2014/11/04

2014.10.27(月)大阪府議会 本会議「松井・5回目の再議」


2014.10.27(月)大阪府議会 「総務常任委員会」に続き、本会議を文字にしときます。
(※聞き間違い等ご指摘願います)
中継動画は既にアップされてます。  ※動画は、こちら(10/27)とこちら(10/28)のほうが便利です
議事録は会議録検索でご確認ください。


13:00開会予定の本会議、まず1回目は16:50に開会された。


岡沢健二議長:
これより本日の会議を開きます。
この機会に予め会議時間を延長致します。
この機会に新任の行政委員をご紹介致します。
(略)

森下俊三委員長、大山隆司委員:公安委員会就任挨拶

和田秋夫委員長:代表監査委員就任挨拶

議長:
以上で紹介は終わりました。
日程第1、議案の撤回及び訂正の件を議題と致します。
本日付を以て本定例会提出議案の内、第65号議案
「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」について撤回及び
第24号議案「大阪府衛生行政事務手数料条例一部改正の件」について訂正の申し出が知事からありました。
文書はお手元に配付しておきましたのでご了承願います。
議案撤回及び訂正につきまして、知事の説明を求めます。知事、松井一郎君。

松井:(略)

議長:
以上で知事の説明は終わりました。
これより議案の撤回及び訂正の件を順次採決致します。
まず、第65号議案「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」の撤回について
採決を致します。
お諮り致します。
本件の撤回については、これを許可する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって第65号議案の撤回につきましては、これを許可する事に決定致しました。
次に第24号議案「大阪府衛生行政事務手数料条例一部改正の件」の訂正について採決致します。
お諮り致します。
本件の訂正については、これを許可する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって第24号議案の訂正につきましては、これを許可する事に決定致しました。
尚、議案の撤回及び訂正につきましては、この旨関係常任委員会委員長に文書を以て
通知致しておきますので、ご了承願います。
この際、議事の都合により暫時休憩致します。

―暫時休憩

この撤回と訂正で
健康福祉常任委員会と教育常任委員会も本会議も「休憩中」になったまま。
「休憩中」の表示やなくて、どんな状況か表示してくれたらええのに。
2回目の本会議が何時に開会されるのか、20時頃に岡田議員に質問させてもらった。


( ̄д ̄) エー・・・3回目の本会議? 午前様確定との事。
状況が見えへんから、こういう情報は有り難い。
結局、2回目の本会議は21:07頃に開会された。


議長:
これより、休憩前に引き続き議事を続行致します。
日程第2、議案第1号、第3号から第60号まで、第63号及び第64号
「平成26年度大阪府一般会計補正予算(第2号)の件」ほか60件を一括議題と致します。
各常任委員会の審査報告書はお手元に配付しておきましたのでご了承願います。
委員長の口頭報告は省略致します。
これより、討論に入ります。
通告により、三宅史明君を指名致します。三宅史明君。

三宅史明議員:
公明党大阪府議会議員団の三宅史明でございます。
公明党府議会議員団を代表致しまして、第1号議案
「平成26年度大阪府一般会計補正予算(第2号)の件」ほか60件の採決にあたり、
我が会派の見解を申し述べます。
始めに、第16号議案「特別区設置協定書について承認を求める件」について申し述べます。
(総務常任委員会での大橋章夫議員の意見開陳とほぼ同様)

まず、大阪市を解体し、府・市統合による再編効果につきましては、
知事は当初、毎年4,000億円程の財源が生まれると主張していましたが、
この額につきましては、積算の根拠はなく発言していた事が明らかになりました。
その上、財政推計では平成29年の発足からスタートダッシュの重要な5年間は、
特別区の収支不足が続き、その累計は858億円の赤字
一部事業が民営されない場合は、1,071億円の赤字となる事が明らかになりました。
新たな広域行政を担う府は、大阪の成長・発展の力を発揮するどころか、
特別区の財政破綻を回避する為に全力を挙げるという事になりかねません。

次に、ニアイズベターの観点から、特別区は中核市並みの権限を持つ基礎自治体として、
住民自治の充実を図るとしていましたが、
協定書では中核市並みの権限と財源を補償する法改正を見送り
大阪府の事業を府の条例によって、特別区に権限委譲する事務処理特例条例の手法による事とした事から、
特別区の自主性と財源補償は不確実なものになりました。
また、財源の配分、新たな財務リスクに対する負担のあり方など、
自治体経営の根幹となる財政調整を担う都区協議会につきましては、
意思決定の仕組み、紛争処理の方法、第三者機関設置に関する具体的な内容が明らかではありません。
将来のトラブルが懸念されます。
更に、国民健康保険、介護保険、水道事業、システム管理、施設管理など、
予算規模6,000億円を超える大規模な一部事務組合を設立する事で、
府・一部組合・特別区の三層構造を作り出し、区民の声が直接届かない仕組みとなります。
これまで、何点か指摘した協定書の問題は、その作成過程に大きな原因があります。
法定協議会から維新以外の委員を排除し、知事・市長・維新の議員だけで7月3日から短期間で体裁を整えました。
その間、住民に正しい情報を示す事はなく、住民の意見を反映するという姿勢を放棄致しました。
こうした議会軽視、住民不在の手法は許される事ではありません
私たち議会は、特別区設置法第6条の規定に基づき、協定書を承認するか否かの判断をする責任があります。
これまで述べたように、作成過程の異常さと内容面の杜撰さから、到底承認する事は出来ません。
知事は、議会の判断を真摯に受け止め、仕切り直しして正常な法定協議会において、
徹底して議論されるよう求めます。

次に、第18号議案
「大阪府国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業の用に供する施設を使用させる期間を定める条例制定の件」
について申し述べます。
本件は、国際的な経済拠点の形成に資するよう外国人の多様な滞在ニーズに対応するもので、
大阪関西の経済活性化のための本事業の重要性については、認識しておりますけれども、
安全面・治安面・衛生面などの懸念材料や消防法や建築基準法で担保されない点など、
さまざまな問題点が払拭されておりません。
本件につきましては、かかる問題点が解決されるまで慎重に対応すべきであると考えます。

次に、高等学校の募集停止について、申し述べます。
学校の評価は、志願倍率という入学前の評価ではなく、
入ってから生徒がどう成長したかという視点が大切になります。
また、対象校の現場の学校改革に耳を傾ける姿勢が見られず、大変残念です。
募集停止は、その二年後には廃校になるという極めて重大な判断であり、
その判断にあたっては、慎重に判断すべきである事を指摘しておきます。

次に、府立高校の入学者選抜制度改善方針案につきまして、申し述べます。
大阪府立高校の入試制度は、ここ暫く毎年のように変更をされております。
今回も前期後期生を原則一本化にするなど数多くの変更が予定されていますが、
中学校や中学生に大きな影響が及びます。
選抜制度が中長期的に安定した入試制度となるべく、さまざまな要因や懸念材料を踏まえると共に、
府民の意見にも、しっかり耳を傾けながら慎重に検討すべき事を指摘しておきます。

次に、大阪市立特別支援学校の府への移管について、申し述べます。
市立特別支援学校の府への移管により、今後の教育に影響が及ぶのではないかと、
児童生徒や保護者から危惧の声があります。
また、移管に伴う初期費用や市債償還費用、府が負担する合理性があるのかという疑問もあります。
移管後におきましても通学者に、満足してもらい良かったと言っていただくため、
府が責任を持っていくという覚悟と、これらの危惧や疑問に対して、
十分納得できるよう答えていく事が必要である事を申し述べておきます。

次に、乳幼児医療費助成制度の拡充について、申し述べます。
我が会派は、府の補助制度を拡大し、府域全域で就学前まで引き上げ、
更に小学校卒業時まで引き上げるよう求めるなど、これまで一貫して制度の拡充を訴えて参りました。
ところが、取得制限につきましては、今回示された府の考え方では、条件が引き下げられており、
制度が後退しております。
また、市町村からも交付金ではいつ減額、または打切られるか分からないという不安の声があります。
新たな制度が確実に、乳幼児医療費制度の拡充に繋がっていくために
現行の所得水準を維持し、また府として市町村が、この支援施策を維持継続し、
更に拡充できるよう、安定した制度とする事を強く求めます。

次に、がん患者の就労支援については、支援体制作りが急務です。
がん患者の就労支援について、関係機関が連携して総合的に取組を進めていく事を強く求めておきます。

次に、危険ドラッグ対策につきましては、近畿で兵庫県で独自の規制を行う条例が成立し、
京都府も検討してる中、大阪府におきましても直ちに条例改正に着手していただく事を強く求めます。

次に、第17号議案
「地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所及び地方独立行政法人大阪市立工業研究所の新設合併に関する件」
並びに、同号関連議案である第13号議案、及び第44号議案について申し述べます。
産技研及び市立工研の新設合併につきましては、府議会並びに市議会双方の議決を要するところ、
去る9月19日の市議会本会議で否決されたところです。
したがいまして、府議会のみが可決しても新設合併の効果は認められず、
本件につきましては、改めて議案を提出した上で、府議会・市議会双方における議論、
並びに議決を求めるべきであると考えます。
同様に、第14号議案「大阪府市港湾委員会及び大阪府市港湾委員会事務局の共同設置に関する件」
並びに同号関連議案である第15号議案第21号議案、及び第51号議案につきましても、
改めて議案を提出した上で、議決を求めるべきであると考えます。

以上、さまざまな点について申し上げましたけれども、
今議会に上程されております諸議案につきまして、第16号議案、及び第18号議案、第13号、
第17号及び第44号の各議案、並びに第14号、第15号、第21号及び第51号の各議案については反対
残余の議案については、全て賛成である事を表明し、我が会派の討論とさしていただきます。
ご静聴有難うございました。

(こんだけ反対やったら不信任出せよ) (出しらええねん)

議長:次に、尾田一郎君を指名致します。尾田一郎君。

尾田一郎:
大阪維新の会・みんなの党 都構想推進大阪府議会議員団の尾田一郎でございます。
会派を代表致しまして今時定例会に上程されております諸議案につきまして
我が会派の態度と見解を表明させていただきます。 
 (略)
最後に、第16号議案「特別区設置協定書について承認を求める件」について申し上げます。
我が会派は、前の橋下知事時代から終始、大阪都構想を看板政策に大阪の二元行政、
二重行政の解消を訴えて参りました。
この改革の原点は、大阪の統治機構改革に踏み込んだ大阪府・市の関係を未来に向かって、
抜本的に変えていくものであり、その時々の知事や市長、それに、それぞれの議会に振り回されず、
広域と基礎的自治体の役割分担を明確にすべきという点にあります。
まず、府市統合本部において、基本的方向性を示されましたAB項目の中で、
府議会で賛成、市会では反対というものも数多くあり、統合は実現しておりません。
府・市がこのままであれば、知事と市長が仮に同じ方向を向いていたとしても、
統合・一元化は進捗致しません。
大阪都構想が実現すれば、AB項目全てが広域自治体である大阪府の事務となりますので、
統合・一元化は可能となります。

次に、一部事務組合の事業費が6,000億円で過大であるという指摘です。
言い換えれば、基礎的自治体である大阪市が地方自治体としてですね、
広域行政を担ってきた証とも言えるものです。
加えて、一部事務組合の職員数に関しては約400人、全体の3%、
事業費に関しても、特別区事務組合費の合計の2%であり、
大阪市全体が大きいための巨大さであり、割合とすれば決して大きいものではありません。
また、統合の結果、一部事務組合は徐々に縮小し、
施設の資産管理と経営モニタリングの事業だけが留まる事になります。
また国民健康保険など、いずれ府県単位に移行していく事が自公政権下においても閣議決定されております。
以上の事から、一部事務組合が過大だという指摘は当たらないと私どもは考えております。

次に、特別区設置協定書で湾岸区の職員体制についてです。
私も湾岸地域に住む住民ですので、ご心配は有り難いのですが、
そもそも津波や浸水対策など危機管理体制は、特別区だけが担うものではありません。
広域自治体と特別区がそれぞれの役割を決め、その役割を果たす事で、
住民の生命・財産を守るための体制を確保しなければならないものです。
湾岸区のみで、危機管理体制だけを完結しなければならないかのような議論は、
極めてナンセンスと申しておきます。

次に、特別区設置協定書に求める内容は、大都市法第5条第1項で、特別区の設置の日、
特別区の設置に伴う財産処分に関する事項など8項目です。
国からは、これ以上の事を決めなければならないとの意見は見当たりません。
住民投票は、この8項目に関する内容で行うものであり、これが法の精神であろうかと考えます。
また、部局ごとの職員配置や都区協議会規約、一部事務組合の細目につきましては、
大きな方向性が示されれば十分だと考えます。
詳細が決まっていない協定書は不十分との批判は、どこまで詳細を決めれば良いかを示さない限り、
行政効率を意図的に無視し、反対のための反対論でしかありません。
今、重要な事は、大阪府と大阪市を変えるのか、今のままで良いのか、
そのための住民投票として、必要十分な実施をどうすれば出来るかという事にあります。
大阪の再生には、新たな大都市制度の実現しかなく、今こそ府市の再編により、
広域機能を一元化して、都市間競争に打ち勝つ強い大阪を実現すべきであります。
議員各位におかれましては、良識ある判断をしていただき、
特別区設置協定書の承認に賛成していただきますようお願い致します。

以上、縷々申し上げて参りましたが、
議案第1号「平成26年度大阪府一般会計補正予算(第2号)の件」については、
計上されている「旧健康科学センタービル改修等事業費」につきましては、
附帯決議を付して賛成し、残余の知事提出議案には全て賛成である事を表明し、
我が会派の討論と致します。
ご静聴有難うございました。

議長:次に、奴井和幸君を指名致します。奴井和幸君。

奴井和幸議員:
自由民主党大阪府議会議員団の奴井和幸でございます。
採決に先立ち、今議会に提案されている諸議案等について我が会派の意見と態度を表明させていただきます。
まず、第1号議案「平成26年度大阪府一般会計補正予算(第2号)の件」中、関係事項、
及び第56号議案「大阪府立学校条例一部改正の件」については、
府が市立学校の移管を受ける事には、反対は致しませんが、
この移管に際し、初期費用で19億円、運営費に毎年9.1億円、起債の償還残高で22.9億円
更に老朽化対策で75億円程度が必要との試算があり、多額の財政負担が生じると聞いております。
移管を受入れるに際し、他の行政サービスに影響が生じる事はあってはならないと、
我が会派は、かねてより主張をしてきましたが、
移管を受入れるに伴って生じる新たな財政負担の軽減を図るため、
支援学校の移管と財源問題等、セットで考えるべきであります。
その一つとして、大阪市との差等補助の見直し議論の際、知事と宝くじの分配について、
議論をして参りました。
現在も協議中との事でありますので、速やかに財源問題を解決するよう求めておきます。

次に、第13号議案「大阪府市地方独立行政法人大阪産業技術研究所評価委員会の共同設置に関する件」
これに関連する第17号議案「地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
及び地方独立行政法人大阪市立工業研究所の新設合併に関する件」
及び第44号議案「大阪府地方独立行政法人評価委員会条例一部改正の件」
また、第14号議案「大阪府市港湾委員会及び大阪府市港湾委員会事務局の共同設置に関する件」と
これに関連する第15号議案「大阪府市港湾審議会の共同設置に関する件」
第21号議案「大阪府市港湾委員会条例制定の件」
及び第51号議案「大阪府地方港湾審議会条例一部改正の件」
更に第18号議案「大阪府国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業の用に供する施設を使用させる期間を
定める条例制定の件」については、同じ議案が既に大阪市会において否決されています。
知事は、府議会でも改めて議論して欲しいと議案を提出されましたが、
我が会派は、議案提出前の政調会や代表質問でも触れ、その他さまざまな機会を通じて、
考え方を理事者側に伝えて参りました。
市会で否決されても、尚同様の議案を提出したのは、まさに議案提出権の乱用であり、
提出者の見識を疑わざるを得ません。

次に、第16号議案「特別区設置協定書について承認を求める件」については、
既に府議会において、無効が決議されており、審議に値しない協定書であります。
しかし、松井知事から、この協定書について議論を深めて欲しいとの要請を受け、
我が会派は、協定書の中身について真摯に議論を深めて参りました。
そこで、この協定書が橋下市長・松井知事が街頭演説等で主張されている都構想と
今議会に提案されている特別区設置の協定書が、同じ内容なのか確認するために、
知事に、さまざまな問題点について質問を致しましたが、
知事は都合の悪い質問については、すり替え、誤魔化しを繰り返し、入口論に終始し、
議論を深める事はありませんでした。

また、事務局との質疑で明らかになった事は、この協定書のどこを見ても
知事が街頭演説等で住民に説明されているような内容にはなっていない事が判明しました。
更には、この協定書は、住民投票後に決める事があまりにも多く、
事実上、白紙委任を求める内容であり、住民投票に掛けられる内容にはなっていません
更に議論を深めた結果、都構想を進めなくとも、府・市連携による改革に取組めば、
大阪市を解体する事なく、広域行政の一元化と、二重行政の解消が可能だという事が、
数字などを含めた議論の結果、明らかになりました。
これらの議論を踏まえ、我が会派は、16号議案について反対との結論に至りました事を
はっきり申し上げます。
以上、申し上げました通り、付託されている諸議案の内、13号議案から第18号議案まで、
第21号議案、第44号議案、第51号議案については反対
残余の議案については、全て賛成である事を申し上げ我が会派の討論と致します。
ご静聴有難うございました。

(ヤジ) (良かったぞ) (黙ってられへん)

議長:次に、上の和明君を指名致します。上の和明君。

上の和明議員:  
民主党無所属ネットの上の和明でございます。
今時定例会に提案のあった知事提出議案について、会派を代表し意見と態度を表明します。
まずは、認定こども園における学級編制基準の解約の件です。
我が会派の代表質問や教育常任委員会で申し上げた通り、
当初の条例案は、これまで府がとってきた基本的な姿勢を後退させるものであって、
決して好ましいものではないと考えています。
知事や教育長は、35人はあくまで上限であって、地域の事情に応じて25人としても良く、
施策の後退ではないとの答弁が為されたところです。
しかし、ここで大切な事は25人の担保をしっかりと確保する事であって、
この事からすれば、当初案の内容は到底容認できるものではないと申し上げてきたところです。
特に、知事と幼稚園関係者との懇談会での発言が、議会の答弁と大きく食い違うものであった事は
残念でなりません。
但し幸いにして本日、知事から修正議案が提出されるとの事ですので、
その内容を見てから、改めて意見を申し上げたいと思います。

次に、高校の再編整備の件です。
先月の教育委員会会議で、池田北高校、咲洲高校の2校について、
平成28年度入学生から募集を停止する方針が提示されました。
府立学校条例の再編整備計画について、その問題点を我が会派は予てより指摘しているところですが、
進学を希望する生徒の受け皿の確保は、公共の責任です。
また今後、社会経済情勢の変化や国の制度変更などがあった時に、
これまで私学へ流れていた入学生が再び公立へと回帰する事は、十分あり得る事です。
この時になって慌てたとしても、言うまでもなく学校は直ぐに用意できる性格のものではありません。
学校の再編整備では、公平性、合理性に照らして妥当である事、
将来の情勢変化にも柔軟に対応出来る事、この両方を満たしている事が条件になるはずです。
にも拘わらず、この度特定の二つの学校の名称のみ抜き打ち的に先行して公表しましたが、
先ほど述べた条件に合致するかどうかも不透明であって、
今後、平成30年度までに7校の再編整備計画を打ち出している中では、進め方が不適切であると考えます。
今後、慎重な検討を務めていただきますようお願いしておきます。

次に、大阪市の特別支援学校の府への移管の件です。
机上の理論によって分担整備すれば終わるという話じゃなく、
大阪市が実現してきた高いレベルの支援教育を府においても低下させる事なく維持していく事が大切です。
とはいえ、その為に府に追加的な財政負担が発生する事は好ましくなく、
如何様に掛かる財布の詰めは、しっかりと行っていただきますようお願いしておきます。

次に、府営住宅の市町村への移管の件です。
担当部局では、移管に向けた準備を進めていると聞いていますが、
本年2月の代表質問で申し上げた通り、公営住宅は基礎自治体の仕事なので、
移管するという考え方は短絡的すぎます。
市町村からの希望を受けての事なら理解できますが、独自の公営住宅を有しない市町村に対して、
基礎自治体の仕事として押し付けるのは無責任です。
市町村側の意向を汲み取りつつ無理のない移管となるように、慎重な対応をお願いをしておきます。

次に、大阪府市港湾委員会の共同設置の件、
及び大阪府立産業技術総合研究所と市立工業研究所の新設合併の件です。
これらの提案について、既に大阪市会では関係議案が否決されています。
その事に何ら配慮する事なく、府議会で関係議案をそのまま採決に付す事は、
無責任な対応であると委員会でも問題点を指摘致しました。
まず、為すべき事は大阪市会の理解が得られるよう府・市が足並みを揃えて取組む事であると考えます。
本来であれば、ここは一旦議案を取り下げて府民のより一層の理解が得られるよう努めるべきです。
よって、議案第14号「大阪府市港湾委員会及び大阪府市港湾委員会事務局の共同設置に関する件」
第15号「大阪府市港湾審議会の共同設置に関する件」
第21号「大阪府市港湾委員会条例制定の件」
第51号「大阪府地方港湾審議会条例一部改正の件」
そして、第13号「大阪府市地方独立行政法人大阪産業技術研究所評価委員会の共同設置に関する件」
第17号「地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所及び
地方独立行政法人大阪市立工業研究所の新設合併に関する件」
第44号「大阪府地方独立行政法人評価委員会条例一部改正の件」
以上の議案について反対と致します。

次に、国家戦略特区の外国人滞在施設経営事業の件です。
我が会派の代表質問で申し上げた通り、この案件には多くの課題がありますので、
その整備をしっかり行う事が必要です。
大阪市議会で同様の条例案が否決された事をみても、まずはじっくりと研究を進めるべきです。
拙速な対応は避けて慎重な対応に務めるというのは、行政として当たり前の姿勢です。
よって、関係議案の第18号
「大阪府国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業の用に供する施設を使用させる期間を定める条例制定の件」
については反対を致します。

最後に、特別区設置協定書の件です。
大阪市が分割されたとして、各特別区がその自治をしっかりと担っていくためには、
それを支える自主財源権と自主行政権が強固である事、
即ち地域行政総合機能がしっかり確保されている事が絶対不可欠です。
しかし、そのような自治体に再編されるのだと確信できる提案は、
現在に至るまで残念ながら提示されておりません。
代表質問でも指摘してきたように、これまで大阪市が築き上げた大都市としての伝統や中枢機能を
弱めるだけのものと言わざるを得ません。
議案第16号「特別区設置協定書について承認を求める件」については反対であると表明致します。
最後にこのあと採決に付される残余の議案全てに賛成すると申し上げて、
我が会派の討論と致します。ご静聴有難うございました。

議長:
以上で通告による討論は終わりました。
これを以て討論は終結致します。
これより日程第2の議案について採決に入りたいと思いますが、
議事の都合により分離して採決致します。
まず、第16号議案「特別区設置協定書について承認を求める件」を起立により採決致します。
本件に対する総務常任委員会委員長の報告は不承認であります。
本件につきまして承認する事に賛成の方はご起立願います。
起立少数であります。
よって、第16号議案は、不承認とする事に決定致しました。どうぞお座りください。

次に、議案第14号、第15号、21号及び第51号の4件を一括して起立により採決致します。
以上の議案に対する都市住宅常任委員会委員長の報告は否決であります。
以上、議案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
はい、起立少数であります。
よって、以上の議案4件は否決されました。

次に第18号議案
「大阪府国家戦略特別区域外国人滞在施設経営事業の用に供する施設を使用させる期間を定める条例制定の件」を
起立により採決致します。
本案に対する総務常任委員会委員長の報告は否決であります。
本案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
はい、起立少数であります。
よって第18号議案は否決されました。

次に、議案第13号、第17号及び第44号の3件を一括して起立により採決致します。
以上の議案に対する商工労働常任委員会委員長の報告は原案の通り可決であります。
以上の議案につきまして委員長の報告の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
はい、起立少数であります。
よって、以上の議案3件は否決されました。

次に、議案第1号、第31号、第37号、第46号及び第56号の5件を一括して起立により採決致します。
以上の議案に対する関係常任委員会委員長の報告は原案の通り可決であります。
以上の議案につきまして委員長の報告通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
起立多数であります。
よって、以上の議案5件は原案の通り可決されました。

次に、第24号議案「大阪府衛生行政事務手数料条例一部改正の件」を採決致します。
念のため申し上げます。
本件は委員会審査終了後、議案の訂正があり総務常任委員会所管部分は、
削除されましたのでご了承願います。
本件に対する健康福祉常任委員会委員長の報告は原案の通り可決であります。
お諮り致します。
本件は委員長の報告の通り決定する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、よって第24号議案は原案の通り可決されました。

次に、残余の議案46件を一括して採決致します。
残余の議案に対する各常任委員会委員長の報告は原案の通り可決であります。
お諮り致します。
残余の議案は委員長の報告の通り決定する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、残余の議案46件は原案の通り可決されました。

日程第3、本定例会受理の請願第44号から第48号まで、及び第50号、
「腎疾患総合対策の早期確立等に関する件」ほか5件を一括議題と致します。
関係常任委員会の審査報告書は、お手元に配付しておきましたのでご了承願います。
これより請願の採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決を致します。
まず、請願第46号から第48号まで、及び第50号の4件を一括して起立により採決致します。
以上の請願に対する関係常任委員会委員長の報告は、不採択であります。
以上の請願につきまして、採択する事に賛成の方はご起立願います。
はい、起立少数であります。
よって、以上の議案4件は不採択とする事に決定致しました。

次に、請願第44号及び第45号の2件を一括して採決致します。
以上の請願に対する関係常任委員会委員長の報告は、採択であります。
お諮り致します。
以上の請願につきまして、委員長の報告の通り採択する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、以上の請願2件は採択する事に決定致しました。
尚、只今採択されました請願2件につきましては知事に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求致します。

知事から第66号議案及び報告第16号から第36号まで
「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」ほか21件が追加提出されました。
お諮り致します。
この際、以上の諸議案22件を日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって第66号議案及び報告第16号から第36号までの22件を一括議題と致します。
議案はお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。
議案につきまして、知事の説明を求めます。
知事、松井一郎君。

松井: (略)

議長:
以上で知事の説明は終わりました。
議案に対する質疑は通告がありませんので、質疑なしと認めます。
第66号議案は所管の教育常任委員会及び健康福祉常任委員会に付託致します。
お諮り致します。
議決不要の報告4件は除く報告第14号から第32号までの17件は、
決算特別委員会に付託する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、以上の報告17件は決算特別委員会に付託する事に決定致しました。

議長の手元に花谷充愉君ほか14人から議員提出第4号議案 
「大阪府情報公開条例一部改正の件」が提出されました。
お諮り致します。
この際、議員提出第4号議案を日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出第4号議案を議題と致します。
議案はお手元に配付致しておきましたので、ご了承願います。
議案につきまして、提出者の説明を求めます。宗清皇一君。

宗清皇一議員:
自由民主党大阪府議会議員団の宗清皇一でございます。
只今議題となりました議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正の件」について、
提出者を代表致しまして、提案趣旨説明をさしていただきます。
この条例改正案は、2月議会でも提案をさしていただきましたが、
特別顧問と特別参与の活動の「見える化」を目指しています。
我が会派は、特別顧問及び特別参与に対する高い報酬額の根拠として、
松井知事が予てから主張されているミッションの重要性、求められる役割及びその活動の実態から
特別顧問等が府に対して行う助言等は、審議会等の答申と同じ意味を持つと考えています。
そのため現在、大阪府情報公開条例に定められている会議の公開の規定を改正し、
特別顧問等の活動を審議会等と同様に公開する事により、
特別顧問等の公正な活動の確保に資すると共に、府民参加による府政の推進に寄与する事、
更には、特別顧問等が行う打ち合わせなどに対する報酬の支出が適正か否かの判断が可能になると考えています。
議員の皆さま方におかれましては、以上ご説明をさしていただきました提案趣旨を
ご理解いただきまして、是非ともご賛同賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
ご静聴有難うございました。

議長:
以上で提出者の説明は終わりました。
議案に対する質疑は、通告がありませんので質疑なしと認めます。
お諮り致します。
本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
討論は、通告がありませんので討論なしと認めます。
これより、議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正の件」を起立により採決致します。
本案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
はい、起立多数であります。
よって、議員提出第4号議案は、原案の通り可決されました。

この際、議事の都合により暫時休憩致します。


―暫時休憩



そして本日、3回目の本会議が23:40より再開した。


議長:
これより休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮り致します。
議事進行の都合により、本日はこれを以て延会し、明10月28日午前0時1分より
本日の日程に引き続き会議を開く事に致したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
そのように決定を致します。
本日は、これを以て延会致します。

―延会


ちゅう事で、再開したと思たら、直ぐに延会しますって事になった。
何故か、こんな表示があったw

以前の使い回しか?と思て、一体いつの6/3やろと思て調べてみたw
平成23年5月定例本会議に使たみたい。
この日の議事録見ると2011.06.03(金)06.04(土)で、延会してた。
この時も荒れてたんやな。
この日の審議結果もリンク置いとこw


この休憩中、教育常任委員会と健康福祉常任委員会では、
急遽提案された第65号議案の撤回についての意見開陳と各採決が行われてた。

それにしても、0時1分からて、えらい中途半端やなと思たけど、
その時間になっても再開されず、中継メニューも「本日のライブ中継はありません」になってしもて、
ライブなし?と思たけど、とりあえずはいつものURLでスタンバイw
25時を過ぎても再開されず、また岡田議員へ質問させてもらった。

延会前に議長が0時1分からて言うてた時点では、松井の再議は予定してなかったんか?
松井のせいで夜中に会議とか、こんなん大阪だけちゃうん?
結局、4回目の本会議は、日付変わって10/28(火)午前01:20より再開された。


議長:
これより、本日(10/28)の会議を開きます。
これより延会前の議事を続行致します。
議長の手元に教育常任委員会委員長及び健康福祉常任委員会委員長から
議案審査報告書が提出されました。
お諮り致します。
この際、第66号議案「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」について、
日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、第66号議案「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」を議題と致します。
関係常任委員会の審査報告書は、お手元に配付しておきましたのでご了承願います。
委員長の口頭報告は省略致します。
討論は通告ありませんので、討論なしと認めます。
これより、第66号議案「大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正の件」を採決と致します。
本案に対する関係常任委員会委員長の報告は原案の通り可決であります。
お諮り致します。
本案は、委員長の報告の通り決定する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、第66号議案は原案の通り可決されました。

議長の手元に教育常任委員会委員長及び健康福祉常任委員会委員長から
請願審査報告書が提出されました。
お諮り致します。
この際、請願第49号「府認定子ども園の認定の要件に関する基準及び審査基準に関する条例に関する件」
について、日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、請願第49号「府認定子ども園の認定の要件に関する基準及び審査基準に関する条例に関する件」
を議題と致します。
関係常任委員会の審査報告書は、お手元に配付しておきましたのでご了承願います。
これより、請願第49号を起立により採決致します。
本請願に対する関係常任委員会委員長の報告は、不採択であります。
本請願につきまして、採択とする事に賛成の方はご起立願います。
起立少数であります。
よって、請願第49号は不採択とする事に決定致しました。

お諮り致します。
議長の手元に意見書案10件が提出されました。
この際これを日程に追加し、順序を変更して直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、意見書案第1号から第10号まで
「ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する救済を求める意見書」ほか、9件を一括議題と致します。
議案は、お手元に配付しておきましたのでご了承願います。
お諮り致します。
以上の議案は、会議規則第37条第3項の規定により、提出者の説明及び
委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
これより討論に入ります。
通告により上島一彦君を指名致します。上島一彦君。

上島一彦:
お疲れさまです。
大阪維新の会・みんなの党 都構想推進大阪府議会議員団の上島一彦でございます。
会派を代表しまして、第9号及び第10号意見書案につきまして、
我が会派の態度と見解を表明させていただきます。
 (略)
宜しくお願い申し上げまして、提案説明と致します。ご静聴有難うございました。

(訂正せえよ) (提案説明とちゃうぞ) (提案説明と違うぞ) (訂正せえよ)
(提案説明違うやろ) (訂正せえよ) (違反ちゃうの) (提案説明と違うのよ)

議長:
以上で通告による討論は終わりました。
これを以て討論は終結を致します。

(修正せーよ) (議事進行) (何が議事進行やな) (ガヤガヤ)
(議長:へへへ(笑)) (ガヤガヤ) (議長:はい)

上島:はい。

議長:はい、上島。

(何が議事進行やな)(ほんまや)

上島:
大変失礼を致しました。
先ほど、えー、提案説明と申し上げましたが、討論でございます。
訂正をさしていただきます。失礼を致しました。

議長:
再度申し上げます。
以上で通告による討論は終わりました。
これを以て討論は終結を致します。
これより、意見書案の採決に入りたいと思いますが、議事の都合により分離して採決致します。
まず、第3号意見書案「地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書」
起立により採決致します。
本案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
はい結構です。起立多数であります。
よって、第3号意見書案は原案の通り可決されました。

次に、意見書案第9号「国会における憲法改正議論の推進を求める意見書」
第10号「「慰安婦問題」に関する適切な対応を求める意見書」の2件を一括して起立により採決致します。
以上の意見書案につきまして原案の通り決定する事に賛成の方はご起立願います。
起立多数であります。
よって、以上の意見書案2件は原案の通り可決されました。

次に、意見書案第1号「ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する救済を求める意見書」
第2号「奨学金制度の充実を求める意見書」
第4号「中小企業の事業環境の改善を求める意見書」
第5号「産後ケア体制の支援強化を求める意見書」
第6号「軽度外傷性脳損傷に係る周知及び適切な労災認定に向けた取組の推進を求める意見書」
第7号「私学助成の充実に関する意見書」
及び第8号「森林整備加速化・林業再生基金事業の継続を求める意見書」の7件を一括して採決致します。
お諮り致します。
以上の意見書案は、原案の通り決定する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、以上の意見書案7件は原案の通り可決されました。

日程第4「大阪府議会議員派遣の件」を議題と致します。
お諮り致します。
第125条第1項の規定により、お手元に配付の通り「地方議会活性化シンポジウム2014」
第14回都道府県議会議員研究交流大会及び第11回近畿6府県議員交流フォーラムに
それぞれ派遣したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、本件はお手元に配付の通り、それぞれ派遣する事に決定を致しました。

議長の手元に知事から10月27日の会議において、議決した議決提出第4号議案について
地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付する旨の文書が提出されました。
お諮り致します。
この際、議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正」再議の件について、
日程に追加し、直ちに議題とする事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認めます。
よって、議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正」再議の件を議題と致します。
文書はお手元に配付致しておきましたのでご了承願います。
知事から再議を付した理由の説明を求めます。知事、松井一郎君。

松井:
再議提案の理由を説明さしていただきます。
先ほど議決されました議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正の件」については、
次の理由により異議があるために、地方自治法第176条第1項の規定に基づき再議をお願いするものです。
地方自治法上の位置付けにおいて、特別顧問及び特別参与職員と同様、補助機関の一員であり、
その活動として、議会における議論に加えて、高い専門性を活かした調査・助言を行っている事から、
特別顧問及び特別参与の活動の公開を審議会等の会議の公開を定めた、
情報公開条例第33条で規定する個とは適切ではありません。
また、特別顧問及び特別参与の活動を同条例第8条、第9条に該当する場合を除いて、
原則全て公開する事は、長の政策形成過程における特別顧問・特別参与の自由な議論・意見交換を
阻害し、ひいては、特別顧問及び特別参与に期待する役割が十分に発揮できなくなるおそれがあり、
府政の改革等の推進に支障があります。
また、公開すべき活動の場が相当数存在する事から、業務の負担が著しく生じる事となります。
これらの事から、大阪府情報公開条例改正する事は適当でないと考えます。
尚、特別顧問及び特別参与の職務に遂行に係る情報については、
平成26年9月19日に定めた「特別顧問及び特別参与の職務の公表等に関する運用指針」に基づき、
公開を進めているところです。
以上の事から、再度ご審議賜りますようお願いを申し上げます。

議長:
以上で知事の説明は終わりました。
本件に対する質疑は、通告がありませんので質疑なしと認めます。
お諮り致します。
本件は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略する事にご異議ありませんか。
(異議なし)
ご異議なしと認め、そのように決定致します。
これより討論に入ります。
通告により、宗清皇一君を指名致します。宗清皇一君。

宗清皇一議員:
自由民主党大阪府議会議員団の宗清皇一でございます。
採決に先立ち、再議案件について我が会派の意見と態度を表明さしていただきます。
松井知事、貴方は一体何回再議を付すんでしょうか
何回したか覚えてはりますか?
5回目ですよ
貴方は議会の過半数が民意だと言い、私たちに議会の議決を尊重するように求めてきました。
そうであれば議会の過半数の民意、議決を無視してまで再議をする理由など、どこにもありません
(その通りやな)
我が会派が2月定例会に引き続き、この条例案を提案するに至った理由は、
これまで約3年間に渡り、特別顧問等の活動日時や場所、テーマなどについて、
事前に公表するよう求めてきましたが、知事が全くこれに応じる事がありませんでしたので、
原則、事前公表する事を内容とする条例改正案を提案したものであります。
何度も申し上げていますけれども、特別顧問等は、あくまで外部の人間であります。
職員のように厳しい採用試験に合格したわけでもなく、議会の承認もありません。
知事が好き勝手に選んでいます
また、特別顧問等は職員のような評価制度もなく、責任を持って仕事を遂行しているかどうかも分かりません。
高額な報酬を貴重な税金で支払っているにも拘わらず、
府民や議会がその仕事をチェックする事が出来ないのです。
ですから、彼らの職務は、調査や知事に対する助言を行うのであるにも拘わらず、
例えば、府民や議会の知り得ないところ、見えないところで職員に対して勝手に指示を出すなど、
権限を逸脱する活動実態が仮にあったとしても、分からない事に問題の本質があります。
公開されれば、府政の改革等に支障があるとする主張の根拠は、
まさに問題がそこにある事を隠蔽したいからではないでしょうか

松井知事、何故、執拗以上に特別顧問等の活動だけを隠されようとするのでしょうか。
我々が知る事で何やか不利益があるのでしょうか
再議をしてまで一体誰を何を守ろうとしているのでしょうか
全く理解できません。
この度、再議に付された我が会派提案の第4号議案につきましては、
特別顧問等の活動実態に焦点を当てて、透明性の確保を図るため、
特別顧問等の活動を原則事前公表とし、現行の条例第8条第9条に該当するものを除き、
報酬の支給対象となる全ての活動を原則公開としています。
第8条第9条に該当して非公開とする場合でも、日時やその目的などを事前公表する事で、
透明性が確保されます。
特別顧問等に対し、高額な報酬を貴重な府民の税金から支払う以上
府民に対する公開責任と、説明責任等果たすには、我が会派提案の条例案こそ可能となります。
これを再議に付すとは、知事は府民に対する説明責任を果たさないばかりか
情報公開に対し、全く否定的な考え方を押し通そうとするもので、
貴方が守るべきは府民の権利であり、特別顧問等ではありません
以上の通り、再議案件につきましては、他会派の皆さま方にも、我が会派提案の条例案に
改めてご賛同賜りますよう、お願いを申し上げます。

尚、この条例改正案が否決された場合には次の議会でも再提案し、
特別顧問等の活動の実態の「見える化」を目指す事を表明し、我が会派の討論と致します。
ご静聴有難うございました。

(不信任案、出されたら、もう死んでしまうやろ)  (やかましい)

議長:
以上で、通告による討論は終わりました。
これを以て討論は終結を致します。
これより、議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正」再議の件を起立により採決致します。
この場合、先の議決の通り決定する事については、地方自治法第176条第3項の規定によって、
出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。
出席議員数を確認致しますので暫くお待ちください。
現在の出席議員は105人であり、その3分の2は70人です。
本件を先の議決の通り、決定する事に賛成の方はご起立願います。
只今の起立者は、所定数に達しておりません。
よって、議員提出第4号議案「大阪府情報公開条例一部改正」再議の件は、
先の議決の通り決定する事が否決されましたので廃案となりました。
お諮り致します。
本日は、これを以て散会し12月4日午後1時より会議を開きたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(異議なし)
はい、ご異議なしと認め、そのように決定致します。
12月4日の議事日程は、当日配付致しますのでご了承願います。
本日はこれを以て散会致します。ご苦労様でした。お疲れさまでした、どうも~。




以上です。

10/27(月)16時50分に開会された本議会は、翌10/28(火)25時46分頃に散会した。

宗清議員も指摘されてた再議の回数、この半年で5回目という異常さ。

◆再議に付した5回の会議
2014.06.06(金)「大阪府情報公開条例の一部改正の件」 
  ・2014.06.06(金)大阪府議会 本会議「松井の再議」文字起こし
   
2014.07.25(金)「大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件
 ・2014.07.25(金)大阪府議会7月臨時会『再議の説明、質疑、討論』八重樫・宗清・中村・岩下・奴井各議員文字起こし

2014.08.15(金)「大阪府議会における大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦手続に関する条例制定の件
 ・大阪府議会本会議 8月臨時会「松井・3度目の再議」文字起こし

2014.10.23(木)「大阪府・大阪市特別区設置協議会委員の推薦にかかる動議」 
  ・2014.10.23(木)大阪府議会 本会議 文字起こし

2014.10.27(月)「大阪府情報公開条例一部改正の件


もう特別顧問・参与は(゚⊿゚)イラネ
府民の利益になってへんどころかマイナス(゙ `-´)/

9月の「大阪府に寄せられたご意見」では、大阪府議会に関するものが411件もある。
今回の松井の暴挙も、「府民の声(府政へのご意見)」へ届けるべきやと思う。
皆さまの声が日々の府政運営に役立っています!!」とか書いてるわりには役立ててないな?w
しかも、「府民の声の見える化」を実施してとも書いてるのに、
「見える化」どころか「隠蔽化」してるやろヾ(*`Д´*)ノ



※以下、参照
◆大阪府議会 議会中継

◆大阪府議会 会議録検索

◆大阪府議会 9月定例会提出議案・審議結果一覧

◆大阪府議会 9月定例会意見書・決議の審議結果

◆大阪府議会 9月定例会(前半)請願審議結果



◆大阪府議会9月定例会質問予定概要

◆大阪府議会9月定例本会議 2014.10.09(木)概要


◆2014.10.23(木)大阪府議会 本会議「花谷充愉議員の討論」 文字起こし

◆2014.10.23(木)大阪府議会 総務常任委員会「花谷議員の質疑」と「維新策略の真相」 文字起こし

◆2014.10.23(木)大阪府議会 総務常任委員会「宗清皇一議員の質疑」 文字起こし

◆2014.10.27(月)大阪府議会 総務常任委員会 文字起こし



◆2014.09.30(火)大阪府議会 「置田浩之の質問」 文字起こし

◆2014.10.01(水)大阪府議会「八重樫善幸議員・協定書について」 文字起こし

◆2014.10.02(木)大阪府議会「花谷充愉議員・特別区設置協定書について」及び「大阪戦略調整会議について」文字起こし

◆2014.10.03(金)大阪府議会「中村哲之助議員・大阪市の解体への警鐘について」 文字起こし

◆2014.10.06(月)大阪府議会「伏見 隆・大阪都構想のメリットについて」 文字起こし

◆2014.10.09(木)大阪府議会 本会議「大阪府・大阪市特別区協議会委員の推薦に係る動議が可決」 文字起こし


議員提出第1号決議案 岡沢健二議長に対する不信任決議

議員提出第2号議案 大阪府議会会議規則一部改正の件

◆大阪府議会会議規則一部改正の件の即決を求める動議 2014.09.25(木) 9月定例会 文字起こし

議員提出第3号議案 大阪戦略調整会議の設置に関する条例制定の件

議員提出第2号決議案 大阪市の区域における特別区設置協定書案の無効を宣言するとともに、
正常な大阪府・大阪市特別区設置協議会の速やかな開催を求める決議

大阪戦略調整会議の設置に関する条例制定の件  花谷議員の趣旨説明 



◆2月・9月定例会採択された請願の処理経過及び結果報告

◆9月定例会意見書・決議の審議結果




◆2014.08.15(金)~08.27(水)大阪府議会8月臨時会文字起こし

2014.08.27(水) 大阪府議会 8月臨時議会


◆ 2014.07.25(金) 大阪府議会7月臨時会文字起こし
提案説明 清水義人議員

議案に対する質疑』清水議員・花谷議員・冨田議員

議案に対する討論』林議員・宗清議員・中村議員

再議の説明、質疑、討論』八重樫・宗清・中村・岩下・奴井各議員


◆平成26年2月定例会報告

◆平成26年5月定例会報告

◆平成26年7月臨時会議案審議結果(平成26年7月25日)

◆平成26年8月臨時会報告

◆議会の動き(平成26年9月から平成27年1月





◆2014.08.07(木) 大阪市会本会議 臨時議会『橋下の再議説明』文字起こし

◆2014.09.26(金) 第19回 大阪府・大阪市特別区設置協議会文字起こし


◆2014.9.10(木) 「特別区設置協定書についての第1回合同勉強会」文字起こし
八重樫善幸議員

明石直樹議員 

柳本顕議員 

宗清皇一議員 

花谷充愉議員

長尾秀樹議員 


◆2014.9.30(火)第187回国会(臨時会)衆議院「江田憲司質疑・都構想について」文字起こし

◆2014.10.06(月)第187回国会(臨時会)衆議院「松浪健太・大阪都構想陳情」文字起こし




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