった事が次の質問のこの結果に出て来るんでしょうか。


古川:
特別区割り案に関して、知ってるんだけれども、
納得できないという、これ見方が出来ますよね、この数字で言いますと。

木原:
これもそういう事ですよね。
つまり、都構想のこの区割り案も、実はここが一番盛り上がったとこだったんですね。
市民は色々意見言いたいところが。

古川:どこをどういうふうに分けて…

木原:
あの協議会、一年前思い出してください。
その時に、協議会を止めて出直し市長選挙をやってしまって、
で、維新だけでサッと決めちゃったんですね。
だから、維新の支持者の意見は聞きましたけど、殆どの人は意見言えてないので、
そんなの聞いてないよと、今になって出て来ちゃったわけです。

伊藤:この期に及んで知らないという方が40数%いらっしゃるのも問題ですよね。

木原:そうですね、浸透してませんね。

古川:という事なんですけれども、市民の最大の疑問はやっぱりここなんです。


古川:結局、じゃあ大阪市民、損するの、得するの、どっちなの。木原さんはズバリこちら。

木原:
住民サービスというのは、特別区毎に変わってきますので、
理論的には、今より良くなる可能性もあれば、悪くなる可能性もあります。
これじゃあ答えになってないですね。

東尾理子:自分は、もし良くなるなるかもしれないけど、隣の人は悪くなるかもしれないと。

木原:
そうそう、そういう事なんです。
で、良くなるか悪くなるかっていうのは、一番大事なのは財政状況ですよね。

古川:そうですね。お金をどうしていくのかが一番大事な…


木原:
お金無ければ、無い袖は振れませんから、
つまり、都構想で掛かるお金と生み出すお金、どっちが大きいのと、ここが一番重要で、
その掛かるお金、コストについてはね、600~680億円、
新しい区役所を作ったりするのに掛かるので、
これについてはね、維新も野党も大体これぐらい掛かるだろうというのは一致してるんですよ。
問題は、生み出すほうのお金、効果額のほうですね。
野党は、年1億円しか入らないという。

古川:大赤字ですよ。600億円掛けて1億円しか入らない。

木原:これ解消しようと思ったら600年掛かります。

東尾:(笑)凄い

木原:
維新の側は、いやいや900億円ぐらい生み出せますと。
これならもう一発で解消できますねぇ。

古川:どうしてそんなに違う

伊藤:普通、賛成派と反対派とねぇ、2~3割差があるんですけど、900倍差があるなんて、なかなかないですよ。

木原:
これ、どうしてこんなに違うかというと、
野党が言ってるのは、つまり大阪府と市がそれぞれ持ってた事務所を統合するなど、
直接的な大阪都構想の効果だけを見たら、もうこれ1億円しかないと。
維新側が言ってるのは、いや、都構想の効果はそれだけじゃないんですと、
人件費を削減したり、今やってる市政改革
それから地下鉄の民営化などの政策も詰めれば、全部これぐらい生み出せますよと、
こう言ってるわけですねぇ。

東尾:あーなるほど。

小西:
これ市政改革とか民営化とかっていうのは、いわゆるそのー橋下さんとしては、
都構想がないと進められないものだと…

木原:そういう事なんです。

小西:いう立場なわけですな。

木原:
これ、どっちの言い分にも一理ありましてね、野党のように、これ別に都構想じゃなくても、
議会が賛成すれば出来る事なんですが、
ただ現状、今議会が反対してるから出来てないんです。
だから、橋下さんからすれば、都構想で一気に進めたいという事ですね。

小西:全体を完全に突破する為の都構想と

木原:
そうです。ですから、これはどこまで都構想の効果と見るか評価の問題なんでね、
まさに、皆さん、ここどっちが言い分が正しいと思うか考えて欲しいんです。

伊藤:一年目から毎年900億円ずつ効果が出て来るって事ですか。

木原:
そういうわけではないです。
これは10数年後に、最終的に結果として、これぐらい生み出せ、一年間に生み出せるという事です。

伊藤:じゃ、最初はなかなかそこまでは来ないけど、我慢していったらそうなりますよっていう。

木原:
そうです。最初の数年間は、財政的収支はバランス赤字ですけれどもね、
最終的には、黒字になるというのがプランなんですね。

小西:
そもそも、橋下さん言うてはった一番そのなんというか、メリットは二重行政を解消できると
それやっぱり人件費だという事でしょうけど、人件費いきなり、
大阪市の職員をクビにするわけじゃなくて、自然減、少しずつ減らしていくんですね。

木原:少しずつ減らしていくみたいです。

小西:
何年も掛かって、その人件費のコストを減らしていくという事だから、
最初はハコモノ何個か作って、やっぱり赤字が、赤字というかコスト掛かるけど、
それのメリットというのは、じわじわとしか効いてこないという、
そのタイムラグをどう府民・市民にこう納得させるのか

木原:そうですね。将来への投資と見てもらえるかどうかですねぇ。

古川:さて、そういった事を我々、考える時間があるのかというと、あまりないんですよね、今後のスケジュール


木原:
はい、もう5月に住民投票があります。
先週総務大臣が承認しましたんで、議会で議論して、統一選がありますけども、重要なのはここ、
議会での議論、今月下旬に始まります。
さっき言ったように、協議会でちゃんと議論してないですから、
ここで可決するにせよ、ちゃんと反対派もきちんと反対
どうして反対なのか、橋下さんや松井知事と議論してくださいと、
ね、それを我々も報道して、市民が判断するという事にしないといけませんね。

古川:時間がありません。




以上です。

木原は、大阪市の廃止・分割構想についても大体は把握してるし、
野党がちゃんと指摘した上で反対してるのも知ってる。
知ってるからこそ、会見で色々質問してるくせに無責任やな。
詐欺師の橋下の罪も大きいけど、在阪メディアの罪も重い。
橋下を消すのは簡単な事やろ。
毎日毎日、愚痴や批判聞かされて、時には記者まで罵倒するような会見なんか
行く必要もないし、報道する必要もない。
メディアが取り上げんようになったら橋下は消えるのになw

テレビで廃止とか解体の言葉が出てきたのも昨年末からや。
公明党が住民投票に賛成の立場を表明してからや。
協議会での議論が十分やないが66%やのに、議会で可決させる公明党w
引き続き審査にしたら?
また裏切られた~て騒ぐやろな(≧ω≦。)プププ


賛否が「一年前とほぼ同じ数字」もメディアに責任はあるやろ
遡って、朝日新聞・ABC世論調査を見てみた

◆2010年は 「大阪都構想」賛成が上回る



◆2011年は 争点は「大阪都構想」48%


◆2012年は 橋下大阪市長、府民支持7割

大阪市と堺市を廃止して、人口30万人程度の特別自治区に分割する「大阪都構想」に賛成ですか。反対ですか。
賛成48% 反対27%


◆2013年は 大阪都構想、反対が上回る

大阪市と堺市を廃止し、新たな特別区に再編する大阪都構想に賛成ですか。反対ですか。
賛成32% 反対37%


◆2014年は 橋下支持低下、大阪都構想賛成36%、反対44%(2/11掲載)

関連記事 次点は「白票」 都構想反対派が投票 出直し大阪市長選、反対56%


こういう賛否ばっかり問うてても何の意味もない。
2/9(月)のぷいぷい「小チンピラVSヘドロチック」もそうやけど、
橋下のネタに乗って騒いでらんと、どんだけ嘘吐きかテレビで叩かんかいヾ(*`Д´*)ノ

中身が分からん、区割りさえ知らんのに、賛否の正確な数字が出るわけない。

ところで、昨年12月の衆院選の出口調査でゴミ売が質問してた都構想の賛否は報じてないな?
アンケート結果は橋下に渡すためだけやったんか?
ド厚かましい質問しといて結果は隠蔽かよ(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!!


今までの報道の中では、これが一番良かったな↓

2.11(火)~2.12(水)VOICE「大阪市の廃止・分割構想SP/毒まんじゅうは食べないでください



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